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VTuber 2022.07.24

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(7月15日~7月22日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

【埼玉】【イベント】深谷市でやってる参加費無料のスタンプラリーをやってみました☆最高賞金5000ネギー!!【埼玉グルメvtuber】

埼玉グルメVtuberを目指すエリーナ・ラフィールがアップしたのは、深谷市の探索動画。深谷のFMラジオにも出演している彼女、スタンプラリーを追いながらユニークスポット解説をしています。

深谷市では「ネギ」という通貨単位があり「1ネギ=1円」とのこと。今回訪れているのはいかにもな観光スポットというよりも、地元の人が愛している美味しいスポット、という感じなのでご当地のグルメを求める人には貴重な映像です。足を使ってまわる地方情報動画はその地域の人でしか撮れないので、埼玉グルメ情報発信として今後も期待したくなる動画でした。

【 女子旅 】Vtuber女性3人旅 in VRchat

唯野みき小町あかねリーエ香澄の三人が、夏を満喫するべくVRChatの旅にでかけました。
まずはホラーワールド…ですが怖がりすぎて「ホラー入り口ツアー」になっています。そのため動画も怖いのは怖いのですがだいぶゆったりした内容で、安心して3人の怖がりほわほわ空間を観ることが出来ます。
2つめがバーチャル空間内でみんなで遊べるゲームが揃っているワールドめぐり。どこかでみたクイズ番組風ワールドや実際に文字を書く俳句ワールドなど、複数人でワイワイ遊べるバーチャルなエンタメ空間を楽しめます。
3つめが潜水艦で海中を移動できるワールド。かなり本格的な水中探索になっており、進むほどにドキドキ感が増すアトラクションになっています。
VRChatでここまで遊ぶことができる、というのを3人が見せてくれます。友達と一緒に夏をバーチャル上で味わいたくなる動画でした。

【解説付き】髪の塗り方/イラストメイキング

お絵かき系Vtuberのひるねすやがアップしたのは自身のイラストの髪の塗り方メイキング動画。描き手によって個性が出やすい部分でもあるので、一つの手段としてとても参考になる映像になっています。

ブラシの使い方、ハイライトの入れ方はかなり具体的に説明されているので、真似てみるのもいいかもしれません。比較的ゆっくりと作業風景を写した別の動画をアップしたり、線画を塗りの練習用にアップしたりもしています。語り口が柔らかく丁寧で、聴きやすいのも特徴です。

【バーチャル朗読劇】お披露目作『バーチャル朗読劇のつくりかた』

黛灰健屋花那ベルモンド・バンデラス周央サンゴ小野友樹による「バーチャル朗読劇」が行われました。実際の朗読劇といえば、舞台上にあがった演者たちが台本を読みながら芝居をしていく形式ですが、これはバーチャル。なんでもできる空間で分身したり、腕が伸びたり、空中に浮いたりと物語にあわせた自由な表現を見せています。

劇のタイトルが「バーチャル朗読劇のつくりかた」とあるように、これはバーチャル朗読劇がどういうものかを見せるチュートリアル的な内容です。背景を変える、姿を変える、特殊効果を使うなど「こういうことができる」という演出案を提示しています。
黛灰は今後ANYCOLORとの契約解除にあたり、バーチャル朗読劇をにじさんじでは続けることができません。しかし彼の今回の企画によって、バーチャルな場所での演劇の手法を他の人に託しました。特にかつてから演劇が大好きで積極的に挑んでいる健屋花那に、この思いをつないでいるのがわかる配信です。周央サンゴやベルモンド・バンデラスなど、演劇が好きなにじさんじライバーはたくさんいます。バーチャルの演劇は可能性がものすごく大きく、まだまだ開拓中のジャンルなので、ぜひ今後にじさんじでも、Vtuber界全体でも、発展していくことを期待したいです。

黛灰のチャンネルでは「ぎじさんじ」の新人デビュー初配信も行われています。マッチョな大健康、バラが咲くイケメン柳清水春翔、猫っぽい公爵ヨハン・フォン・ハルツハイム、黒髪ギャルじゅりらいす、悲しきロボットジャンク・ダルクの5人で、それぞれママ(デザイナー)はにじさんじのライバー。ある意味パロディとして、ある意味新しいVtuberの誕生として、しっかり個性を持った面々を楽しめる内容です。

夏休みはこれで遊ぼう!人生の必修ゲーム【大浦るかこ / あにまーれ】

大浦るかこが行ったのは、視聴者に「人生の必修ゲーム」を聴いて夏休みに遊ぼう、という企画配信。おすすめゲームではなく「必修ゲーム」なのがミソ。アンケートでプレイ経験があるかどうかも聞きつつ、視聴者の送ってきた情熱的なおたよりを読み上げます。ランキング上位5つとそれ以外気になったタイトルを取り上げています。まだ観ていない人は、できれば5つ予想してから観ると楽しいと思います。
特にピックアップタイトルは紹介文の熱気が尋常ではなく、それらの思いをラジオで慣れたトークでしっかり受け止めて大切にしていく大浦るかこの聴き方も、観ていて心地がいいです。プレゼン技術と聞く技術の両方としても参考になる配信です。

【生誕祭3Dライブ】【競馬ライブ】【♯函館2歳S】3Dで全力実況だよ☆【星めぐり学園/オグリメル】

競馬が大好きで毎週競馬視聴配信をしているオグリメル。生誕祭ライブではその極めつけとして、3Dで競馬実況を行うというかなり珍しい挑戦をしています。背景に出走馬や馬場の情報を流しながら、オグリメルが競馬解説&実況で、3Dの体を使って盛り上げます。

エフェクトとして常に馬券が桜のごとく飛び散っているのがユニーク。縁起が悪いのでは?とファンからツッコミも。着順予想をしながら馬券はしっかり買い、本気で勝負。結果は観てのお楽しみ。
レース後は競馬場でのライブも行っています。好きなものに囲まれてオリジナル曲を歌う様子は、とっても楽しそう。

アーカイブにはかなりの量の競馬実況動画があります。また笠松競馬の「祝・天使な悪魔オグリメル生誕杯 レース結果」では映像付きの実況も行っています。彼女はかなり幅広く定期的に競馬を追っているので、競馬が好きな人にぜひおすすめしたいVTuberです。

【 #グウェル3D 】3Dの身体になれました【 グウェル・オス・ガール/にじさんじ 】

グウェル・オス・ガールの3Dお披露目配信が行われたのですが、企画屋の彼らしい、非常にソリッドな内容になりました。
基本的にはグウェルが今まで配信内でやってきた「パニックキューブ」「積分の授業」などを布石にした、3Dエンタメになっています。特に魔界ノりりむと行った積分配信は今も人気が高いコンテンツで、今回は4Dの授業。最初ふたりがものをぽいぽい投げていく映像はコメント欄も「?」の嵐でしたが、次第にエモーショナルな表現であることが判明。バーチャル技術を用いて概念を表現する映像として、ぜひ観てほしいパートです。

彼が「0からやってみたシリーズ」として今回行ったのが、ピアノの演奏。全く弾いたことがないピアノを、今回のためにイ・ロハに教えてもらって猛練習し、弾き語りを披露しました。努力を見せるコンテンツとして、彼が真剣に挑む姿はファンの感動を呼んでいました。

詳しい裏話はこちらで話されています。実は2年前から3Dお披露目の企画が練られていたそうで、そのころからできるだけ分身してたくさんの自分と踊りたい、という企画をたてていたとのこと。場面転換のローディング画面も毎回異なっているのもこだわりポイントのようです。しれっとお笑い芸人の下ネタを入れて「どうしてくれるんだこの空気!」と同時視聴していた他のライバーを困惑させるあたり(40:30~)も、彼のエンタメらしさです。

【クイズ(?)】ミュートでしゃべるよ!画像や効果音をヒントに瑠璃野が何言ってるか当てよう!!【Vtuber/瑠璃野ねも】

どうしてその発想が生まれたの…と驚かされる企画と、猛スピードのトークがインパクト絶大な瑠璃野ねも。今回は画像や効果音は出るけれども、瑠璃野ねも自身はミュートした状態で何を言っているか当てよう、というクイズ形式の配信です。普段ずっと喋っている彼女なだけに、ミュートになったときの違和感がすさまじい。
企画はかなり特殊ですが、画像と効果音、しゃべっている瑠璃野ねもの表情で推理し、答えを聞いてツッコミを入れるプロレスノリがしっかり計算された、完成度の高い配信です。アーカイブでもちゃんとクイズ(?)を楽しめる構成になっています。

瑠璃野ねもの配信や短編動画は、いずれも切り口が斬新で、トークも剛速球で楽しいもの揃い。頭脳派のピン芸人あるいは講談師的なVTuberとして特異な才能を放っています。

境界のアラマルシア / 柚子花 – MV

「行進」を意味する「アラマルシア」をタイトルに据えた、ポジティブで力強い柚子花のオリジナル曲MVが公開されました。踏みしめ歩く四拍子のリズムにあわせ、高音がきれいなボーカルを前へ前へと響かせています。

「過去の自分のバトンを片手に指揮をとろう」と歌う彼女は、今まで波乱万丈の人生を送っており、今は新しい挑戦に次々と挑み続けているアクティブなVSinger。「指揮」をとった歩みはもしかしたら孤独に感じるかもしれないけれども、実際は見えないところで聴いて、観ている人がいるもの。これからも歌い奏でるであろう彼女の決意を感じさせる作品です。

【MV】FanG/雷輝アンタレス【オリジナル曲】

活動4周年を迎えた雷輝(エレキ)アンタレスのオリジナル新曲は、エレキギターがビリビリ響くヘヴィメタル。重い音に乗って疾走する彼女の歌声は、歌い慣れた熟練の安定感と、感情豊かな表現で、心をつかんできます。

雷輝アンタレス自身が書いた歌詞は、VTuberとしての生々しさにあふれています。「私たち道化マペットガール 素顔はどっちだっけ?」「消費国家Fake」「正義の翼は数字でできてる」など、ぎょっとするようなパンチのあるワードが散りばめられており、彼女がVTuber・VSingerとして何に向き合いどう生きているのかを突きつけてきます。世界に向けて噛みつくパワーを秘めたVSingerの彼女は、1stカバーアルバム発売の発表もしています。

【 オリジナル曲 】 秘色 – 花咲アヤメ

特徴的なギターのリフと、儚さを感じさせる澄んだボーカルで始まる花咲アヤメの新オリジナル曲のMVが公開されました。夏祭りには心地よさがあるけれども、打ち明けられない秘めたままの思いもある。華やかなイラストのときめきと、歌詞やメロディの切なさのバランスが絶妙。花咲アヤメは夏祭りで生まれる複雑な感情を丁寧に拾い上げ、切なさをラムネのような透明感のある歌唱表現で聴かせてくれます。

明るい歌も儚い歌も得意とする花咲アヤメ。中でも特にみずみずしさとこじれた感情の機微を表現することに長けたVSingerです。歌ってみた動画も多数アップされているのでぜひチェックしてみてください。

【Teaser】 VirtuaROCK FEST. vol.2 【 #VirtuarROCK2 】

7月30ー31日に調布crossにて開催されるVTuberのロック音楽の祭典「VirtuaROCK FEST. vol.2」の曲のMVが、それぞれの参加者のチャンネルにアップされています。アルバムはすでに配信中で、フィジカルなCDも発売中。いずれもライブで聴きたくなるものぞろいです。その中からいくつかご紹介します。

ロックに走り続けているカクレゴがアップした新曲は、「VirtuaROCK FEST. vol.2」のアンセムになりそうな威勢のいい作品。ボーカルの座敷乃てまりのパワフルな部分を存分に生かした、会場を一気に盛り上げてくれそうなお祭りキラーチューンです。

ブルースな表現に長けたあくまのゴートのMVは、家庭用ロボアイゼンのイラストで物語性が高いものに仕上げられています。働く大人の苦しさと高いビルと、その中で輝く東京タワー。老若男女の心に入り込む曲ではありますが、東京に住む社会人には特別に深く刺さるはずです。

VTuberのミュージシャン5人が集まって活動しているおつかれベイビーズ。今作は「青春」をまっすぐに歌っていますが、まさにこの5人の音楽活動は青春そのもの。大切な感情を形にし続けているおつかれベイビーズの、音楽が好きでたまらない気持ちが後半のコーラスからも感じられるエモーショナルロックです。

リアルとバーチャルを行き来する浮遊信号の新曲「オチルガール」は、日本語を大切にしたJ-ROCK色の強いesora uma節と、少女の戸惑いを表現しつつ見つめるようなあとり依和のボーカルが魅力の疾走感抜群の作品です。金子開発によるキュートな少女のアニメーション動画は必見!

閑地游の新作MVは言葉の数々が刺さってくる直球のロック音楽。サビに向かってステージに立つ緊迫感を高めながら、自身の「がらんどう」さをむき出しにしていきます。激しく訴えつつ「君への愛の歌 嘘だけど。」と締める歌詞のうまさ、メロディアスな曲とのコントラスト、感情の入り乱れる様を突きつけるボーカルの繊細さが強烈。ステージで歌われることで完成される作品になりそうです。

虎落ブエ – Good Luck (LYRIC VIDEO) #VirtuaROCK2
まんじゅう『きらきら』Music Video #VirtuaROCK2
Twinkle Gift – 拠鳥きまゆ
小旅行 – sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司【sumeshiiiチャンネル】
オカルトフリーク「極迷」MV #VirtuaROCK2

「VirtuaROCK FEST. vol.2」は会場の他、YouTubeでも無料配信されます。2日に渡って行われるので、カクレゴTwitterの告知をチェックしてみてください。

【歌ってみたオリジナルMV】嗤うマネキン【桜あおい】

桜あおいがアップしたカバーMVは、メロディの上下幅が激しい難曲「嗤うマネキン」。情念のこもったアダルティな歌声で、強めのドラムのリズムの上を跳ねるように歌い上げた一作になっています。普段のみずみずしさのある声を知っていると、この作品で彼女が歌う諦念の表現に、より一層驚かされるかもしれません。

熱心な音楽活動を続けている彼女は先月、オリジナル曲「In Fate-Re:Rec ver.」のMVを公開しています。サビの高音部分の表現ははちきれんばかりの熱気がこめられており、誰も彼女を止められないかのごとき疾走感にあふれています。その他のカバーMVも、力強さを持ちつつ感情の揺らぎを繊細に表現したものばかりなので、ぜひプレイリストも活用して聴いてみてください。

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