株式会社Mogura主催のカンファレンス「XR Kaigi 2024」が、2024年12月11日(水)〜13日(金)の3日間にわたり開催されます。会場は、ポートシティ竹芝内(ポートホール・東京都立産業貿易センター浜松町館)です。
本記事では、数ある「XR Kaigi 2024」のセッション、出展ブースの中から「バーチャルエンタメ」に特化している企画をピックアップ。その内容を一部紹介します。
セッション情報
Robloxの可能性と、ゆるキャラゲーム開発の事例
開催日時:12月12日(木曜日)12:05~12:50
本講演では、ambrが開発した公式ゆるキャラメタバース&ゲーム「ゆるバース」の事例を元に、Robloxの可能性と開発のヒントをご共有します。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/308916/263776
メタバースでのクリエイティブで大切なことは?
開催日時:12月12日(木曜日)14:15~15:00
「異次元TOKYO」の映像監督であり、VRChatでも数多くの音楽ライブやイベントを製作している篠田利隆(dshino)が、メタバースでクリエイティブな表現を発表するために、裏側でどのような仕事を行っているかを、実例をもとに紹介しつつ、作品作りのこだわりについて語ります。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/308916/263764
「没入」概念を再考する──ゲーム研究からの視座
VRやXR開発の重要キーワードである「没入」概念を、その定義と学説史から再考します。そのうえで没入は単なる「技術」の問題ではないこと、その本質は「遊び」の意識や態度と深く関わっていることを説明します。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/308916/263752
「VTuber×モノづくり」の可能性
開催日時:12月12日(木曜日)17:55~18:40
おむらいす食堂、三珠さくまるという、日々クリエイティブな動画や作品作りに専念している2名に、製作の裏側について語り、「VTuber×モノづくり」の今後の可能性について探っていきます。
・おむらいす食堂に見る「バーチャルに広がる」創作活動:おむらいす食堂
・ド素人からはじめるVtuberのXR技術の進化とその提示:三珠さくまる
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/308916/263765
VTuberのバーチャルライブはどのように実現しているか?
開催日時:12月13日(金曜日)11:00〜11:45
VTuber出演によるバーチャルライブはすでに世界的に大きな盛り上がりを見せている。これまで数多くのバーチャルライブを手掛けている株式会社TRIBALCON. 所属のclocknote.が、実例をもとに舞台裏の技術について紹介する。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/308916/263790
メタバースの挑戦者たち:継続的な挑戦のその先に
開催日時:12月13日(金曜日)17:55〜18:40
ビームス、サンリオ、横須賀市といった異なる業界からパネリストが登壇。メタバースに何度もトライ&エラーを重ね、得た成果と学びについて紹介。各社がどのように新規事業を成功に導いたのか、実例をもとに深掘りします。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/308916/269507
AR×ドラムで切り拓く音楽表現
開催日時:12月13日(金曜日)17:55〜18:40
TOKYO NODE XR Hackathon 受賞作品、ライブハウスでのARライブなどの個人制作について、技術的背景、動機、試行錯誤をお話しします。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/308916/263763
出展情報
株式会社Gugenka
株式会社Gugenkaでは、「ホロモデル」「おしゃべんり」「メイクアバター」や、VRChat法人契約代行を出展します。
「ホロモデル」は、MetaQuest 3やApple Vision Proといったヘッドセットをかぶることで、人気キャラクターの3Dモデルを目の前に出現させ、鑑賞が可能なMRアプリです。声優事務所と提携した音声読み上げツール「おしゃべんり」では、文字を入力するだけでキャラクターが喋ってくれます。「メイクアバター」ではアバターをスマホだけで制作し、VRChatなどのサービスで利用できます。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/241102
株式会社ハシラス
株式会社ハシラスは、新作XRのデモツール「GAZTUNT XR(ガツント エックスアール)」を展示します。手型に手を当てて呪文を唱えると、現実空間にバーチャルな物体を召喚可能です。また、VRヘッドセットのパススルー機能とライド筐体を組み合わせて、渋谷や東京タワーをグルリと巡る観光体験もできます。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/242356
株式会社 moze
株式会社mozeは、Robloxのバーチャル空間を体験できる試遊ブースを出展。ドラゴンの卵を見つけ出してドラゴンに変身する「Find the Dragons Morphs」といったエクスペリエンスを発表しています。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/242360
株式会社ambr
株式会社ambrは、「gogh: Focus with Your Avatar」と「ゆるバース in Roblox」を展示します。「gogh: Focus with Your Avatar」は、自由にカスタマイズした部屋とマイアバターを作り、好きな音楽を流しながら勉強や作業に集中できるPC向けアプリです。「ゆるバース in Roblox」は、ご当地キャラクターによる地方創生イベント「ゆるバース」をRoblox上に再現したバーチャル空間です。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/253436
株式会社ほぼ日
株式会社ほぼ日が出展する「ほぼ日のアースボール」は、AR技術を使った新しい地球儀です。手のひらサイズの地球儀にスマートフォンやタブレットをかざすと、世界のいろんな情報が飛び出します。また、日本でもリリース予定のグローバル版新アプリ「Hobonichi Globe」では、最新の3Dグラフィックスを活用し、映像も体験も進化しているとのこと。研究開発中のApple Vision Proを活用した体験も用意されます。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/260284
株式会社東京ドーム
株式会社東京ドームでは、東京ドームシティアトラクションズでオープンした「XRミッション バトルワールド2045」を出展。プレイヤーが広大なゲーム世界を自由に歩き回れるフリーローミングタイプのXRシューティングアトラクションで、AWE Asia 2024にてVR部門の最優秀賞を受賞しています。なお、体験スペースが十分に確保できないため映像ベースでの体験になるとのこと。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/266722
ホログラム株式会社
ホログラム株式会社のブースでは、「だんグラ」「ホログラス」「ホロスター」といった各種ハードウェアの体験や、自社で開発しているソフトウェアプロダクトの体験ができます。「だんグラ」は、スマートフォンと組み合わせて利用できる手軽で安価なMRグラスで、「ホログラス」はミラー一体型のレンズ、「ホロスター」はアニメやゲーム、SFの世界でみかける「スカウター」型のレンズキットです。ソフトウェアとして出展する「メイロメイカーMR」では、MR技術を活用した立体迷路体験が可能です。
https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/242355
一般社団法人 VRM コンソーシアム
一般社団法人VRMコンソーシアムでは、一般より広く3Dアバター作品を募集した「アバターアワード」の授賞式を開催します。ブース会場では、アバターアワードでノミネートされた12体の作品が、空間ディスプレイのなかでランウェイを歩き、裸眼での3Dアバターのモーションを体験できます。また、会場ではフライヤー「アバタークリエイター2024」の配布を予定です。
詳細:https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/266604
謎解き5Gアドベンチャー:電信ホールを探検
「謎解き5Gアドベンチャー:電信ホールを探検」は、通信技術を学び、歴史的な状況を体験し、未来のテクノロジーを展望できる、没入型の体験です。台湾・高雄の国立科学工藝博物館の通信展示ホール内に散らばったエネルギーコアの破片を探し出し、 修復、再構築を行い、未来へと送り戻す時空を超えた救出作戦に参加します。
https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/266532
SOUL COVENANT(ソウル・コヴェナント)
「SOUL COVENANT(ソウル・コヴェナント)」は、近未来の荒廃した日本で人類と機械が壮絶な闘いを繰り広げるストーリーテリング型のVRアクションゲームです。「死」をテーマにした誰でも共感できる重厚な世界観、VRで体験する壮絶な臨死体験、死によって語り継がれる命の物語。仲間の遺骸から作られた可変武器を駆使し、誰でもヒーローのように戦える爽快なバトルなどが体験できます。
https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/266533
メタバースヨコスカ
「メタバースヨコスカ」は、タバース空間上での市の都市魅力向上や、観光PRを目的としたプロジェクトです。VRChat上でDOBUITA&MIKASA WORLD」「SARUSHIMA WORLD」が公開され、スカジャンなどのご当地アイテムの3Dデータを配布しています。展示ブースでは、記念撮影スポットや、メタバースヨコスカの体験ができる予定です。
https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/266534
Tokyo Fairies
「Tokyo Fairies」は、2人組のインタラクティブアート制作ユニット「Believe us not」の作品。展示ではソニーの空間再現ディスプレイを利用し、ルルとララが鉄琴を使った模倣演奏をするなど、妖精が実在するのではないかと感じるような体験ができます。
https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/266535
中継を止めるな~究極のフォーミュラレース中継体験~
「中継を止めるな~究極のフォーミュラレース中継体験~」は、フォーミュラレースの中継カメラマンとなり、300km/hを超えるフォーミュラマシンが間近を通る迫力と恐怖を体験できるコンテンツです。中継カメラの重さや、カメラマンが感じる視覚・音・風を徹底的に再現しています。
https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/266539
テレビの向こう側へ
「テレビの向こう側へ」は、「干渉できるテレビ」という新たな体験を提供するMR作品です。テレビ型デバイスによって画面を越える感覚や映像に合わせた触覚を味わうことができ、体験者はこの装置を使って枯れた花を育てる体験をします。
https://www.xrkaigi.com/event/9316/module/booth/261502/266540
XR Kaigi 2024 開催概要
名称 | XR Kaigi 2024 |
会期 | 2024年12月11日(水)〜12月13日(金) |
会場 | ポートシティ竹芝内(ポートホール・東京都立産業貿易センター浜松町館) |
公式サイト | https://www.xrkaigi.com/ |
公式SNS | ・Twitter:https://twitter.com/xrkaigi ・Facebook:https://www.facebook.com/XRKaigi/ |
主催 | 株式会社Mogura |
(参考)XR Kaigi 2024
※「XR Kaigi 2024」を主催する株式会社Moguraは、メディア「Mogura VR」を運営しています。