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VTuber 2022.09.18

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(9月10日~9月16日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

りずむらいす さん直伝ならVtuberでもリアルパフォーマンスできる説!!【リズムパフォーマンス】

バーチャルパフォーマー三珠さくまるがアップしたのは、リアルパフォーマーのりずむらいすとのコラボレーション動画。リズムパフォーマンスを得意とするりずむらいすに三珠さくまるが芸を習うのですが、当然バーチャルの姿ではリアルパフォーマンスができない。そこで顔だけVTuber、いわゆる「部位Tuber」として登場し技術を習う、というかなり変化球な映像になっています。
普段からジャグリングを得意としている三珠さくまるが、習ったばかりのリズムパフォーマンスをどこまで再現できるのかがみどころです。「部位Tuber」がズレずに的確にトラッキングしている事自体技術として優れているので、そちらもチェックしてみてください。

一方りずむらいすのチャンネルでは三珠さくまるに習い、VR機器とアバターを駆使してバーチャル世界でのジャグリング体験を行っています。これがめちゃくちゃに大変。

三珠さくまるのチャンネルには数多くのバーチャルジャグリング映像がアップされていますが、リアル側でバーチャルジャグリングを操っている映像は今までありませんでした。この動画を観ると、トラッカーのついたボールなどを使っておらず、重さや遠心力の感覚がない状態でのバーチャルジャグリングが、いかに難しいものかよくわかります。と同時に、どんどん身体がなじんでいくふたりの技術力にも驚かされます。
リアルとバーチャルの共演によって、新たなエンタメの可能性が生まれそうな2本の映像でした。

【VRchat VERTEX】おい!最強トリオ決定戦バトルロワイヤル!【トライアンブリ ゾンヨンジュ ウィンターズ】

トライアンブリゾンヨンジュウィンターズ。3人組のバーチャルエンタメトリオとして人気の3組が、VRChat上で最強を決める!
3組が参加して行ったのは「VRchat VERTEX」を利用したバトルロイヤルFPS対戦です。といってもコントローラーではなく実際に自分たちが走って撃たないといけないので、難易度激高。見た目はサバゲーのようでとてもユニークです。

ちゃんとバトロワFPSらしく上空から降下。各種武器を拾って使用。エリア縮小あり。仲間救出あり。といってもFPSを全く知らない人でも、VTuberがサバイバルゲームをしている絵面だけでかなり楽しめると思います。後半のシャッフル対決やソロ対決では、よりはっきりと動きに個性が出ています。
ちゃんと戦略性もある、VTuberならではのバーチャルな対戦映像です。これは是非いろいろなVTuberに挑戦して、多視点で見せてもらいたいゲームです。

他にもこの3つのトリオVTuberは、衛星ライトの発案で、突然連絡をしたら仲間はやってくるか検証する緊急招集バトルも行っています。呼ばれた側の反応もユニークで、ウィンターズとしやの心底嫌そうなツッコミや、なぜか踊り続けるゾンヨンジュ3人、寝起きで呆然としているレオン・ゼロミヤなどみどころ満載です。

ゾンヨンジュはTwitterやYouTubeでかなり頻繁にコンテンツを公開している3人組。お嬢様で小ボケ多めな奇屋敷ゾンゾン、元気に動くけど常識人ツッコミ役の死骸美呪々、淡々とぶっ飛んでいて予測不可能な不死奇ヨンシィ。3人の組み合わせは、コント要員としてのバランスが抜群にいい上に、3人揃ったビジュアルもゴステイストで魅力的なグループです。

ウィンターズおもちとしやが、海洋恐怖症のけえぬをVRで鍛えようという、ビジュアルは女の子だけど男子学生ノリのワイワイした動画をアップ。VRChatには水族館や海に潜るタイプのワールドがいくつかありますが、迫力がありすぎて海洋恐怖症の人には本当に怖いものが多め。このヒヤヒヤ感は他人事じゃない人もいるかもしれませんが、今回はけえぬの絶叫と、それをわいのわいのと楽しむふたりの様子をお楽しみください。仲良しなのがよくわかる、YouTuberの青春を観ているかのような動画です。

【雑学バラエティ】なぞナゾ!? フォニ~ちゃん

ジョー・力一のこの動画は、本来であれば「歌ってみた」枠扱いかもしれません。某なんちゃらの泉風の構成で展開されるこの雑学バラエティ動画では「この世で造花より綺麗な花は無い」という「フォニィ」の一節を引用し、それがトリビアとして成立するかを検証していきます。

バラエティ番組らしいあるあるな展開づくりや、有識者の発言再現、検証VTRなど細かいネタが盛りだくさん。また出てくる単語は「フォニィ」の歌詞に引っ掛けたものだけでなく、例えば作曲者ツキミ作品「ヒウマノイドズヒウマニズム」から取られたと思われる比馬野井戸が出演するなど、隅から隅までネタだらけ。非常に愛に満ちたパロディ作品です。
たくさん人は出てくるけれども全部ジョー・力一。様々な姿のジョー・力一が一堂に会しているのもお得感があります。元ネタが一切わからなくても、万人が楽しめる番組風の作りでしっかり笑えるポイントが作られている、コントとしてハイレベルな構成の作品です。彼にしかできない唯一無二な「歌ってみた」エンターテイメントとして、是非見てほしい作品です。

【名古屋めし】原点にして頂点!究極の手羽先を食べに行こう【風来坊】

裏名古屋奇譚は、深夜に観ると飯テロ度合いに悶絶必至のチャンネル。名古屋の自慢の料理をじゃんじゃん紹介、ものすごく美味しそうに食べるものだからこちらの唾液も止まらない。
今回は、やはり名古屋といえば手羽先。有名な「風来坊」という店の紹介です。手羽先の先端部分がないことなどの話題を入れつつ、食レポをしています。

方言全開でのびのび食べるふたりの様子は観ていてとても気持ちが良いです。どこが美味しくて魅力的なのかをしっかり伝えつつ、食べる・飲む際の楽しみ方を観せているのも心惹かれる動画。このふたりと一緒に食べに行っているような楽しさが味わえます。
加えて料理の美味しい部分を、こってり分を中心に伝えるように撮影しているのもうまい。肉と脂とタレのうまみが映像にギュッと詰まっています。

その他がっつり甘味も楽しく紹介しています。このチャンネルで紹介されたものを食べに行くために、名古屋に行きたくなるチャンネルです。

【TGSVR2022】VRで行ける東京ゲームショウ!【Meta Quest2/メタクエスト2】

VRChatを回って撮影し、ワールド紹介をしているもちみち。主にMeta Quest2でも行けるワールドをピックアップしているのが特徴です。
今回はMeta Quest2で行く「TGS VR2022(VRChatではありません)」のレポート配信。入り口のギミックからスタートし、それぞれのブースはもちろん、かなり細かい部分まで紹介。初めて観た感想を率直に述べているので、VRで入れなかった方もしっかり楽しめる内容です。観察眼が鋭いのは、頻繁にワールド巡りをしているもちみちならでは。

VRChatめぐりの動画の他、VRChatで活動している人の紹介や、アバターのいじり方なども解説しているもちみち。「ロポリこん」アバターを用いてVRChatの魅力を紹介する、水先案内人的なチャンネルです。

【 #バーチャル百奇夜行 】バーチャル百奇夜行~怖~【 人生つみこ /ミミカ・モーフ/市松寿ゝ謡】

人生つみこミミカ・モーフ市松寿ゝ謡による大型ホラーイベント「バーチャル百奇夜行~怖~」が行われました。配信合計時間なんと9時間半。怪談のみならず、ホラー要素をエンタメ化した内容盛りだくさんの、怪奇エンターテイメント配信です。
ゲストにレヴィ・エリファ花京院ちえりを招いており、他にもンヌグムおめがシスターズガッチマンVなどVTuberが続々登場。妖怪イラストクイズ、心霊写真ファイル、ホラー映画ジェスチャークイズ、バーチャル降霊術など、ホラー企画が盛りだくさんで、見ていると9時間あっという間の密度です。コメント欄でのファンの書き込んでいるタイムスタンプが非常に役立つので、こちらを観ながらコーナーをチェックするのをおすすめします。

個人勢が作るホラーエンターテイメント企画に、あらゆる垣根を超えたVTuberたちが集結した、バラエティに富んだハイクオリティな内容でした。CMタイムも実際のホラーゲームやホラー映画の宣伝が入るという徹底っぷり。どこを切り取っても特濃なホラー満載の内容です。

24時間雑談【緋笠トモシカ・大浦るかこ / あにまーれ】

緋笠トモシカ大浦るかこが行ったのは、24時間ノンストップ雑談企画。おしゃべり大好きなふたりがただ語り合う24時間配信です。間を作らず楽しませ続けることがいかに難しいかは、雑談配信をしたことがある人ならゾッとするほどわかると思います。
一回ずつ休んで…ということはなく、ずっとふたりで会話のキャッチボール。ふたりとも話題をじっくり話すタイプなので、1日をかけたラジオ番組というノリです。どこを切り取っても同じテンションで楽しめることには驚かされます。ところどころ話題のテーマはあるものの、ほぼフリートーク。後半は眠気テンションになる場面もありますが、それも含め最後までちゃんと見せるエンタメに徹しています。トークモンスターふたりの面白さが詰まったこの配信、話題が大きく外れるのも含めてずっと聞き続けられる魔力があります。

教えて!VRChatter「VRChatで活動する魅力」

clusterやVRChatで音楽ライブを行っているおはよう真夜中。今回は4人のVRChatでの活動者、甘野氷ILLIE -いりぃ-まみたすバーチャル警備員ムーさんを招いて、VRChatで活動する魅力を語ってもらっています。
音楽、イベント、ファッションショー、バー、ワールド制作など、VRChatを表現活動として利用する理由は様々。自由になんでもできるということ、コミュニケーションの中で刺激を受けること、国際的な文化が入り混じっていることなど、VRChatならではの話題がどんどん飛び出してきます。

なんにもわからない人にVRChatにいるいい意味でやばい人たちが知識を教えてくれたり、自身の技術をnoteなどでまとめて発表してくれる人がいることで、技術や知識の交流が行われている、というのは興味深いところ。現時点では正直まだまだVRChatは簡単なツールとは言えませんが、新規で入ってくる人たちを迎え、コミュニケーションを通じて知の共有がなされている、というのは是非聞いてほしいポイントのひとつです。
活動にあわせたVRの世界の見方として「VRChatは同人活動・サークル活動のようなイメージ」という発言も興味深いところです。お金は稼ぎづらいけど自由度は高い、というVRChatは、他と比較した良し悪しは別として、考えておきたいポイント。
おはよう真夜中は、ワンマン音楽ライブをやってみたいというイメージを語っているのですが、並んでいる面々が経験者揃いなのもあって、「裏方やるよ」とポンポン話が進んでいく展開に。このスピード感こそがコミュニケーションの上に成り立つVRChatにおける、表現活動への刺激なのかもしれません。

NGなしってほんと?ギリギリトークでけもみみが丸裸に!【#けもパ】

ばあちゃるのチャンネルで行われたコラボは、いろいろな意味で伝説に残るものになりそうです。参加しているのは因幡はねる日ノ隈らん柚原いづみルルン・ルルリカ、そしてVTuber引退済みでソロ活動しているねこます
ポーカーチェイスをプレイしながら出てくるお題に答えていく、NGなしトークというコンセプトなのですが、ばあちゃるがシングルタスクのためゲームに集中して司会を放棄するというハチャメチャなことに。ばあちゃるという特殊な存在ゆえに許される、マイペースすぎるばあちゃるワールドが広がります。おかげでルルン・ルルリカが後半どんどん大変なことに…。
ばあちゃるは「燃えてもいい」という意気込みで突き進んでいる、最古参VTuberのひとり。「世界初男性VTuber」を名乗って適当に突っ込んでいく彼の爆走スタイルは今も昔も変わらず、無茶をやってはボコボコにされる、というパターンは様式美のようになっています。これによって他の参加VTuberがより一層輝く、というのも面白いところ。
最古参という意味では、ねこますとばあちゃるがレアな邂逅をしているのはみどころのひとつ。ねこますがきちんとみんなの会話のネタを拾い、ばあちゃるが司会を忘れたときはしっかりまとめているあたり、頼りになる一面を見せています。

緑風の子と天空島の手紙 / 風街ピリカ&天空いあ【Vtuberオリジナル曲】

吟遊詩人として歌い続ける風街ピリカと、天空いあの新作オリジナル曲は、優しいメロディに物語を乗せた作品。MVが非常に凝っており、ファンタジー世界を描いた一冊の児童文学を読んだような満足感の得られる作品になっています。

舞い降りてきた一通の手紙を元に旅を始める緑風の子。探し続けたその先にいたのは…。旅程の中に出てくる景色の中に、かなりハードな裏設定が織り込まれているのは、興味をそそられる演出です。それでもなお美しい自然の中、辿り着いた先で天空いあの歌声が入る瞬間からラストに至るまでの構成は、物語音楽MVとして、音も歌も映像も抜群の演出になっています。吟遊詩人VSinger風街ピリカの、視聴者・読者に情景を伝えるため練り上げ続けた技術が感じられるパートです。
なおこの作品は天空いあのソロバージョンもアップされています。こちらを聴くとまた視点が変わって別の楽しみ方ができるはずです。

花譜 # 112「糸」【「不可解参(狂)」Live Ver.】

花譜の武道館ライブ「不可解参(狂)」から、XR技術が駆使されている一曲「糸」の映像がアップされました。会場で観た方も多いと思いますが、これは当日の配信でのみの映像になっているので、見え方がかなり異なっているはずです。

花譜の最初のオリジナル曲「糸」を、当時とはまた異なった環境、成長した姿で歌うこの舞台では、観客の前に実際に顕現し、まとわりつく糸をほどく様子が映像記録として残りました。床のエフェクトや、頭上のタイポグラフィなど、情報量特盛なライブです。10月2日まで、チケットを購入すればライブ配信の映像を観ることが出来ます。

新世界 – LUCAS 【Official Music Video】

歌やモデリングで積極的に活動を続けているマルチクリエイターLUCASの新オリジナル曲「新世界」のMVがアップされました。エスニック調を盛り込んだロックサウンドと、タトゥーが美しいLUCASの姿がマッチ。原始的な魂の震えと、SF的未来感の入り交じる映像になっています。

LUCASのボーカルは、呼気の中に強い感情をこめているパートが多いです。メロディボーカルで言葉を伝えつつ、それ以外の部分でさらに魂をつかむ力があります。この歌唱技術と、シャーマニックなLUCASのビジュアルが、より強く歌詞の持つ創造への情念を増幅。歌声と呼吸が歌詞にある武器「ヴァジュラ」になって、視聴者に突き刺さる作品に仕上げられています。
この「新世界」は1stアルバムの表題曲でCDも発売中サブスク配信も行われています。

【オリジナル楽曲MV】ラベンダーミルクの思惑【根本凪】

根本凪のオリジナル新曲「ラベンダーミルクの思惑」は、かなり様々な読み解き方ができる作品なので、是非じっくり歌詞を観て、歌声の表現を聴いて、アニメーションをチェックしてほしい作品です。曲はところどころリズムや音がトリッキーな難曲なのですが、歌がなめらかで聴きとりやすいため、リラックスして味わえる完成度になっています。
落ち着いた昼下がりをイメージさせる柔らかな歌声は、前半は優しさに溢れています。しかし後半、歌詞に含みが出てきて、映像がかわいいだけでは無くなってから、歌に含まれた繊細な表現の数々に気付かされます。

基本はスマホに映し出された根本凪が話しかけてくるようなカットが多いのですが、うつむいたり地面に映る自分に顔を寄せたり、星空の下を歩き続けたりと意味深なシーンが次々映され始めます。1番では「あなた」に「一口」だけあげたラベンダーが2番では「はんぶん」になっていたり、「空想の命題は波乱だ」「偶像はせかいのスパイスだ」という哲学性を含んだ言葉が出てきたりと、かわいいだけではない歌なのがどんどん顕になっていきます。これらが何を示すのかは、視聴者の根本凪への向き合い方や、活動の見方で解釈がだいぶ変わってきそうですので、是非じっくり自分なりの読み解きをしてみてください。

mokz / EverRain ( feat.園田優 ) – Music Video –

mokzがアップした、園田優作詞作曲のオリジナル新曲は疾走感あふれるナンバー。降り止まぬ雨への憂いと、光を望む思いが入り交じる歌詞とメロディはかなりキャッチー。曲のスピード感にあうような雨雲のうねりとmokzの佇む映像は、ただ憂いているわけではなく、ポジティブな思いも内包しているのを感じさせます。

「かじかむ心に駛雨」「黎を解く」など、歌詞の言葉選びのこだわりが印象的。独特な言葉の響きは、全体の歌の流れのアクセントになっています。その言葉を歌うmokzの歌声は、序盤は曇り空のような落ち着かなさを持ちつつも、どんどん熱を持ち始め高まっていき、ラストの光につながっていくのをしっかりと表現しています。しかもそこで終わるのではなく、さらに向こうをしっかり見ている彼女の強さも、歌から伝わってきます。
この作品は1stEP「And Hope…」に収録されており、サブスク配信もされています。

アヤカシライダー/平田義久 Covered by ヴァネッサ・ガルガディオン【たまてばこ】

ヴァネッサ・ガルガディオンの新作カバーMVは、治安の悪そうなボーカルにうっとりさせられるハードな作品。一発目からパンチの入ったがなりボーカルが効いており、その勢いがラストまで揺らぐことなく続いているのが見事。低音パートはかっこよく、高音パートはパワフルに。ストレスの溜まった時に聴きたくなる歌声です。

数多くのカバーMVをアップしているヴァネッサ・ガルガディオン。自身の声の武器を活かしつつ攻めの姿勢を見せる選曲は、心に刺さる人も多いと思います。原曲をリスペクトしながら、かなりこだわって作っている映像も必見です。また洋楽ボーカルMVもアップしており、広がりのある歌声も見せているVSingerです。

【Cover】 あとのまつり (ヤマモトガク/Peg) / 奏手イヅル

奏手イヅルのカバーMVは、ファンにはドキッと来る部分が多い作品かもしれません。というのも奏手イヅルは公式プロフィールに「少ない生活費をやり繰りするために奮闘している」という一文があり、それに対してこの曲は、お金がないのが惨めだと歌い続けているからです。これはファンの考察でも話題になっており、綺麗事を片っ端から否定していく斜に構えたこの作品の歌詞を改めて奏手イヅルに重ねて聴くと、彼の表現の鋭さが伝わってきます。
奏手イヅルは感情を歌声にゴリゴリに詰め込みつつ、幸福と不幸の二元論で語れない世界への訴えや祈りを歌うことに長けたVSingerです。彼の歌う様々なカバー曲やオリジナル曲は、奏手イヅルならではの人生論が染み込んだ作品が多いので、是非チェックしてみてください。

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