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VTuber 2022.01.16

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(1月8日~1月14日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)やバーチャルで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

【新人VTuber】りんりんねOPアニメ!! #Shorts

VTuber姉妹のりんりんねは、ゲーム実況動画と、自分たちのアニメーションを組み合わせたかなり変わったスタイルで活動をしています。今回はそのOPに使われているアニメーションのshortsがアップされています。これを見るだけで、アニメーションのクオリティの高さがわかります。

映っているふたりがVTuberとしてゲーム実況をするパートと、ゲーム内での探検をふたりの出来事そのものとしてアニメ化するパートにわかれた構成です。ゲームとふたりの境界が曖昧になるあたり、視聴者をもゲームの舞台に入り込ませる魅せ方で、とてもユニーク。やっているゲームはホラーの「赤マント」。アニメーションもホラーテイストになっています。

彼女たちの活動がどういう構造なのかは「4.5」を見るとヒントが見つかると思います。とはいえ、まっさらな状態から見ていった方がこのチャンネルの面白さを堪能できるので、できれば最初から順に追っていくのをオススメします。
アニメーションは特に画面レイアウトがうまいので、オープニングやエンディングで入るパートは必見。ゲーム+バーチャルを新しい切り口で見せている、注目のVTuberです。

【真冬】1年の気合いを入れるために人生初の滝行を体験してきました。【金引きの滝】

年末年始のぽんぽこピーナッツくんの動画は、意外なドッキリなどいろいろな意味で攻め続けています。中でも強烈だったのは、本気の滝行。1月の冬の寒い中、京都金引きの滝に挑みます。

滝行の様子はリアル映像で見せるために、3Dボディとパペットをフル活用。現実世界で滝にやってきたふたりがきちんと滝行する様子を、大迫力で伝える映像になっています。バーチャルの感覚を大きく自在に捉え、どうやったら面白い絵になるか計算しなた上でエンタメにしている、撮影・編集の蓄積された技術を感じる映像です。
パペット・3Dともに、ふたりがちゃんと滝行用の白い着物を着ているのも面白い。パペットになったふたりにはどんどん世界に飛び出してほしいところです。

富士葵とキクノジョーおめがシスターズのメンツがふたりと一緒に集まって、滋賀県甲賀市の施設でグランピングしている様子が、それぞれのチャンネルにアップされています。全員リアルに飛び出すスタイルのVTuberなだけあって、独自の実写+VTuberの撮影をしているので、盛り沢山な内容を楽しみつつ、映像手法の比較をしてみるのも面白いです。

『さよならを教えて』のメーカーが新作を発表したので嬉しさで狂いそう【餅月ひまり loves 長岡建蔵…】

ヘホゲ(※R18ゲームのこと)愛に満ちている餅月ひまりが、自身も思い入れが非常に深く、かつヘホゲ文化においても欠かすことのできない傑作「さよならを教えて」のメーカーの新作が出たことを動画で取り上げました。新作名は「Geminism(げみにずむ)(仮称)」とのこと。何の話題なのかわからない、という人でも彼女のこの動画を見ればどういうすごい事が起きているか大体わかります。

餅月ひまりはヘホゲに対しての知識量が豊富で、知らない人にも一通り理解させる解説力と、溢れまくるパッションを持っています。オタク早口語りに見せかけて、情報を過不足なく整理し、発売された時代や社会性をも話題に交えながら語っている彼女。ヘホゲ文化がサブカルチャーに及ぼしてきた影響力や作品の面白さ、女の子たちのえっちさを講談師の如く語り続けています。

ヘホゲ雑誌「テックジャイアン」で連載していた餅月ひまり。26年前、1995年の第一号から振り返る動画もアップしています。通販用の小為替やPCのスペックなど時代を感じさせる技術の話題から、現実のアダルトイベントが載っていた話なども。比較サブカルチャー史としての意義がかなり高い内容になっており、今後もバックナンバーが揃い次第継続して動画化していくようです。

【知らないとヤバイ】4月以降は18歳から成人!?(成年年齢)【にじさんじ/グウェル・オス・ガール】#Shorts

短くシンプルに、わかりやすく。誰もが知らないといけないことをグウェル・オス・ガールがまとめて動画にしています。三学期すぐにでも中学・高校で流す価値ありです。
4月から、18歳が成人扱いになる、という発表はぼんやりとはわかるのですが、具体的に何がどうなるのか意外とわかりづらい。そこで本当に重要な部分をピックアップし、紹介しています。1分以内でほぼ概要がわかるため、知っている人でも見ておいて損のない動画です。

この他にもグウェル・オス・ガールはShorts動画で大量のネタやお役立ち動画をアップしています。内容がキャッチーかつ構成がうまいため、人に彼をおすすめするのにももってこいです。

【#生スバル】大空スバルイメージアンケートしたら衝撃の結果に涙が止まらない2022:image survey project 【ホロライブ】

大空スバルが2022年版の「大空スバルイメージアンケート」を行いました。このアンケートは9540件とかなりの票が集まっており、男女比率、年齢、国籍などもはっきり出るのが特徴。ファンの解答として、機械的なものよりもリアルな数字と発言(とノリ)が見られます。2020年、2021年との比較もしているので、どう視聴者層が変化したのかが如実に見えるプレゼンになっています。

大空スバルのイメージ、配信の好きなジャンル、やってほしいジャンル、人気のコラボユニットなど、多岐に渡る質問の集計がされています。特に「イメージ」の部分は以前からのファンか、そうでないかで解答を分けたことで、大空スバルというVTuber像は見続けるとどう変化するかを観察することもできます。

【Alook】チケット発売を見守る枠【長瀬有花】

https://www.youtube.com/watch?v=Lntiso-I75k

https://www.youtube.com/watch?v=-8EKMTdTBak

長瀬有花が1stバースデーライブ「Alook」を2月19日に開催するにあたって、チケット販売を開始したのですが、その販売を見守る枠が配信されました。販売を見守る枠、というコンセプトも珍しいのですが、このライブにあわせて作られた特設サイトがインパクトがあるというか、懐かしいと言うか、そうきたかというデザインでファンを驚かせました。

HTML直打ちを彷彿とさせるスタイル、悶絶した30代以降は多いかもしれません。長瀬有花いわく「レトロ」。この懐かしそうな空気感はライブにも活かすそうで、演出スタンスが徹底しています。
視聴者の中にはキリ番やアクセスカウンターを知らない視聴者もおり、ジェネレーションギャップのすさまじさも。逆に早速右クリックやCtrl+Aを試す剛の者も。とても「インターネット」なセンスです。

今回はこのHPのみならず配信自体が非常にテクニカル。ブラウン管テレビにビデオ出力ケーブルをつないで、そこからバーチャルアバターで話すという形式でした。これは以前のライブでも取られていたスタイルで、3次元の姿もバーチャルの姿も、他のもっといろいろな次元にも行く実験をしている、という彼女の活動思想が如実に出ています。最近ではアニメーションの投稿も始まり、さらに次元を超越し続けている長瀬有花。今回のライブの舞台も「漂流次元教室」という場所になっており、時間とともに変化していくとのことです。数量限定で実際に手に入るチケットは「次元顕現チケット」という名称なのもユニーク。
あの手この手といろいろな手法を駆使して「長瀬有花」を表現している、長瀬有花。彼女が歌と演出で何を仕掛けてくるのか今から楽しみです。

皆の本棚紹介配信【 雑談枠 / JP Vtuber 】

人の本棚には、その人の個性と蓄積が出るというもの。縷々道生我が行った配信では、視聴者からTwitterハッシュタグ「#縷々道本棚見て」で寄せられた様々な本棚の写真を紹介しています。

ぴしっと漫画を揃えて並べている人、ラーメン屋を想起させる選書、そのまま配信の背景にできそうな文芸棚、付箋が貼られた参考書や技術書など、多彩な本棚が登場。棚に並んでいる作品やレーベルにまつわるエピソードを配信内で多数語っており、聴き応えがあります。
電子書籍ではなく紙の本なのもポイント。視聴者の持っている本は多彩で面白く、それを語る縷々道生我の知識量と聴きやすい声が魅力的。可能であれば是非続けてほしい配信です。

【VRCLIVE】うそつきまんじゅうとおしらせおじさん #くさまのんじゅう 【海崎マノン(O.A. 朗読) / 93poetry / まんじゅう】

まんじゅう93poetry海崎マノンによるライブ「うそつきまんじゅうとおしらせおじさん」がVRChatで開催されました。言葉の力を重視しながら、歌、詩、朗読を披露するイベントです。
このライブではVR舞台であることを生かした演出がされていました。観客が席に着いて演者が語りだすと、全員を含む空間がライブハウスや住宅街の路地裏や水中など、どんどん変化していきます。作品ごとの空気にあわせた背景が用意され、音と言葉に没入できる仕組みです。

人生のやりきれなさや悲哀そして希望を、迫力のある言葉で紡ぎ、観客の心をえぐった93poetry。飲み屋の前のステージでの言葉は、色々と刺さります。やさしくなれない悲しみを集めた叫びのような曲の数々が、不思議とあたたかさを感じさせるまんじゅうは、夕方の公園や夜の川の土手で、クリアな歌声とギター音を響かせました。海崎マノンは新作オリジナル童話を朗読、七色の声でキャラクター演じ、真っ暗なステージに言葉で光を灯しました。
VRを利用し、深く自己表現を突き詰めている面々のステージです。YouTubeでも空気感は伝わりますが、VRで観ることで同じ思いに呑み込まれていく、特異な体験のライブになりました。

山之辺七瀬コンサートクルーズ リコーダー船上ライブ #cluster #Metaverse

山之辺七瀬がclusterで行ったリコーダーライブは、いわばバーチャルクルーズ。最初は港にいる帆船に乗り込み、コンサートがはじまると出港、航海中は演奏を楽しみ、ぐるっとまわって花火のあがる港に戻ってくる。非常にゴージャスで優雅なステージをVRで楽しめます。

航海の最中は雪が降ったり雨が降ったり霧に覆われたり、という船ならではの演出も。リコーダーでクラシック曲からアニソン、ポップスまで幅広く演奏しており、チェンバロと共にパワフルで美しい音色を聴かせてくれます。特に波音を切り裂くように響き渡るバロック曲の高音部分の迫力は必聴。
YouTubeで見ても十分面白いライブなのですが、その場で共に旅をすることで聴こえる別の音もありそうなので、次回があれば是非乗船してみたいものです。

case.1 「るあ」 #バーチャル・マッチング #Shorts

アザミによる新企画「バーチャル・マッチング」が始まりました。6人の女の子をモチーフに、オリジナル楽曲のショートバージョンを次々あげていくというもので、全楽曲公開後に投票を開始。人気投票一位になった女の子の曲がフルMVでアップされる、という企画です。
一作目は「るあ」。ジャージ姫カット舌ピアスヘッドドレスの大学生。二作目は「れな」。ふわふわした髪でおしゃれが好きな専門学校生。このビジュアルを見ながら曲を聴いて、女の子の生き方をイメージする今回の企画、バーチャルに作られる6人の女子たちがどのようなベクトルの存在になるのか、かなり楽しみです。なおTilTokにも動画がアップされています。

【MV】4月2日、春時雨の中にて / Ion Lithos

Ion Lithos(あいおんりとす)がアップしたのは、雨降り注ぐ春の森の中に広がるような、しっとりと、ゆったりと、荘厳な自然を感じさせるオリジナルソングです。ボーカルりくりの歌声は、しっとりした雨の音と静謐さを感じさせる発声の響かせ方が美しく引き込まれます。息をして歌うことそのものが丁寧なので、音が風になっているかのようです。

ストリングスの使い方がたくみなtattoのメロディ。音を重ねつつ、大自然の落ち着きと優しさと重みを共に表現しているように感じられます。ポジティブさと戸惑い両方がひしめく歌詞も、春の雨の空気にマッチしています。

ケルトのような民族音楽的な空気を含む音と、クラシック音楽的な曲の構成、チルミュージックのデジタルサウンドの融合が魅力的なIon Lithos。official siteも開設しており、ミニアルバム「薄明の彼方、胡蝶の行方」も配信中です。

【MV】フレンチトーストマーチ! – 惑星ちる Original Song

教育番組ですぐにでも流せそうなクオリティの歌とメロディとMV。惑星ちるのオリジナルソングは、フレンチトーストをテーマにしたお料理ソングです。といってもそわそわしているようですが、ちゃんと作れるのでしょうか…?

1分間に、お料理のワクワクがいっぱいに詰まった、楽しい作品です。心情にあわせて途中から転換する曲の作りが巧みで、短いミュージカルのようになっています。
惑星ちるの歌声はそわそわしている子の心をうまく表現しつつも、見守る側の優しさのような柔らかさも含んでいるので、聴いていてとても心地が良いです。

惑星ちるの歌動画はオリジナルもカバーもこだわりが強くあり、世界観がしっかりしているためどれから見ても魅力を感じられると思います。中でも今回の曲と「ねむぺこのうた」は1分の中に歌唱・作詞作曲・動画の技術がさりげなく集結しているので、惑星ちる最初の一曲としてもオススメです。

【MV】Future Canvas / 音影カナ

聴くだけで元気いっぱいになるハッピーチューンの登場です。音影カナが1月8日に出したニューアルバム『SHOWER』に収録されている「Future Canvas」は、すべての音が弾むかのようなリズムが印象的。最初からテンションをマックスまで引き上げてくれるパワーのある曲です。
「誰かが捨てた 秘密地図を手に まだ知らぬ音奏でよう」とポジティブな歌詞を、まっすぐに高らかに歌っているので、爽快です。アップテンポな曲調と相まって、聴いていると一緒に走っているかのような錯覚に陥ります。コーラスには紡音れい夢羽九などこれまたパワーのある面々が集結。ライブでやったら盛り上がること間違いなしなキラーチューンです。

【オリジナルMV】自傷無色 / 眠霊幽【歌ってみた】

映像の作り込みと歌のシンクロが見事な眠霊幽のカバーMVが公開されました。ネガティブで自傷的な曲を演出する実写映像がふんだんに取り入れられており、鬱屈とした空気感が増幅されています。そこへ眠霊幽のアニメーションが入ることで、鬱から解放へと向かう曲の様子を盛り上げています。最後の目があうシーンは、歌詞とリンクして心に来るものがあります。

低音部分を心地よい歌声でしっかり歌い上げる、安定感とパワフルさを持ち合わせた歌唱力の眠霊幽。今回は不安定で儚い心理の揺らぎと、混迷する思いの吐露がうまく表現しています。哀しみだけではない複雑な思いが、声色に浮かんでいるのは聴きどころです。

「鼓動」femme fatale – Propolis Sachiko & NEQRE

ぷろぽりす幸子ねこれがアップしたのは、ふたりが大ファンだというfemme fataleへの愛情がたっぷりこもったカバーMV。原曲の持つ浮遊感をしっかり活かしながら、ガーリーな世界感を自身たちのスタイルで再現しています。

ふたりの歌い分けが小さく映像の下に出てくる親切設計。柔らかさが魅力のぷろぽりす幸子の声と、キュートさを引き立てているねこれの声がうまく絡まり合い、耳に心地の良い作品に仕上げられています。

ねこれはオリジナル曲「境界性ユーフォリア」のMVをアップしています。EDMスタイルの迫力のあるメロディに乗せて、序盤はキュートに、サビではパワフルに歌声が響きわたるエモーショナルな作品になっています。ハイトーンな歌声を活かすメロディラインの使い方が独特で、印象に残りやすい曲です。

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