日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック！
【でんきﾁｬﾝのほぼ日刊ご挨拶】みんな早くアイドルになったほうがいいと思うよ
ネットやVTuber、その他雑感をちょっと変わった視点から斜めに切り上げるでんきの新作動画は、VTuberのアイドル性についての話。「かわいい」は強い、ならばみんなアイドルになればいいのでは？ おじさんも含めて。
VTuber界隈に吹き荒れる「かわいい」の風の力強さについて語ります。と同時に、かわいくあるための努力も必要なのも。オチまで含めて、ネタっぽい語りに見せつつかなり考えられたトークになっています。
VR向けパソコンの選び方・買い方講座
けもみみおーこくのねこます氏（VTuberではなくYouTuberとして活動中）による、保存版的内容の実践講座。VRを始めたい人が買うならこのくらいのPCがいい、というのを具体的に解説しています。
あまりおおげさな物言いがなく、丁寧に必要な部分だけ、具体的に紹介しているのでとてもわかりやすい。特にPCに詳しくない人に向けられた内容です。もちろん詳しい人でも納得できるしっかりした情報あり。ブックマークに入れておく価値ありです。
【赤月ゆに VS 赤月ゆにの薄い本】私の出てくる本がまた出た
コミケで出た「自分の描かれた同人誌」を読み上げるという特殊プレイを行っている赤月ゆにの企画の二回目。不敬に書かれていないかチェックする、という名目で本当に出た同人誌を読んでいます。その数実に十数冊。
マンガ型の同人誌は、ゆに本人がセリフを読み上げてくれるという、ファンの描き手側としてはこれ以上ないくらいおいしい企画。でもこれはサービスではなくチェックだから！
「本人が自分の出てくるマンガを読む」というのが果たしてナマモノ扱いなのかどうかわかりませんが、１８禁同人誌までしっかりチェックしています。こういう近さが成立するのはVTuberならでは。
スゥとくすりのもっとうらない＃２【統計学と霊視】
https://www.youtube.com/watch?v=LcmTRweR__c
セフィラ・スウと苺病くすりによる「占い」についてのトークコラボ動画の２回目。内容はガチです。今回は数秘術と統計学の関係、霊視について。
スゥもくすりもLive2Dの可動域が非常に大きく、表情のバリエーションも豊か。よく動く動画です。独自なファッションスタイルでムード満点、活動もこだわりがある２人なだけあって、テーマの占いの会話の内容もあいまって、とってもガーリー、ちょっぴり神秘的。２人のキャラクター性や活動内容を知るのにもってこいのコラボになっています。
【初心者必見！】車の駆動方式とは【レーサーVtuber】
車の話を専門的に取り扱っているレーサーVTuber花香琴音。今回は４DWなどの駆動方式についての解説動画。がっちり初心者向けでありつつ、重要なところをコンパクトにまとめています。
ハキハキとしゃべり、画像も具体的で多め。大事なテロップは余さず入っているので、初めて見る人でも楽しみながら理解できるようになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ecxchphPCX4
普段はガチガチにコアな車の話も扱っていることで人気の彼女。コメント欄を見るとわかるように、通の車好きが集って楽しむチャンネルになっています。初心者にはわからないネタも多々ありますが、チャンネルの空気が非常に楽しそうなので興味がぐんぐん湧いてくるはず。
日本から見れない？NetFlixとジブリの話
イラストを描きながら、マンガを紹介したり時事ネタを扱ったりするいぬじま。今回は海外NetFlixでのジブリ作品配信の話題。ついにジブリがネットで見られる、と喜び勇んだところ、日本・アメリカ・カナダでは配信なし。Twitterで多くの日本人が落胆していました。
この話題について、タイ在住のいぬじまならではの目線で、意外と国境のあるインターネットについてまとめています。ネット配信があるといってもどこの国でも見られるわけではないので、タイから日本の番組を見る際は色々手間暇がいる様子。
細かくイラストで図説しているので、かなりわかりやすい。また海外在住じゃないとわからない細かい話題も多い。テンポのいいトークもあり、見ごたえのある内容です。
AIの生態系を隠し撮りしてみた。
複数人になってからだいぶ経過したキズナアイ。「キズナアイ」「キズナアイloveちゃん」「キズナアイあいぴー」の三人体制になり、それぞれの個性がどんどん目立ちはじめ、複数人だからできることを見せてくれるようになりました。
今回は、デビュー初期キズナアイのような振り切った謎動画を、三人だからできる構造で見せています。
野生のキズナアイとは何なのか…。キズナアイがloveちゃんとあいぴーの２人を観察する内容です。２人の紹介として、かなりよくできているのですが、ツッコミどころが多くて困惑してしまう。以前からのファンなら、もしかしたら「これでこそキズナアイ親分！」という気持ちになるかも。キズナアイ、攻めの姿勢を止めません。
【怪談/怖い話】騒がしい家【立体音響/ASMR/バイノーラル/朗読】
ちゃおの公式VTuber・依ノ宮アリサは、見た目ファンシーでパステルカラーな13歳の女の子。でもメインで扱っているのは怪談・怖い話・都市伝説、という尖った子です。
ASMRスタイルでの朗読劇は、VTuberの活動にぴったり。かなり凝った形で様々な怖い話を聞かせてくれます。
たまに少女向け雑誌らしい内容の話題を扱ったり、ちゃお本誌の紹介をしたりもしています。雑誌の広報VTuber的役割ではあるのですが、作品を発表するひとつのコンテンツとしての存在でもあるのが面白い。活動のバリエーションがさらに広がることに期待です。
【オリジナル曲】テディーベアティー【ぽぷな】
様々な歌動画をアップしているぽぷなの新作はオリジナル曲。作詞作曲編曲歌MIX動画全部ぽぷな、という力作。パステルポップな彼女の魅力を詰め込んだ歌詞になっており、柔らかみのある歌声が魅力。
MVの作り込みボリュームが凄まじい。Live2Dで、多彩なカットの中を動きまくります。衣装も豊富で、かなりゴージャス。実写映像も交えることで、ぽぷなのバーチャル感が出ている演出もユニーク。隅々まで見どころだらけです。
【MV】ロキ歌ってみた Cover by 餅月ひまり【70000人登録達成記念！】
餅月ひまりの記念歌動画は、VTuber界隈でおなじみの「ロキ」。歌い方でそのVTuberのスタンスが出やすい曲ですが、餅月ひまりは明るく弾けるような性格を活かした歌い方と動画を見せてくれました。
はっちゃけ騒ぐひまりを彩るような、元気いっぱいの演出盛りだくさん。中でもサビの部分、教室で歌う彼女のまわりを３Dの文字が飛び交う様子はかなり彼女らしい。歌いながらするドヤ顔の数々が印象的です。
しっかりした歌唱力で魅せる動画もあれば、芸人方向に転がっていくものも。芸風の幅広さも魅力のひとつです。
【オリジナル曲】Saqism［魔宵さきゅ.VTuber］
https://www.youtube.com/watch?v=ORyx_10nhcU
VGaming所属のサキュバス、魔宵さきゅのオリジナル曲がアップされました。高めのウィスパーボイスと小さな笑い声の彼女。その特性を存分に活かした怪しげでキュートな曲に仕立てられています。
キラキラした夜の気強めなMIXにあわせ、MVはセンスのいいナイトファンタジー風味。本人の立ち絵はあえてあまり出さず、背景がぐいぐい動く変わったスタイルが、より彼女の怪しさとセクシーさを引き立てている動画です。
【替え歌】『腐日』（腐女子・オタクの『白日』/King Gnu）【オリジナルMV】【にじさんじ/鈴鹿詩子】
鈴鹿詩子による替え歌動画、今回は「白日」ならぬ「腐日」。きれいな声で歌い上げる名曲も、歌詞の腐女子ネタで見事にだいなしに。BL好き成人女性としての彼女の生き様が刻まれているかのようです。
あるあるネタ満載かつ、そういう見方もあるのかという切り口がたくみ。演出の技術が高いのもあいまって、しっとりした空間とのギャップがユニークなMVになっています。
以前アップされていた「腐れてんだー」とは直接の関係はありませんが、あわせて聞くと彼女の強い生き方の決意を感じます。オタク生活は、こんなにも楽しい。
【MV】また明日 / MonsterZ MATE
MonsterZ MATEのコーサカソロ曲。曲はVTuber音楽では欠かせない存在になりつつあるDJ WILDPARTY。
コーサカの作る歌詞は、自分に起きていることをまっすぐにぶつけることが多いです。そのため今回の曲も彼の動画や配信を見ている人なら、あのことかもしれない、と心当たりあるかもしれません。
確かにやりきれないことも多いし嫌なニュースだらけかもしれない。けど、いいニュースもたくさんある。ちゃんと目を止めて、前を向けるかどうか。「また明日」と歩みを止めない彼の決意が、今回も漲っています。ハッとさせられるフロウが忘れられず、思わず聞き返したくなる作品。
様々な過去作品にコーサカの生き方が刻まれています。その中からこの２曲もあわせて聞くと、より歩みを追うことができる、かもしれません。
【LIVE】タンタカタンタンタンタンメン / ぼっちぼろまる
リアル世界に自ら飛び出せる数少ないVTuberの１人、ぼっちぼろまる。ライブ「ALONES」の映像が公開されました。人気曲「タンタカタンタンタンタンメン」の生演奏と歌は、いつにもましてエモーショナル。ぐーっと気持ちが盛り上がりつつ、ちょっと気が抜けるのがぼっちぼろまる節。
多数のカメラを駆使したライブ撮影は、臨場感抜群。ライブに行きたくなること、間違いなし。
過去のおすすめ記事はこちらから：
必見！今週のおすすめVTuber
