スマートグラスやVR/AR製品を扱う米企業Vuzix Corporationは、Windowsベースのスマートグラスの量産を開始しました。同社は2017年に東芝クライアントソリューション株式会社(TCS)と開発契約を締結、スマートグラスの開発を行っています。
今回量産・展開される「AR100」は、映像と音声によるコミュニケーション機能を搭載したメガネ型ウェアラブルデバイス。Windowsに対応しており、作業現場での効率を向上させます。
「AR100」は手順書や作業マニュアルなどの資料をディスプレイに映し、ハンズフリーで作業することができます。オペレーターとの映像通信や音声通話、カメラによる録画機能も実装しています。重量は約48gとコンパクトな設計となっています。
本製品はWindowsに対応しているため、既存のWindowsベースのソフトウェアを使用することも可能。Windows 10ベースのアプリケーション開発環境も提供されるとのことです。
「AR100」はVuzixの「M300スマートグラス」をTCS向けにカスタマイズしたデバイスです。こちらのスマートグラスは、シンガポール・チャンギ国際空港の空港業務において、作業効率の向上のために取り入れられています。