日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)やバーチャルで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック！
キノキノピーのニッポン神っぽいね調査団
ジョー・力一がアップしたのは、日本の「神っぽい」人やモノを探す新感覚ロケバラエティ「キノキノピーのニッポン神っぽいね調査団」の動画。なんだか超流行している曲にタイトルが似ているような、中身は別物すぎるような。 ロケ先は商店街です。既視感がすごいです。
「このチャーシューこのネギこのメンマ」「ちっちゃいねちっちゃいねグラスちっちゃいね」のリズム感や「品性はどうかな？」などの小ネタなど、どこかで聞いたことがあるような無いような、抜群のバランス感覚でロケ漫談を繰り広げています。
加えて「内臓ありますか？」という発言あたりから、流行りネタのパロディだけではない、彼が持っているネタ元へのリスペクトも感じられます。気になる方は検索してみてください。
こういう世界を見る解像度の高さ、ネタのひねり方、伝える表現力、そしてみんなを最終的に楽しい気分にさせる技術は、ジョー・力一ならではのです。
【限界】VTuberが1週間本気でコラボしたらどれくらいの数になるのか？？【レンタルぽこピー】
機械のトラブルで編集作業ができなくなったぽんぽことピーナッツくん。そこで休むふたりではない。VTuberふたりが一週間、本気でコラボをしたらどれだけできるのか、という挑戦を行いました。それぞれ「レンタル」と称し、希望者のところに突撃。相手方のチャンネルの企画動画に参加したり、歌を一緒に歌ったり、配信に出たり、素材を活用してもらったりしています。希望者側もまた迅速な実行力とフットワークの軽さが問われたこのハードな企画、実に46の参加が集まりました。公式のコラボ一覧のリストはこちら。
ふたりの「休まない」という目的と「それをネタにする」という姿勢がきれいに昇華されています。また普段はコラボをしない、応募してくれた人との接点がたくさんうまれました。これによってぽこピーの知名度もコラボ先であがるし、ぽこピー目当てで見に行った人が個人VTuberを知ることができるし、ファンは新しい楽しみ方ができるというwin-win-winな企画になりました。
これを達成するには、一週間コラボに出続ける二人の体力も必要ですし、呼んだ相手方が即動画化する能力も必要です。あらゆるものが一丸となって動いた一週間として、非常に熱いものがありました。
MoguLive!もこれに参加しており、ぽんぽこをレンタルしてインタビューしています。レンタルというレベルではないガチインタビューなので、是非チェックしてみてください。
【遠隔操作】ピーナッツくんは振った元カノに全く知らないスーパーで食材を買わせて理想の料理は作ってもらう事は出来るのか？【VTuber 料理/紫桃あのん】
普段から「ピザポテト一袋使った唐揚げ」や「ファミチキピザ」など、食材を豪快に使い超カロリー超美味な料理を披露している紫桃あのんがピーナッツくんと行ったのは、遠隔操作お買い物。ピーナッツくんが、見えない紫桃あのんに想像だけで指示し、買ったものでチャーハンを作ろうという企画です。一応フロアがどう分かれているかだけのマップはもらっているピーナッツくんですが、何がどこにあるかは不明。果たして…？
ピーナッツくんのガチ推理と紫桃あのんの料理スキルが活きた企画です。結果がどうなったのか、おいしいのかどうかは動画を御覧ください。ふたりのバランスが絶妙にそろったがゆえのコラボ企画になりました。
ぽんぽこちゃんとお花見行ったら喧嘩になった
ゆるふわはぴふり癒やし系の女の子なんだけれども、まれにアップする動画が振り切れてクレイジーな東雲めぐ。今回コラボ企画でアップしたのは、ぽんぽこの発言を活用したいわゆる音MAD動画。ニコニコ動画を彷彿とさせるテンポのよさを感じます。
確かにぽんぽこの発言の素材を使ってはいるのですが、もっとあるだろ！という感想が湧いてならない動画です。少なすぎる！ でもそのまま突き進んでアッパーでゆるいはぴふりを作るのが、東雲めぐです。彼女の内奥に眠る魅力と才能が噴出した一本でした。
【コラボ】ぽんぽこさんと手作りオムライスバトル！！！！【ぽんぽこちゃんねる】
おむらいす食堂が行ったぽんぽことのコラボは、二人のオムライス制作バトル。自身のフィールドとはいえ、おむらいす食堂、逆に負けるとメンツに関わる可能性大。本気バトルです。
二人の作ったオムライスは、ある意味どちらも特殊なものになっています。さすがに遠隔なので味は相互に食べあっていないのですが、意外とどちらもおいしそうな…？そもそもぽんぽこのは「オムライス」と言っていいのかどうか。
おむらいす食堂は普段から「サイゼリア１０００円ガチャ」「炊飯器で作るチーズケーキ」など食を楽しむ企画動画が盛りだくさん。中でも食べ物ASMRシリーズは聞いているとヨダレが出ること間違いなし、字幕の解説もユニークなためオススメです。
【加工】ぽんぽこさんを撮影してかっこよく加工した！！
ぽんぽこといえば、かわいい、面白いなどが形容詞にあがりますが、いやいや、忍者です。かっこいい部分もあるのでは。そこでKAZUMAが行ったのは、ぽんぽこをイカすスタイルで撮影し、加工を加えて最大限かっこよくする、という企画です。
自然に撮影しているように見えますが、これが全部VR空間の撮影スタジオだということに驚き。実写のコスプレ写真加工も行っているだけあって、今回のぽんぽこ写真も躍動感抜群の美しい作品に仕上げられています。動画の中では作業のときのテクニックも紹介されているので、実際にやってみたい人には参考になるはずです。
【ガチ恋ぽんぽこ×リオとツグ】「100均ロマンス」
おもしろイケメンお兄さんの二人組リオとツグ。今回は１００均でバイトをしている彼らの元に、１００均大好きガチ恋ぽんぽこがやってくる展開になりました。ガチ恋ぽんぽこは自身のチャンネルだと大暴走してピーナッツくんに突っ込まれるトラブルメーカー的存在ですが、今回は本当にガチ少女です。
イケメン二人が真剣に少女漫画的イケメンを、冗談めかすことなく実行すると、ガチ恋ぽんぽこが本当にかわいい一人の女の子になるというのを証明した、奇跡の動画になりました。シチュエーションコメディとしても、キュンとなる内容としてもよくできているので、シリーズ化してほしいところです。
日雇礼子さん達で学ぶ資源ゴミ回収のお仕事
日雇礼子に学ぶ、普段は知らないお仕事動画。今回は資源ゴミ回収についてです。ごく身近にある仕事ではありますが、そのリアルはあまりにもハードなものでした。
命がけの生ゴミ収集、異物混入の危険度の高さ、シュレッダーの意外な収集方法など、非常に生々しい話題の連続。これを観ればゴミ収集業者の方への解像度が格段にアップし、感謝も倍増し、ちゃんと分別しようという気持ちがわいてきます。子供にも観て欲しい内容ではありますが、後半のアレな感じでもってっちゃうおじさんの話題あたりは逆に生々しすぎて説明が難しいあたり、さすが日雇礼子です。
沖縄で根間ういの知名度を調査したら驚愕の数字が・・・！
沖縄のPRを全力で行い続けている根間うい。では実際のところ、沖縄の人の間で彼女の知名度はどのくらいなのか…と調べたのが今回の動画。観るとわかりますが、VTuberとしては異例なレベルの知名度でびっくりさせられます。沖縄で多方面の活動をするとここまで地元の知名度があがり活動の幅が広がる、という希望が持てる素敵な結果でした。
と同時に何で知ったのか、どんな動画が見たいのか、バーチャルOKINAWAの認知度はどうなのかもチェック。それを元に今後の活動にフィードバックしていくようです。地盤をしっかり固めながらやりたいことをやっていく彼女たちのスタイルは、今後も安心して応援できそうです。
Toccoyaki – SHOOTING GIRL (feat. picoco)
キュートな二人組Toccoyakiによる新作は、ピコピコサウンドが心地いいチップチューンサウンド。ふたりのふわふわした歌い方に音がぴたりとマッチしたポップな作品になっています。
新しいワクワクが欲しくて、コントローラー握ってFPSをやるシューティングガールの感覚は、VTuber・ストリーマーファンならよくわかるかもしれません。次第に相手のプレイヤーが気になってしまう様子をふたりが表現していて、こちらまでときめいてしまうMVです。
【MV】ラヴリースタンプデリバリー / BOOGEY VOXX
BOOGEY VOXXの新曲のサムネイルを見てびっくり。Ciがきゅんきゅんにかわいいゆめかわソングを歌うのか？ 実際入りのパートはとてもかわいくて、ブギボの新境地なのかと思いきや…。
ある意味新境地どころか、思い切りすっ飛んだ内容でこれまたびっくり。歌詞と映像あわせて最後まで見てください。なんのことかわからなかった人は、タイトルのアルファベットの頭文字を並べてください。悪い顔の郵便局員Fraの描写とラップは、とってもかわいくてとんでもなくダーク。ブギボのサグい本領発揮な作品でした。
昨今のVtuber界隈に言いたいことを歌に詰め込んだわ
半分釣りっぽいタイトルであり、おそらく半分本気。限界ギリギリに挑むあおぎり高校が自分たちのパンクな歩みを振り返るような、オリジナル曲をアップしました。これを堂々と歌えるのはあおぎり高校だけ。
したいことをしたいだけして、VTuberとしての動画をアップし続ける。「飽きるくらい見た夢は全部動画にぶっ込んだから笑ってくれよ 親指立てて高評価もくれよスパチャもくれよ」自分たちの表現活動を堂々と胸を張って、私達の結晶だと公開しているからこそ、チャンネル登録してスパチャをくれよ！という貪欲さも説得力があり清々しい。バーチャルの皮は一枚かぶりつつもほぼ裸一貫で突き抜けていく彼女たちを感じるにはもってこいの作品です。
マキシマム ザ ホルモン – ぶっ生き返す!! Covered by LAUTRIV
バーチャルで、これをフルトラで演奏するのはすごい！ バーチャルバンドLAUTRIVが満を持してアップした初MVは、演奏難易度激高の曲「ぶっ生き返す!!」のカバー。ハードコアなデスボイスと難しい演奏を激しく再現しています。
メンバーはボーカルのCoco、ベースのなべあき、ギターの緋弦かづさ、ドラムの頬白ギンコ。元々バーチャルで音楽活動をしていた面々です。「LAUTRIV」とは「VIRTUAL(バーチャル)」を逆から読んだ造語だそうで、生に近い現実の音楽への逆行への挑戦をも意味するようです。VR空間での楽器演奏はトラッキングが難しい鬼門表現なのですが、その技術にも果敢に挑んでいるのが伝わるMVです、今後どういう音楽にアタックしていくのか、音楽的にも技術的にも楽しみです。
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