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VTuber 2022.05.29

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(5月21日~5月27日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

【名古屋グルメ】名古屋の老舗喫茶店!コンパルのエビフライサンド

名古屋愛が伝わる裏名古屋奇譚レッド龍導院名千のふたり。今回はレッドがコンパルのエビフライサンドを注文しています。他の地域ではあまり見ないであろうメニューの、できたてほやほやの映像は夜に観たら大変なことになるほどにおいしそう。

バリバリの名古屋弁のテンポがよく、聴いていて非常に気持ちがいい。きりっとまとまった構成と、ハキハキしたトーク、おいしさをばっちり伝えようとする撮影技術が、食レポ動画としてとても高いレベルになっています。
他にもあんかけパスタ手羽先モーニングなど、名古屋飯情報盛りだくさん。名古屋に行くついで、ではなく「ここで紹介されているものを食べるために名古屋に行きたい!」と感じさせる映像です。

NGしかない化粧品広告:化粧品等の適正広告ガイドライン紹介

鈴懸リノアは皮膚科学の話題に特化しているVTuber。今回は化粧品広告にいかにもありそうなキャッチフレーズを探りながら、どこまでがNGなのかを取り上げていく内容。これからスキンケア用品を買う人、必見です。

ガイドライン違反にあたる言葉について徹底解説。なぜだめなのかも検証しており、説得力が非常に高いです。法令とガイドラインがある意味と、それに当たらないよう魅力を伝える広告担当者の努力が伝わってくる内容。身近な話題なので、観ておいて損のない内容です。

#TTVR第60回より「煎茶」「サッカー」

#TTVRはIchitaro企画、いつかやる社長司会、ゼロイチアシスタントで行われている、clusterの5分間プレゼンテーションバラエティ配信。日曜日の夜に希望者が、各々5分間の持ち時間で得意な話をジャンル自由にトークをしていくスタイルで、聴衆はエモートもOK。ニコニコ動画他各種配信サイトでも観ることができます。clusterでトップクラスの回数を重ねているイベントです。
今回は第60回配信から聴きやすく勉強になるものをいくつかご紹介。切り抜きアーカイブは自動文字起こしの字幕が入っています。カットなしのアーカイブもアップされています。

輪行しながら漫画を描いている拝御礼が取り上げたのは「煎茶」についての話題。そもそも煎茶とはなんなのか?と知ってそうで説明しづらい内容を簡潔にまとめた上で、どのような味の楽しみ方があるか、どのように入れるとベストの美味しさが楽しめるのか、試飲のススメなどを解説。「お茶なんてどこでも同じでは?」と思っている人は、これを聴くだけで発見があるはずです。抑揚があり優しいトークも魅力です。

サッカーブラジル代表について解説する声優のコーダイは、プレゼンの際の言葉の使い方と発声がうますぎてびっくりさせられます。なぜブラジルが強いと言われていたのか、逆になぜブラジルが今苦戦しているのかを生々しく解説。まもなく行われる日本VSブラジル戦へのワクワクの高め方も見事。サッカーの試合を観る楽しさが一気にあがる素敵なプレゼンです。他の回でもコーダイは「戦争を終わらせたサッカー選手」など、サッカーについて多様な切り口で紹介しています。

【キャラ弁選手権】にじさんじ愛を料理に詰め込めッ!!!

月ノ美兎ジョー・力一伏見ガク周央サンゴが行ったのは、にじさんじのライバーをモチーフにした、キャラ弁選手権。視聴者の料理の達人たちが腕によりをかけてキャラ弁を作成し、技術と発想力を競いました。

料理のキャラクターイラスト描写も逸品ぞろいですが、たとえば周央サンゴのキャラ弁だと志摩スペイン村の話題にあわせてスペインオムレツやアヒージョなど、配信内容にちなんだ料理が盛り込まれているのも高ポイント。顔が無くてもわかる、というテクニックも観られます。月ノ美兎が選んだ「発想の勝利お弁当部門」では、お弁当の領域を飛び越えているんだけれどもネタとしてのこだわりとアイデアは最高、というものが続出しています。
視聴者募集の料理系写真は、その家庭のストーリーが見えるものもあります。観終わった後に幸福な気持ちになれる配信でした。

【DIY選手権】ガチ勢すぎてやばすぎ・・・!? #HAACHAMASUNDAY

赤井はあとが視聴者募集企画で行ったのは「DIY選手権」。自分の手で作った様々な工作をファンが投稿しているのですが、作品の中にはあまりに技術が高いものが多く驚かされます。七詩ムメイが以前描いた赤井はあとのイラストをモチーフとしたロボットは、工作技術があまりにも高く、強烈な気持ち悪さの再現度に愛が見られます。

他にも赤井はあとの背景にあるネオンサインの自作版や、ハードも自作のフルLEDビジョン、赤井はあとの視聴者数とMV再生数と湿度とCO2濃度などを表示するデバイスなど、電子工作に長けたものからネタグッズまで多数紹介されています。赤井はあとはイラストやラップなど視聴者作品を度々応募していますが、クリエイターたちが腕によりをかけているのでいつもハイレベルなものぞろい。概要欄でのマメな感想も、彼女が作品をしっかり見ているのが伝わるので、参加しがいがありそうです。

赤井はあとは他にも、接点のあるホロライブメンバー(となぜか友人の星川サラ)に告白メッセージを送りつけまくる、というドッキリ企画も行っています。こちらはTwitterでも送られた側が晒し上げをして、大騒ぎになっていました。ENやIDのメンバー含め、ネタとして乗る人、さらっとOK出す人、真剣に拒絶する人など、誰がどんな反応をするか見るだけで楽しい内容になっています。

【初見さん大歓迎】有識者求む!おやつは300円まで!?懐かしの駄菓子たち大集合!【蘇芳またたび/Vtuber】

蘇芳またたびが行ったのは、小学校時代の真剣な悩みの楽しさを思い出すもの。おやつは300円までと決まった場合、どんな駄菓子を選ぶか考える内容です。テーマを設定した上で様々なコーディネートを披露。視聴者と共に思い出を語りながらチェックしています。

視聴者も知っているものばかりなので、コメントも盛り上がります。かと思いきや198円のジャンボヨーグルなど「こんなの売ってたの!?」というものも。しゃべりが落ち着いていて聴きやすく、かつ笑いながら明るくコメントと交流する空気感もあるため、大人子供問わずおすすめできる配信です。自分だったらどう組み合わせるかを考えながら観るのも、あるいは見終わった後自分の最強を買いに行くのもオツかもしれません。

【誕生日カウントダウン】「Hail Holy Queen」30分でお歌超分身!!!【茜音カンナ / ひよクロ】

茜音カンナが誕生日前配信で行ったのは、「天使にラブソングを」の「Hail Holy Queen」をひとりで多重録音し、トラックを重ねて分身していくという配信。実際にリードボーカルにあわせて歌って録音しながらその場でミックスしていく様子が観られます。重ねることでどんどん彼女の声が広がっていく様子は圧巻です。

完成した作品は配信中でも観られますが、単品でもあがっています。ゴスペル調の歌い方が巧みで、すべてのパートが遠くまで鳴り響くような開放的な歌い方になっています。パートの歌い分けが完璧で、音の重なりが一切ぶれていないのも見事。そして分身した笑顔がキラキラしているのも素晴らしい。

茜音カンナの、録音しつつ曲をしあげていくリアルタイムボーカルミックスは、何度か他の配信でも披露しています。新しいエンタメスタイルでのボーカリストとして要チェックの1人です。

雨ニマケテモ×ぬゆり「愛です。嫌いです。」MV

雨ニマケテモ/SHiNOがアップした新曲MVは、アニメーションでぐいぐい動く女の子の、アンニュイなのに躍動的、儚いのにタフな様子が印象的な作品。階段を登っては落下し、また登る。出会った自分は誰なのか、大量のリボンは自分につながっているのか、あるいは別の何かなのか、乗っている電車はどこへいくのか。解釈の余地が数多く残された不思議な映像です。

「だって抑えらんないよもう愛です 嫌いです」と、自分では止めようのない思いを描く歌詞。心から憎むほど愛し渇望する心理表現を、迫力をもって感じさせるボーカルで歌い上げています。苦しみを一瞬感じさせつつも、高らかな愛をポジティブに歌っているようにも感じる、含みのある歌唱力は聴き応え抜群。激しすぎないけれども、抑えることの決してできない情動が伝わってくる歌声は、聴く度に発見があります。

【オリジナル曲】夏風ライド / ヨシキ feat. 小宵 & 咲乃木ロク

ヨシキfeat.小宵咲乃木ロクによる新曲は、5月末の今こそ、聴いてください。この時期でこそ本当の良さが伝わる作品です。新緑の季節、梅雨の前。夏の匂いが待ちきれなくなってくる今の瞬間を描いた作品です。

紫陽花の花が咲いて6月に入ると少しじめつく日々が続くかもしれないけれども、それはもうすぐ夏になるという合図。その一瞬を捉えて、ふたりのボーカリストの美しいハーモニーで期待高鳴る思いを歌った作品です。「夏の扉は君の足元にまで繋がってるみたいだ」と、ワクワクを歌っており、これからに思いを馳せる心地よさがあります。まだ夏じゃない、夏の前の憧憬の思いが、ポジティブさでいっぱいなふたりのボーカルから感じられます。

【MV】ぷらねっと -SHOWER.ver- / OutChips

音影カナの新曲は、EDMスタイルのハイテンションなメロディに、浮遊感たっぷりのボーカルを乗せた作品。どんどん外側に広がっていく構造の音に突き動かされながら、なんだってできる自由を手に「地球なんて飛び越えて」宇宙に飛び出していく解放感は爽快! 楽しそうな思いがいっぱいに詰まった歌声は、跳ねるようなリズムに乗って高まりを全力で伝えてきます。ここまでフリーダム感いっぱいな状態から、最後に「見つけてよこの宇宙で 君と出会えた 平凡で 幸せな星を」と着地するのが実に粋。クラブでテンションマックスな時にかけるのにもってこいなハッピーチューンです。

Phantom Pain / 葉柳ちぐさ 【VTuber / オリジナル曲】

高速のノンディレイピアノのメロディにあわせた、疾走感抜群の葉柳ちぐさの新曲MV。「痛み」を軸に、心から追い求める様子を切なく、でも強く歌い上げています。スピード感があるので、弱さよりも全力感強め。ボーカルも両方を包含しつつ、思いの丈を綴っています。「君という名のペイン繋ぎ止めたい 糸を手繰っている」と心の拠り所への愛を、求め続けるように歌っているのが印象的。叶わない幻想と、そこから産まれる幻痛の思いをうまく表現しています。

葉柳ちぐさのMVは「Re:fAce Bloom Record投稿リレー」の一曲目。二曲目の桃乃ふわりの作品は、優しさとふわふわ感いっぱいのキュート度抜群な曲。頑張って思いを伝えようとするかのような健気さが魅力的です。葉柳ちぐさの曲と全くジャンルが違うので、順に聴いていくと楽しさアップです。この後もメルシュ -Malstrøm-夕月ティアとMVが公開されていくようですのでぜひチェックしてみてください。

ヰ世界情緒 #26「ARCADIA」【オリジナルMV】

ヰ世界情緒の新曲「ARCADIA」は、彼女のMVとしては珍しく幻想世界と現実世界を行き来する映像になっています。サビの「わたしはここにいるよ」の音と声の広がりは、彼女の持つ歌唱力の高さがダイレクトにぶつかってくるパート。高音の揺るぎない強さと、少女の儚くも熱のある存在感を歌わせたらピカイチなボーカリストです。

ビスクドールのような彼女の姿は、実写世界の中では少し異質。概要欄にあるように「仮想世界」にいる彼女が「こちら」にくることで今回の「あなたと探したいんだ」という歌詞の意味が深まります。普段彼女のいる世界、現実の世界、どちらが「アルカディア=理想郷」なのかはわかりませんが、それぞれの世界はつながっており愛を歌えるのだ、という希望に満ちた作品になっています。

ASIAN KUNG-FU GENERATION – ソラニン(ROTTI ver.) Covered by LAUTRIV

バーチャルバンドのLAUTRIVがアップしたのは、青春の痛みいっぱいなJ-ROCKの名曲。クリアな音作りなため、ギター、ベース、ドラム、ボーカルの表現に血が通っているのが伝わってきます。演奏シーンは再現度が高く、3Dモーションの難関である楽器表現をナチュラルに見せてくれます。

サビ部分のボーカルの思いの入った歌声も、若人のリアルな気持ちを伝えるようなギターもとっても素敵。戸惑いをそのまま形にしたようなベースと、一歩ずつ前に進む思いを伝えるドラムも美しさがあります。

LAUTRIVは直球なJ-ROCKに、直球で向き合って演奏するバーチャルバンドグループ。これからもロックサウンドをどんどんアップし、いずれVRでライブしてほしい、それを聴いてリスナーをバーチャル上で飛び跳ねたりモッシュさせたりさせてほしいバンドです。

くうになる | somunia×カシ・オトハ 【歌ってみた】

カシ・オトハsomunia、ふたりのボーカリストがアップしたのは、初音ミクと可不で作られた作品のカバー曲。原曲の細やかさをリスペクトしながら、各々が存在感とオリジナリティを持って繊細に披露しています。

少女らしさあふれるソプラノのsomuniaの声と、あたたかみのあるカシ・オトハの声は、抜群の組み合わせ。原曲を知っている人なら、サビのハモリ部分の再現度と、それでいて個性がでているオリジナル感を味わうことができると思います。二人のシンガーのいいところが存分に出ている、素敵な一曲です。

【バンドマンが絶対にやってはいけないこと】を替え歌で紹介してみた

あくまのゴートがアップした「関白宣言」の替え歌は、バンド経験者だったら最低でもひとつ以上は見に覚えのある話ばかりだと思います。バンドあるある、特にダメな方についての話を楽しく並べつつ、それでもバンドがやめられない思いをブルース感あふれる歌声で歌います。

特にバンドマンで時間にルーズな人が多いのはあるあるなので、そのあたりは何度もネタにでてきます。また演奏している側でしかわからないようなやらかしの話題はちょっとディープな分、苦い思い出を彷彿とさせるであろう味わいも深め。バンド経験がある人はかつてを振り返りながら、ない人は「これが現実」と笑って楽しみながら、ネタの数々を噛み締めましょう。やっぱりバンドはやめられないな、とミュージシャンが悲哀含めて楽しんでいる様子が伝わるはずです。

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