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VTuber 2020.06.28

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(6月20日~6月26日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【漫画動画】理想的なプロポーズ5選

キズナアイが理想的…かどうかはちょっと微妙なのも含めて、プロポーズ5選を漫画風演劇型で紹介しています。基本的にはキズナアイが女の子役ですが、逆転する場合も。

プロポーズする彼氏役がVtuberだらけで、これがまたあっているのかいないのかネタ感満載で笑ってしまう。ふくやマスターバーチャルゴリラのプロポーズはまだ真摯で飲み込みやすいけれども、慌てて雑になるケリン、一発でインパクト絶大なピーナッツくんなど多種多様。ぽんぽこの役回りはその上でも特殊なので、確かめてみてください。Vtuberファンならかなり楽しめます。

ホストに詰め寄るめんどくさいエース【シチュエーションボイス】

金美館通りの藤村さんは、夜の様々なお仕事についてリアルを語ってくれるVtuber。今回はシチュエーションボイスとしての、いわばフィクション。しかし、リアル以上に生々しくて、恐ろしい内容に。

エースとはホストに一番貢いでいる人のこと。そのエースがホストの一挙一動に対して詰め寄る様子は恐怖…。実際にあるんだろうなあと感じさせられる迫真の演技です。

【第20回】#Vのホんネ ~猫だ!エンジニアだ!プロデューサーだ!~ゲスト:ノラネコP

Icotsuが行っている、ゲストを呼んだラジオ番組シリーズ「Vのホんネ」。今回はのらきゃっとのプロデューサーであるノラネコP。こういう場だからと言うことで、ノラネコPがめちゃくちゃに切り込んだ内容をズバズバ語っています。
例えばVRChatにおける「お砂糖界隈(なんのことかは聞いてみてね!)」や、ガチ恋勢とねずみ(のらきゃっとのファンの名称)の違い、自らもねずみであるプロデューサーとしての立ち位置の違いなどに、かなり生々しく切り込んでいます。
プロデューサーの立ち位置からの「のらきゃっと」の見方は、自らをアバター化するVtuberとだいぶ違います。ノラネコPとのらきゃっとは意識が完全に別なので「のらきゃっとは全ての人類を好きにすることができる」。愛し愛される、初音ミクのようなイコンに近い。「のらきゃっと」という存在の人格のあり方はかなり特殊です。
このあたりのコアな話を存分に聞くことができる基調なトーク。Icotsuが巧みに、誤解を招かぬようわかりやすく引き出しています。バーチャルライバー・タレントとは違う、かつてから育まれている類まれなる存在のらきゃっとの、今のバーチャルのあり方がわかるので、是非聞いて考えてみほしい内容です。

【#しぐれうい最強決定戦】最強のしぐれういは一体誰の手に!?【地獄】

犬山たまきが行ったのは、しぐれういに声がそっくりな3人を集めて、4人のうち誰が本物のしぐれういかを当てる…という企画。その名も「しぐれうい最強決定戦」。しぐれうい本人にしてみたら、最強もへったくれもないよという感じでしょうが…。

しぐれういはほんわかやさしい声とおっとりした空気の癒やし、強さとあたたかさを備えた母性、そして声に似合わないほどのガッツとダイナミックな発言とバッサリとした物言いで人気のイラストレーターVtuber。挑むのは角巻わため白銀ノエルシスター・クレア。確かに声質は似ている。
ところが第一声で聞いてすぐわかるくらいの「しぐれうい感」な上に、しぐれうい本人がスルーされると激しく自己主張するもんだから、答えはミエミエ。徹底的にスルーされるしぐれういAと、持ち上げられるしぐれういB~Dの様子が大変ユニーク。エンターテイナーが集うとこんなに息がぴったりになるのか、という見事なショーでした。

バーチャル尿路結石 実況プレイ

にじさんじ三枝明那は以前尿路結石で大変な目にあったことのあるVtuber。ところが最近、またしても尿路結石になり、その激痛でどえらいことに。
しかし転んでもただでは起きない。彼は尿路結石時の様子を事細かに実況しました。

語り口調が滑らかなため、ネタトークとして聞いていて十二分に面白い。時系列の部分に至っては、物語を聞いているかのようです。
と同時に、誰でもなる可能性がある病気でもあります、予防の啓発としても価値のある貴重な配信です。

【#コスプレ選手権】ヲタクとガチ勢がすごすぎるwww【ホロライブ/赤井はあと】

赤井はあと星川サラが視聴者から写真を募って紹介するコラボシリーズ、今回はコスプレ選手権。2人は雑ななんちゃってコスプレを覚悟していたようですが…集まったコスプレのクオリティが高すぎる!

コスプレガチ勢の投稿多数。2人もどんどん「すごい!」以上の語彙がなくなるほどに本当にすごいものぞろいで、コメント欄もびっくりの連続。
興味深いのは、Vtuberのコスプレが想像以上に多いこと。特ににじさんじは多く、しかもクオリティが高い。
今年はコミケ等のイベントがなくてコスプレの機会も減っていますが、今後Vtuberコスプレはどんどん増えていく可能性があるのでは?と感じさせる配信になっています。

【負けたらスラムAPEX】敗北した途端治安が地獄のように悪くなるAPEX放送 【黛 灰 / にじさんじ】

黛灰が行った配信は、ちょっと間違えれば大変なことになりそうな、ファンとの信頼関係が問われるものでした。
やっていることは「APEX」の実況配信。ただし黛灰が負けた時「コメント欄を視聴者がありとあらゆる方法で荒らす」というこの配信だけのルールが設定されました。なのでそこまではおだやかなコメント欄も、彼が負けた瞬間地獄のような有様に。

途中黛灰が泣き出す演技をした時は、ドキッとした人も多数いた様子。じゃあ次行こっかとなったらスパッとコメント欄はもとに戻り、「がんばれ!」と応援を再開。低評価も消えます。
このコメントの統制があまりにも美しいのと同時に、罵声を浴びせることがいかに自らの心を傷つけ疲弊するのかを視聴者が学んでいるのも興味深い。大好きなライバーに悪口を言うのは、冗談でも身を斬りつけるような行為。傷つけてしまうかもしれない、嫌われてしまうかもしれない…。黛灰も視聴者の激しい葛藤を理解していたようで「お前らが圧倒的主役だった。ご協力ありがとう。」とTwitterで述べています。相互の信頼感が、ぐんと深まった配信になりました。
ネタとして見た目からして切り抜きたくなるほど面白いですし、ライバーと視聴者の信頼関係で作る配信の心理実験としてもかなり興味深い内容です。

Vtuberなので自分の生い立ち創作できるんですよねェエエ!!!

眠居ふわりは配信開始時、今までのシンプルな生い立ちを掲載した年表を画面に映しました。それだけでも空手関連で波乱があるので(空手の型でVtuberオーディション合格!)面白いのですが、彼女は考えました、バーチャルなら生い立ちが創作できるのでは?

コメント欄と話しながら、めちゃくちゃ破天荒、というほどでもないけれどもなにかおかしい生い立ちがもりもり生まれます。生涯無二のライバル鬼ノ塚桜子やチームメイト双葉葵(創作)が登場する展開は熱い。今までいなかったけど熱い。
バーチャルの面白いところは、物語性を後から取ってつけても「その『キャラクター(not魂)』としては事実」という改変ができるところ。嘘ではないんです。都合よくなんでもありにできる。(リアル自分のアバターとして活動している人だとここはできないこともありますが)。有名なところだと、エルフのえるが本名をファンと一緒に名付けた所やたら長い名前が正式名称化した、などでしょうか。
こういう創作年表は是非色々な人にやってもらいたいところ。後からさらに改変もできちゃいます。「今までサザエさん時空で年をとらなかったけど、今年から取ります」というのもできちゃうのがバーチャルな存在の面白さ。

君と眺める夏の花 / 夏色まつり【オリジナル曲】

夏色まつりがアップしたオリジナル曲は、夏のノスタルジックが大爆発で胸が熱くなる素敵なお祭りソング。屋台の中を通り過ぎていく夏色まつりの姿は、まるで「夏」の権化だ。

爆発するほど元気で、でもちょっと切なくて。夏色まつりの力強くも儚さを帯びた歌い方が胸に刺さります。
動画の中の夏色まつりはずっと逆光の中におり、視聴者は彼女に光に向かって引っ張られているような演出になっています。その一瞬は通り過ぎて消えてしまうけれども、思い出は一生消えない。彼女に手をひかれて、忘れられない大切な時間を味わおう。

【360°MV】backword – somunia

somuniaがアップしたMVはかなり思想性高め。元のMVとあわせてご覧ください。360度動画になっており、奥には元のMVが投影されています。手元にはノートパソコンが、右側にはコメント欄が流れています。

儚いsomuniaの歌声を聞きつつ、概要欄も見てほしい。壊れ忘れていく過去、それら全てが積もり積もって今がある。コメント欄にはたくさんのファンの褒め言葉。ノートパソコンに映るのは振り返りの反省、または後悔。でも作品はすでにそこにある。浮かび上がる「たられば」の言葉を見ながら曲を聞くと、見え方がガラリとかわるMVです。

えのぐ – ギザギザコミュニケーション [Official Music Video]

えのぐの新曲は、今までの直球なアイドルソングと大きく異なる変化球なJ-POP。セリフなども多めで、新しい一面がいっぱい見られるけれどもしっかりキャッチーな曲に仕上がっています。

歌詞は5Gのことも話題に折り込みながら、最先端の電波つながっていく様子を描いたものになっています。次元を超えた歌詞の構造が非常にVtuber的な音楽。
ダンスは曲調にあわせたかっこいいものになっていますが、ちゃんとえのぐのかわいらしさを生かした部分もきっちり入っており、見応え抜群。ライブで映えそうな曲の一つになりました。

夜咄ディセイブ Covered by アラン(memex)

memexのアランが新モデルを発表しました…といっても少々設定が複雑なので、詳しくは解説をご覧ください
その新モデルによる初のMVがこちら。赤白黒の世界を基調に、アランが「夜咄ディセイブ」をパワフルに歌い上げています。

新しいモデルはファッションが都会的になっているため、この曲は非常にぴったり。看板や電柱など元であるカゲロウプロジェクトの空気感へのリスペクトも含まれており、ワクワクが止まりません。
アランの歌声は普段からドライブ感抜群で、振り返ることなく突き抜ける心地よさがあります。今回のMVはそのスピード感をあますことなく加速させており、見ていて非常に爽快です。

【オリジナル曲】ホロライブ友人Aさん応援ソング「A-project」【Vtuber】

比良坂芽衣が意外にもラップソングを公開。しかもホロライブの裏方でときのそらの友人であるえーちゃんの歌。
えーちゃんはVtuber界隈では非常に珍しい、裏方だけれども非常に多くの人に愛されており、3Dモデルも持っている存在。と同時にVtuberの裏方がいかに忙しいかの一端を見ることができる人間(Vではないです)でもあります。
ホロメンバーがえーちゃんのことが大好きなのも、視聴者がえーちゃんを好きになってしまうの伝わる、Vtuberファンの共感度が高い歌になっています。

【歌ってみた】あゝオオサカdreamin’ night / どついたれ本舗 (Covered.歌衣メイカ・バーチャルゴリラ・七瀬タク)

歌衣メイカバーチャルゴリラ七瀬タクの3人組でアップしたのは、ヒプノシスマイクのカバー。これがまたキャラクターとVtuberの組み合わせがあまりにもぴったりで、元ネタを知っていても知らなくてもニヤニヤもの。

お調子者を演じる歌衣メイカのノリが完璧。3人とも歌唱力に秀でたVtuberで、自分たちの歌声を大切にしつつ原作へのリスペクトを最大限に生かしたコラボソングになっています。ぜひ原曲と比較してみてください。

【弾き語り】敗北の少年/黒羽_憂【kemu feat.GUMI】

https://www.youtube.com/watch?v=FepQ16Lwp1s

黒羽_憂は普段は高音の力強い曲を歌うこともある弾き語りVtuber。今回はしっとりした曲をかなりの低音から高音まで幅広く歌っています。ギター一本ならではの盛り上がりがしっかり活かされており、特に低音パートのぶれない歌声には高い歌唱力を感じます。

【1stオリジナルソング】アカペラハート(Acappella Heart)【作詞作曲:40mP】ヒヅキミウ Official Video

キュートさ炸裂! ヒヅキミウの1stオリジナルソングは、言葉のリズムがとてもキャッチーで頭に残る、ポップな作品。ノリノリになれるダンスチューンになっています。

歌詞がものすごくポジティブで聞いていてテンションがあがること間違いなし。「アカペラの心」という言葉には意味が込められているので、これは是非聞いて確かめてください。突き抜けるような明るい声が心をぐっとお仕上げてくれる。落ち込んだ時に聞きたい作品です。

魔法をかけて【オリジナルMV】

水月まるるのアップしたオリジナル曲のMVは、非常にファンタジーな世界で彼女が踊る、幻想的でメルヘンな作品。素敵な楽しい世界へと向かうワクワク感と、夢から覚めない魔法をふんわりと歌い上げています。

実は水月まるるはいわゆるバ美肉Vtuber。曲が極めて滑らかなので、ちょっと聞いただけではわからないクオリティ。同時にバ美肉でしか出せないきれいな音域の歌でもあります。このあたりは独自の新しい技術としても聞いてほしい作品です。普段のお魚についての解説動画もわかりやすく役に立つものだらけなので、オススメです。

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