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AR/MR 2019.07.18

報道番組でのAR導入 目の前にウィンブルドンのジオラマが広がる

イギリスの公共放送局BBCが、同国で毎年行われているテニスの世界大会ウィンブルドン選手権の2019年度大会の報道に、ARを導入しました。スタジオにARディスプレイを置くというもので、導入はBBCと映像関連企業MOOVが提携して行われました。

テニスコートや試合結果などが表示

ARディスプレイには、3Dモデルで制作されたテニスコートが表示され、コートの前面に試合結果や対戦内容などが表示されます。

今回のAR導入にあたり、BBCとMOOVは、AR/VR分野も手掛けるソフトウェア会社RT Softwareの3Dレンダリングエンジンと、映像機器製作メーカーMo-Sysの「StarTracker」カメラトラッキングシステムを使用しています。「StarTracker」は光学トラッキング形式のトラッカー。StarTrackerを使うことで、ARディスプレイに影響を出さずにカメラを動かすことが可能です。

また、カメラが撮影した映像はRT Softwareのレンダリングエンジンを通すことで選手写真とARディスプレイをリアルタイムで合わせて映すことを実現しています。

(参考)NewscastStudio


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