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VTuber 2022.07.17

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(7月9日~7月14日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

鶏むね肉を酵素洗顔で洗顔すると柔らかくなるはず。【富士葵】

富士葵の実験シリーズは、目の付け所が毎回とてもユニーク。今回は「鶏むね肉を酵素洗剤で洗顔すると柔らかくなるのでは」という、一般的にはまずやらないであろう実験に挑戦しています。酵素なのだから、お肉も柔らかくなるはず…?

以前は富士葵がひとりで動画撮影をしていたのですが、今はブラザーであるキクノジョーがレギュラーで登場。富士葵のアイデアやトークはかなり奇抜ですが、キクノジョーも常識人に見えて割りと振り切った性格なので、相性抜群。持ち前の知識量と解説力、推理力を披露しています。念のため酵素洗顔は食べ物ではないので真似はしないでくださいとのことです。

なぜこんな企画を思いつくのか…と驚かされるネタを連発中の富士葵。身の回りのものへの好奇心をそそるような切り口の動画が多いので、老若男女問わず楽しめます。

【絶望】もう動画勢VTuber無理かもしれん

個人動画VTuberの魂の叫びが聞こえる。独特なテンポの企画動画を作っている天菜はかせがアップしたのは、動画を制作するVtuber活動上での思いを、軽快にネタにした作品。メタネタもありますが、それも自然なコントのひとつになっているので素直に笑い飛ばせます。今回特に話題にしているのは「台本」です。それ言っちゃうの!?というのも含め、この題材を大きく膨らませてネタ盛りだくさんな動画をポジティブに作ってしまえるあたりに、彼女の才能が見られます。

Live2D型で他キャラとの掛け合いがあればあるほど、台本が必須になるらしい。いかに大変かは想像に難くありません。この動画では途中、台本とアバターを捨てて実写空間に出ていってしまうというトリッキーさも見せてくれます。発想の面白さを魅力的に整えている台本構成力と、共感度の高いざっくばらんなトーク、そしてエンタメとして実行に移す行動力は天菜はかせならではの魅力です。

「天菜はかせ実写化オーディション」と称して、顔出しの男たちとトークする凸待ち企画も行われました。男しかいません。配信に来たのはプロの芸人たちなのもあり、女装前提も含め「天菜はかせ実写化」で大盛りあがり。こういうフリーダムな企画ができちゃうのも、天菜はかせというVTuberならでは。

【フォロワー数=画力 なの?】この答えがわかってる人は、めちゃくちゃ成長します!

イラストレーターVtuberの焼まゆるが取り上げる話題は、絵を描く人なら一度は感じるであろう疑問。「フォロワー数が多い人は絵がうまい」という考えは正しいのかどうか。これについてイラストレーターの目線から、絵の需要と供給について語っています。

どうしてもフォロワー数やリツイート数などは気にしてしまうもの。自己肯定感を高く持って全く気にしないようにするのは、正直難しいです。ただこれに飲まれて精神をすり減らすのではなく、どうやってイラストレーターとしての成長につなげればいいのかを解説しています。フォロワー数=絵の上手さではない、SNS時代のニーズに応える技術に対して、ポジティブに話しています。フォロワー数のプレッシャーと戦い続ける表現者にとって、プラス思考を持てる励みになる動画です。

【変わりゆく時代】街中を駆け巡って古いロゴを探してこい!!

ぽんぽこピーナッツくんがアップしたのは、今すぐにでも小中学生の夏休みの自由研究にも使えそうな興味深い内容。色々なブランドの現在のロゴと違う旧ロゴのアイテムを街中で探してくる、というものです。子供でも見たことがありそうなものから、年を経た方じゃないとわからないようなものまで、日本製品の変遷が見える企画です。

エンターテイナーなふたりだけあって、かなりトリッキーな旧ロゴアイテムも持ち寄っています。ふたりを真似て、スマホ片手に検索しながらリサイクルショップに行きたくなる動画でした。

ビーナッツくんが7月11日に大阪で行ったワンマンライブでの様子を、ぽんぽこが360度カメラで撮影したものもアップされました。ステージに立つふたりをかぶりつきで見られる場所から撮影しているので、ぜひスマホやVR機器でぐりぐり動きながら臨場感を味わってみてください。

Mori Calliope : Realest verse (最もリアルなバース〜実演)

Mori Calliopeがヒップホップインタビューチャンネル「ニートtokyo」で数回に渡ってインタビューに答えています。このチャンネルに出たVTuberはピーナッツくんについで二人目です。
デビューしたばかりのときからラッパーとして高い評価を受けていた彼女。好きなマフィア映画や好きな日本のラッパー、好きな日本語などについて語っています。
VTuberである彼女が「最もリアルなバース」を語る回では、見られている姿が本物の自分と異なっていたり、視聴者が自分を100%知っているわけではないことを歌に込めていることを語っています。だからこそ言葉で伝えたい、というインタビュアーと森カリオペの会話に、表現者としてのあり方が伺えます。「若い世代へのアドバイス」も彼女らしい、一辺倒ではない広い視野での思いを語っています。
Mori Calliopeは7月20日にメジャー1stEP「SHINIGAMI NOTE」をリリースし、7月21日にはワンマンライブ『Mori Calliope Major Debut Concert「New Underworld Order」』が開催されます。

【NIJIALTER】Creating NIJI EN’s AU with Petra and Noraneko-senpai! ☆⭒NIJISANJI EN ✧ Millie Parfait ☆

NIJISANJI ENのMillie ParfaitPetra Gurinが、日本のにじさんじの文野環を招いて、立ち絵を見てNIJISANJI のENライバーについて語ってもらう、いわゆる「ミリしら」を行いました。立ち絵から名前、年齢、職業を文野環が答えていくのですが、いつもどおり自由すぎて想定外の答えが続出。Millie Parfaitに至っては横にいるのに「ハッピーハロウィン」というなんだかそれっぽい名前をつけられる始末。もちろん最後には正しい情報を伝えています。

キャッキャと笑ういたずらっ子なMillie Parfait、奇想天外なトークを連発する文野環、通訳を担当する振り回され苦労人のPetra Gurinとバランスのいい三人のコラボです。NIJISANJI ENも人数がかなり増えている現在、まだ知らない人にとってENライバーたちのプロフィールを正しく知るきっかけとして楽しめる配信です。

【古事記】これさえ見ればわかる!日本神話のすべて【古代日本史VTuber きら子】

「古事記」は誰でも知っている本ですが、内容を詳しく知っている人は多くないかもしれません。でもきら子が行った解説を見れば、「古事記」の神話パートの内容が、大体わかります。

そもそも「古事記」は全部が神話ではない、という基礎中の基礎知識からスタートし、登場人物、事件、関係性、あらすじを書籍のページ形式で細かく見せてくれます。説明の語りに抑揚があって、ポイントがわかりやすいのも特徴です。
ボリューム満点な配信ですが、解説が聴きやすいのですんなり観られると思います。これだけでおおまかな内容はわかるのですが、興味があったら更に踏み込んで勉強できる。古事記入門にもなっている配信でした。

【 GTA 企画 】そろそろ1曲歌い終わるまで視聴者から逃げ切りたい🔥【ホロライブ/さくらみこ】

さくらみこが何度も行っている名物「GTA」企画は、彼女の「エリート」なスタイルとファンとのしっかりした関係性あってこそ成立するユニークドタバタ配信です。さくらみこが一曲歌いきるまでに、参加したリスナー(35P)が彼女を倒すことができるかどうかの鬼ごっこ。さくらみこがうまく逃げ切っても熱いし、リスナーがよってたかってボコボコにしても面白いし、歌も状況によってヘニャヘニャになるしで、どうころんでも面白いエンタメになっているのは、企画力とバランス感覚とさじ加減の為せる技です。

35Pみんながマナーを守りつつ、どうさくらみこを愛を持って倒すかで結託しているのもみどころ。試合以外だとリスナーが乗り物をさくらみこに譲る紳士な様子も映されています。「GTA」なだけあってヘリやらトラックやらなんでもあり。後半全員が自転車で統一し、「夏色」を歌うさくらみこを追いかける試合は、疾走感と絵面の組み合わせがある意味あっていて、夏らしくハチャメチャを楽しめます。

【書店員VTuber】いつでもいける!ドイツ文学旅行【新人VTuber】

https://www.youtube.com/watch?v=emij–QarVE

GAMABOOKS書店員VTuberの萬金丹チカ子が行ったのは、ドイツバーチャル旅行配信。実際にドイツに行ったときの話をしながら、萬金丹チカ子と一緒に旅しているかのような映像を見せてくれます。

かなり細かく行った場所にまつわる話題を解説しつつ、手書き紹介メモも見せてくれるので、知識として知る上でもかなり役立つ内容。語り口調が柔らかく丁寧、なによりとても楽しそうなので、土地ごとの紹介が聴いていて心地が良いです。ドイツの知識をふんだんに学ぶことができる上に、その地域の空気感も再現してくれているので、ちょっと気軽にドイツ気分を味わいたくなったらこの配信アーカイブを開きましょう。

Vmusical「Phantasm dance hall」

山田コノハ夢羽九が歌い演じるVミュージカル「Phantasm dance hall」のフルムービーがアップされました。「Phantasm dance hall」「想い焦がれて・狭間に堕ちて」「 one bar of phantasy」の三部からなる作品です。
棄てられた洋館で踊るふたりの少女を軸にした耽美でゴシックな物語は、ドット絵、手描きアニメーション、MMDなど多様な手法で表現されています。またイラストカットも様々なスタイルの絵柄を駆使しており、そのタッチの変化でふたりの心情が描かれています。三部作の中に様々な演出が盛り込まれた映像作品です。

歌とラップが重ねられていたり、ふたりそれぞれ別のメロディパートを語り掛け合い歌って重ねたりと、ミュージカル音楽的手法も駆使されています。各々が全く違う歌声ながらも、両方が爽やかでハキハキした少女ボーカルスタイルなのもあり、ストーリーとキャラクターの再現もばっちりです。歌も映像も贅沢な作りで、意欲的な挑戦が随所に見られる作品でした。

霧が晴れていく/平城サイカ【オリジナル曲】

じっくり言葉を大切に噛みしめるような「中声」の歌声が魅力の、声優系歌うお兄さん平城サイカ。初のオリジナル曲「霧が晴れていく」では、黄昏の街に響き渡るような超高音のボーカルを聴かせてくれます。テクニカルなリズムが組み込まれた楽曲を滑らかに、かつ伸びやかに歌いこなすことで、物悲しさと少しの希望が幾重にも重なるように表現されています。
一方で以前の「少年時代」の歌ってみた動画ではかなり低音の歌声も披露。自身の持つ中声の魅力を駆使しているVSingerです。

【OriginalSong】スイートピー / ことは【VTuber】

元ハナヒゲウツボのことはが披露した2ndオリジナルソングは、真っ青な空と積乱雲が似合う、夏にぴったりな爽やかさ抜群の作品です。遠くまで響く声質の歌声も美しく、飛行機雲のようにまっすぐです。

「冒険に出かけようなんて 笑いながら 目指すは あの橋の向こう 何があるのかな?」という無邪気さと、「さよならをしなくちゃ」「明日に帰らなきゃ」というラストの言葉の意味合いの対比が印象に残ります。基本的に爽やかではありますが、だからこそちょっとだけ寂しさも感じる、エモーショナルな作品になっています。

月ノ輪乃愛「パラレルシフター」MV

今までショートカットの幼い容姿だった月ノ輪乃愛が、ゴシック衣装にロングヘアの新衣装で登場。それにあわせて発表されたオリジナル曲が「パラレルシフター」です。「なにを求めて現実(いま)にいるの? 望むだけでシフトする世界 本当の私はどこにいるの?」と歪み迷う思いを表現した哀しみを内包したこの作品は、作詞作曲も本人によるものです。

普段から弾き語り配信を数多く行っている月ノ輪乃愛の歌声は、今作の歌詞がもつアンニュイな思いを歌声で最大限に引き出しています。弾き語りバージョンも配信内で披露されているので、あわせて聴いてみてください。

【2nd single】Sky Palette / 歌与ポメ【オリジナル】

歌与ポメの2ndシングル「Sky Palette」が公開されました。「白いキャンバスに自分を描いてく」という歌詞の通り、歌与ポメの歌声はとてもポジティブでポップで、のびのびしています。疾走感抜群なメロディに乗せて歌う元気いっぱいな歌声は、ちょっとやそっとの霧なんて突き抜けていくような活力にあふれています。
数多くの歌ってみた動画をアップしていている歌与ポメ。1stEPではムーディな曲やジャジーな曲も披露しており、表現力の幅の広さを見せてくれます。

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