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VTuber 2020.08.02

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(7月25日~7月31日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

疲れた…動画投稿やめます

エイレーンが大きな決意を発表しました。ヨメミ萌実エトラと共に同じチャンネルでずっと動画を主軸に頑張ってきた彼女。動画で戦い続けるのはなかなか労力のかかることです。しかし動画でしか表現できないものは確実にある。特にVR・ARとVtuberのつながりに期待していた人もいるはず。そこでVR機器の普及を目指してVRアニメを30本動画をアップするという公約を発表しました。

めちゃくちゃ大変そうな決意ですが、VRコンテンツが増えるのはVR機器を買うきっかけになるはずですし、エイレーンがデビュー当初から持っていた夢である「アニメを作りたい」にも通じるので、応援したいところです。なおエイレーンファミリーの一人、夏実萌恵は360度VR動画を既にいくつかアップしています。
今後はゲーム連動企画バラエティ「エイレーンの打ち切り上等!」Mildomで生配信したり、メンバーを増やしたりと活動の幅を広げていくようです。

~Vtuberあるある~主に私

本間ひまわりがアップしたのはあるあるネタ集短編動画。今回は「Vtuberあるある」として、主に本間ひまわり本人の経験談に基づいた、Vtuber・Vライバー界隈独自の文化についてユニークにテンポよくまとめています。

ソフトなネタもありますが、鋭いところにも切り込んでいます。「リスナーが激甘」という項目では1年配信を忘れていたVライバーに対して、チャット欄のコメントが「いきれてえらい」「1年遅刻できてえらい!」のような、もう生存自体を褒める、できていなかったことすらも褒めるという状況。これはVtuber界隈に実際にある特有のノリなので、誇張表現で笑いに変えたことでちょっとドキッとさせられます。
本間ひまわりは基本は生配信メインで活動していますが、自分が編集した動画も最近は多々アップしています。今回は特に見せ方がグレードアップしているので、チェックしてみてください。

【ドライブ】もしも推しVtuberがカーナビ音声やってたら / 鏡見みら

発想が素晴らしい。鏡見みらがアップしたのは、自身の声を元にしたカーナビ音声の使用例。走る道のりにあわせて、彼女がナビゲーションしてくれます。
音声は実際にBOOTHで買うことができます。推しのVtuberがナビしてくれたら、運転も数倍楽しくなること間違いなし。Vtuberは特に「ボイス販売」の機会が多いので、このようなサービスは需要と供給がマッチしそうです。

元暴力団組長が面会に来ました【ゆやまチャンネル】


前科3犯のバーチャル囚人懲役太郎と、顔出しでYouTuberをやっている元暴力団組長のゆやまがコラボをしました。二人ならんだ絵面がすごい。
2人とも大きなくくりでは境遇が似ていますが、世代は大きく異なっています。またゆやま氏が組長だったということもあり、かなり状況は違う。そのあたりの差も聞くことができます。
共通しているのは、2人とも足を洗い、そこから今後どうやっていくかを模索し続けている、という部分です。特にゆやま氏が顔出しでYouTuberをはじめたのは、自分のような境遇でも表に出てやっていけるということを伝えたかったからで、現在は集中豪雨で被害を受けた地域のためのボランティア活動に勤しんでいるそうです。
現時点でもかなり踏み込んだ話をしていますが、貴重な体験談を語る二人なので、できればさらに対談や意見交換を動画で見たいところです。

懲役太郎は音楽活動も行っています。また「猫太郎チャンネル」という新チャンネルを解説し、猫たちが生きていける世界について真面目に語る活動も(猫太郎が)開始しています。

『バーチャル部』はじめての採用面接!

JVCケンウッドの公式バーチャル社員黒杜えれんが活動を開始しました。今回は「バーチャル部」に所属するための、彼女の採用面接の様子です。

現在様々な企業広報Vtuberがいますが、黒杜えれんはかなり初々しい新人で、まだ右も左もわからずわたわたしている、という雰囲気。初々しさあふれるツリ目の女の子が好きな人は要チェック。今回の動画を見るに、固い空気のないかっ飛ばしたノリのチャンネルになりそうです。

青森では授業まで「なまっている」件について

ごりごりの津軽弁でのトークがインパクト抜群の津軽ねぷこ。普通に話そうと思えば話せるようですが、素の津軽弁は目を瞑って聞くと日本語だと理解できないレベル。今回は、青森の学校の様子を紹介。現代文の時間の強烈さもさることながら、英語の時間の日本語なまり+津軽なまり発音は多分海外の人に伝わらないのでは。
ご当地Vtuberとしても発信力のある彼女。3D化もされ、青森の面白さを伝える存在としても今後さらなる活動に期待です。

【初配信!?】は、はじめまして!!!緊張します!自己紹介します!【相羽ういは/にじさんじ】

相羽ういはが初配信デビュー!同期はいません!…あれ、そんなわけがない、何かがおかしい。しかも声がヘリウムガスを吸ったかのごときボイチェン。途中黛灰のモノマネをしたところ、あまりにもそっくり…。非常にシュールな配信が続きます。

エンディング後に、黛灰が相羽ういはの誕生日に曲をプレゼントしたことが明かされます。アイドルらしいものを、と考えた末の粋な選択。今回あわせてその曲もアップされました。作詞が黛灰、お手伝いがアルス・アルマル。同期の絆がつまった、ユニークさとエモーショナルが詰まったイベントでした。

【朗読】「さよなら、銀河鉄道の夜」生朗読ライブ【健屋花那/にじさんじ】

健屋花那が行ったのは「さよなら、銀河鉄道の夜」という宮沢賢治の作品を戯曲化した作品の朗読ライブ。「朗読劇」という方が近いかもしれません。前説やブザーまで入っている本格的舞台再現です。
以前から演劇が大好きで、活動していきたいと語り続けている健屋花那。滑らかで抑揚のある朗読としてのうまさ、間のとり方の計算などもさることながら、個々のキャラクターのセリフ部分の入り込み方にはゾクリとさせられます。
最後に「朗読とかミュージカルとかの舞台をにじさんじでやる」という夢を語っています。他にも声劇や歌動画など、表現活動に積極的に取り組む健屋花那の姿、是非追ってみてください。

【Official MV】「ネットのかみさま」Special ver.【GEMS COMPANY】

GEMS COMPANY内のユニット「http:」によるオリジナル曲「ネットのかみさま」のスペシャルバージョンMVが発表されました。ノーマルのMVはアスキーアートのみのアニメーションという、アイドルMVとしては尖りまくりの作品。「インターネット」を表現しておりユニークな動画になっています。

今回は四人がネットを使用している様子を描写。個人掲示板、大型匿名掲示板、バナー広告、ビジュアル型メーラー、SNS、動画サイトとインターネットのあれやこれやを次々繰り出してきます。「ミカカスカジーテルネット」という部分に至っては「NTT」「SCSI」「TELNET」というパソコン通信時代のネタ。インターネット老人会どころじゃない。
作詞が桃井はるこ、作曲が田中秀和、プロデュースが吉田尚記(よっぴー)、歌っているのがバーチャルなアイドル…という筋金入りのインターネットソングです。

水科葵のオリジナル曲「メロウ」も公開されました。こちらは水科葵本人が作詞したもの。人魚姫的世界観の中、澄み渡る歌声を響かせる清涼感あふれる映像づくりが印象的です。

【全部私の声】夜に駆ける【アカペラ】

犬桜ひとつとふたまるがアップしたのは、「夜が駆ける」のアカペラ全部俺バージョン。画面を見る限りものすごい数に分けられています。ドラムパートは、このチャンネルならではのVR演奏です。
もともと犬桜ひとつが柔らかいふんわりした声質なのもあって、何重にもなるとふわふわ感もマシマシ。ベースパートの声が高いこともあって、優しくキュートなしあがりになっています。これだけのパートがありつつ音のハーモニーはばっちりで、とても心地いい動画MVになっています。

【original】Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆【ホロライブ/宝鐘マリン】

宝鐘マリンのオリジナル曲解禁! 誕生日配信あわせに制作されたもので、彼女のキャラクター性をよく表したキャラクターソング的作品になっています。

アニメのオープニングのような映像と、マリン船長ならではのキュートな歌声で、見て一発で覚えること間違いなしな作品。曲を作っているのはゲーム・アニソンで活躍しているIOSYSのARM氏なので、こちらは感覚的にピンとくる方は多いかもしれません。
ちょっとずっこけなマリン船長ならではの部分を交えつつ、海賊団としての冒険感ががっちり盛り込まれたワクワクする曲です。フロアでかけたら盛り上がることうけあいな楽曲です。

【オリジナル曲】ぶいちゅっばの歌 / 1stアルバムスペシャルMV【周防パトラ / ハニスト】

周防パトラがかなり前に発表し、多くのVtuberがカバーしていた「ぶいちゅっばの歌」のスペシャルMVが公開されました。耳に残るキュートな歌声はそのままに、画面の向こう側にいるぶいちゅっば周防パトラの姿が印象に残ります。画面の向こうにいてお互い手は届かないけれども「君が忘れなければ私はいるよ」の歌詞が心に刺さります。

この曲の他にも、周防パトラは普段から作詞・作曲・編曲をこなして歌うクリエイターです。今回のMVは周防パトラの1stアルバム「あいあむなんばーわん!」にあわせて作られたもので、特典Blu-rayに収録されているとのこと。

アルバムは予約販売です。8月29日にはソロライブが行われる告知もされており、周防パトラの躍進はとどまるところを知りません。

【オリジナル曲】怪談少女のろいちゃん

のろいちゃんは怪談朗読を中心に活動しているVtuber。そんな彼女の怪しげな雰囲気をばっちり活かしたナンバーがアップされました。

怪談ネタてんこもり、だけどポップなので聞いていて楽しくなってしまう。声も明るく朗らかなのが彼女らしいところです。この曲がオープニングの怪談アニメができたら…と妄想してしまうほど、キャラクターソングとしてもチャンネルの紹介ソングとしても完成度が高いです。

とはいえ普段の怪談はガチめに怖いです。流暢な朗読、語りのうまさに加え、どの動画も非常に凝った動画演出がされています。すでに50本以上アップされているので、是非気になるところからチェックしてみてください。

【歌ってみた】ファンサ Covered by 朝比奈こん

朝比奈こんがアップした、人気曲「ファンサ」のカバーMVは、最初に見るとびっくりする部分だらけ。実写とバーチャルの融合になっているのですが、スタート時からコスプレイヤーの人が登場。朝比奈こんの衣装でバンド演奏に乗せて熱唱します。

しかしバーチャル世界にはVtuber朝比奈こんがいて、そちらも熱唱している。コスプレイヤーのボーカル側を見ていた観客がヘッドマウントディスプレイを渡されて覗いてみると…。
現実とバーチャル世界、どちらが上か、ではありません。双方に一枚レイヤーを重ねることによって、より豊かな表現ができるのを描いたMVです。コスプレイヤーさんの立ち位置は見る人によって解釈が変わる面白い部分になっているので、是非見て考えてほしい作品です。

【ライブ映像】BOOGEY VOXX “”1st Live at 音Line_DistANCE””

BOOGEY VOXXが6月に行われたライブイベント「音Line_DistANCE」の出演パート17分を全てアップロードしました。2Dの身体で活動している二人、どうやってライブで魅せるのか?

3Dの前後左右に動く自由度には2Dは勝てない、とどうしても感じてしまいます。しかし二人は映像演出で、2Dでも十二分に楽しめる奥行きを作り上げました。クラブシーンを熟知したVJ的な背景の作り込みも細かく、見て聞いてテンションを突き上げてくるパワーに満ちています。
曲と映像のパワーでここまでライブを盛り上げられるんだ、というのを実証した熱い内容。見始めたら17分あっという間にすぎてしまうはずです。

【歌ってみた】『季節は次々死んでいく』原曲キー/女(cover:あづままお)

あづままおがアップしたのはamazarashiのカバー曲。そもそも原曲は非常に個性の強い歌声のため、カバーはかなり難しい。しかしあづままおは強く原曲をリスペクトしつつ、声色を寄せつつもモノマネにはならず、自分のものとして歌を昇華しています。序盤から力強い歌声で、サビに向かうにつれて言葉を噛み締めていくかのごとく歌い上げています。

【MV】- いーあるふぁんくらぶ- 【食べて歌ってみた♫】【ナギナミ】

ナギナミちゃんねる「はんなま」をテーマに活動しているVtuber。バーチャルと実写がごちゃごちゃになる手法を考えた動画を数多くアップしています。
今回はMVなわけですが、サムネイルに反して圧倒的に実写! 最初から手を出しており(Vtuberが生身の手を出すのは非常に珍しいです)、あたかもリアル世界にナギとナミがいるかのように撮影しています。一方バーチャルなモデルの方はシルエットしか出ない、という徹底っぷり。
バーチャルとリアルの線引ってどこだろう?というのは人によって異なるテーマですが、境界がぐちゃぐちゃなナギナミのスタイルはかなり面白いので必見です。

ヰ世界情緒 #06 「いろはに咲きて」【オリジナルMV】

淡く繊細な色合いのイラストで表現されてきたヰ世界情緒が今回完全3Dの身体で動き出しました。止め絵がイラストにしか見えないくらい見事な再現度です。

少し懐かしいような、どこか別世界に誘われているかのような独特な歌詞とメロディ、ゆるぎない世界観の歌声はもちろん健在。映像と3Dボディと歌声が入り混じり、特異な空間を生み出しています。


春猿火が3D化し新たなMVを公開、te’resaもこだわりの強いダイナミックなMVを公開。キズナアイ花譜がコラボCDを制作し、花譜のセカンドライブが決定などなどなど、KAMITSUBAKI STUDIOがさらに本腰を入れて新たなステージに動き始めています。発表がめちゃくちゃ多いので、詳しくはこちらの記事で。

女児4人で「おジャ魔女カーニバル!!」歌ってみた!【オリジナルMV】

花山院薔薇夢羽ねむり皇ちより恋部みるりの4人による、女児感あふれまくる「おジャ魔女どれみ」のカバー曲が公開されました…といってもこのうち元々女児なのは恋部みるりだけですが、この動画を見ている限りだと全員女児です。
キュート全振りの歌声が重なり、映像がポップなこともあって、4人がわちゃわちゃやっている楽しい空気感あふれるMVです。途中にサッと入るそれぞれの紹介テロップは、元の(女児じゃない姿の)チャンネルに興味を持つのにもってこいな工夫になっています。

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