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VTuber 2019.02.17

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(2月9日~2月16日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【サバイバル生活】風と共に生きる~悠久の食卓~【山編】

雛瀬さくらは、しばらく山ごもりをしていて、先日帰ってきました。どういうネタなのか?と視聴者が首を傾げていたところに、帰ってきてからアップされた動画は、想像以上のガチサバイバルでした。

調味料と最低限生きるための器具(寝袋や網やフライパンなど)は持っていっているものの、食材は現地調達。今回は水をドブから汲んで、ろ過するところからスタート。寝袋の横には鹿の糞があったという報告まで(知人の山を借りたそうです)。
あまりのガチっぷりに、本家ディスカバリーチャンネルがコメントを残すほどでした。

山ごもりに関する報告生放送も、情報量が多すぎる。真剣に、なかば命がけで行動しているのがわかります。お試し5日+本格15日間山ごもりしていたこと、一番最初は寝袋・水・塩の3つだけしか持ち込んでいなかったこと、小麦粉に大いに助けられたこと、下山後日本語を忘れかけていたこと、子供の頃も度々山菜を取りに行って数日山に住んでいたこと、などなど。出てくる言葉にパンチがあり、聴き応えがあるのでこちらも是非。「山ボケ」ってあるんですね。

その後、アップされたのが白身をマトリョーシカにする、という動画。なんのこっちゃと思いきや、ダチョウの卵やエミューの卵を使用するという、これまたツッコミが追いつかない内容に。

一緒に山ごもりした友人の拳(こぶし)も、ものすごいポテンシャルの持ち主なのが一連の動画からわかります。
雛瀬さくらは作曲活動も普段から行っており(山ごもり動画のエンディングも新曲です)、行動力が桁外れ。いずれ無人島サバイバルも行いたいとのことです。

神楽すずはなぜ、ヴァイオリンを配信で弾くことを決めたのか

(2月10日)

神楽すずのヴァイオリン演奏配信。今回も「情熱大陸」「いつも何度でも」「いつか王子様が」など多数を、即興で演奏しています。

聞いてほしいのは55分くらいからの、コンプレックスの話。とてもきれいな演奏をする彼女ですが、ヴァイオリン演奏に対して多くの劣等感を持っていたことを語ります。その思いをどう克服しているかの語りは、自信の持ち方に対しての大きな励ましになるもの。なぜ彼女が演奏配信をするのかの、信念が見られますので、必聴です。

うんち

嫌な予感がした人は、閲覧注意。悪魔のでびでび・でびると、ピエロのジョー・力一の配信は、タイトルどおりうんちの話。写真こそありませんが、言葉やエピソードや音を駆使して、徹底してうんちの話を1時間半続けています。

勢いとノリではなく、ものすごく緻密に準備をした上でのうんち配信なのが、一番慄くところかもしれない。多数コーナーがあり、一つ一つが練られています。「きょうのうんこ」や「うんちレストラン」は、あまりにもネタが丁寧なので、見てほしいけれどもオススメはしづらい。子供の好きなうんちネタより、もうちょっと生々しい。

この二人は「悪夢組」というユニット。普段はそれぞれ楽しい配信をしているのですが、この二人で組んだ時は徹底して、悪魔に近づいていくムーブを見せます。
ただ決して、誰かを傷つけるような「悪の限りを尽くす」わけじゃなくて、「悪趣味の限りを演出する」ために全力を注いでいるのがポイント。VTuberというクッションを利用しているので、そこまでエグくないのもうまいところです。

【ハッカドール】 社畜を成分分析!?1号ちゃんがやってきたぞっ!【#はかどるやしろ】

(2月13日)

「限界オタク」とは何かを説明する場合には、この動画を見ればいいと思う。にじさんじ社築は、ハッカドールが大好きでしかたがないVTuber。動画を見れば真性なのはすぐわかります。ハッカドール記事を読み漁り、ハッカドール1号の配信でスパチャするほど熱心なファンの彼。そんな彼が、ハッカドール1号本人とコラボをするとなれば、そりゃあ昇天するなという方が無理。

デレデレするとかではなく、もう本当に限界。前日のテンパリっぷりも強烈。本当に好きなものに会うと、泣いちゃうものなんだね。
野球もDeNAのガチファンの社築。後半サプライズもあります。社築もはかどっていますが、本当に好きなものに出会って感極まっている様子を見ると、こちらにも伝染してきます。はかどります。ありがとうハッカドール。
なおMoguraVRのハッカドールと社築のコラボ告知記事を、ハッカドールアプリで社築が見る、という展開もありました。

[Vtuber]即興ラップバトル-爆撃-[フリースタイル]

(2月10日)

gAVuのチャンネルで行われた、フリースタイルラップバトル大会。VTuberのこの大会は、以前の即撃に続いて二回目。

VTuberだからと侮ることなかれ……いやむしろVTuberだからこそ、言葉の牙が純粋になっていて鋭い。お互いのディスは、相手のVTuberの考え方、生き方、背景そのものに食いついていくので、聞いていてハラハラするものの連続。自分たちの立場などをかなぐり捨てて、本気の殴り合いを今回も見せてくれました。

実際に見ていただいたほうがいいシーンだらけなので詳しくは述べません。ただ20分くらいからの、vandreadMZMコーサカの曲をサンプリングし、それに対してコーサカが痛烈なアンサーをするバトルの様子は是非見ていただきたい。熱の入った言葉に視聴者もゾクゾク。番組ラストのウィニングラップも聞き逃さぬよう。

【ニャキ子に制裁を】寝起きドッキリタイムアタック【クイズVTuber名鑑】

(2月10日)

理原ひなりは、近所に住む一般(VTuberではない)の、社会の人佐藤ニャキ子の家で配信をすることが多々あります。以前罠にはめられたことへの反撃として、今回は「起こしてから何分で目が覚めるか」の寝起きドッキリタイムアタックを計画。即目覚めない場合は制裁を与えると決め、準備をします。

コメント欄がアシスタントになっているため、完全に視聴者も巻き込まれているのがポイント。
11分過ぎの「ねえ起きて」というニャキ子を起こす、素のひなりの声。14分過ぎの「私も寝る」でニャキ子の布団に潜るひなり。寝ぼけたニャキ子といたずらするひなりの声が(マイクから離れているので)ひそひそ聞こえる状態が続く。ASMRなんじゃないかと思うレベル。

目覚めたニャキ子の、まるでマンガのような不機嫌な反応。罰ゲームを見て「バーチャルのうまみゼロやん」と身も蓋もない返事も。いたずらっ子ひなりがこの番組の後、どんなめにあったかを想像すると恐ろしい。でも視聴者も共犯ですから。
ニャキ子のひなりに対する、ムスッとした「重い」の一言はなんなのか。このあたりを、想像力で補完していくのが「バーチャル」の楽しいところです。

【衝撃】VTuberになったら兄が私のファンだった件

(2月15日)

バーチャルアニメプロジェクト!は、3Dモデルを使ったコント・ショートアニメを見せるVTuberプロジェクト。今回は新シリーズとして、メタ展開をはじめました。妹がVTuberをはじめたところ、配信に来ていた熱心なファンは、実は兄だった……。

作中に出てくる2DVTuberの少女を、メインで動く3Dモデルの少女が演じている……という異色のコメディ。

こういうこと、多分今後あり得るのでは、とゾワゾワさせられます。家族ならずとも、「VTuberになったらクラスの男子が私のファンだった」とか。
以前も取り上げたこの「バーチャルアニメプロジェクト!」のチャンネルは、「あそ部プロジェクト!」「BandProject!-ばんぷろ-」と、この3本が同時進行中。短い動画の中にネタをギュウギュウに詰め込んで、超高速でコントを繰り広げるものばかり。ノリがいいので一気に見られます。

10分でわかるウェザーロイド 2019.02.7OA

(2月14日)

ウェザーロイドAiri(ポン子)の、2月7日の配信をまとめた10分動画。まさに「これを見ればポン子がわかる」と言わんばかりの濃密な内容になっています。

彼女が実はヒカキンと同期(7年め)だったとか、新しいグッズが出たとか、「バーチャルさんはみている」に出たとか。……という本人の話題を持ち出しているだけでも、なぜかことごとくポンコツめいたトークに話がずれていくのが、ポン子。
多くのVTuberがやっている「QUICK DRAW」を描き始めてからの展開は、おそらくポン子にしかできない。バーチャルお天気キャスターであることを生かした聡明な語りとイラストで、見事に的を外していきます。

活動内容や個性をひっくるめて、ポン子がどういうVTuberなのかを伝えるのに、うってつけなまとめになっています。これが一回の配信で全て行われたことに驚く。

1人バレンタイン利きチョコ企画や、1人年末紅白歌合戦も、一般的なYoutuber・VTuberでは起こらない展開続き。ポン子は成り立ちと存在のあり方が、ものすごい特殊です。

【たったこれだけ】誰にでも伝わる文章を書く3つのコツ。

(2月9日)

VTuberライターのへちやぼらけがアップしたのは、文章を書く簡単なテクニック3つの紹介動画。
文章を書くのが辛い時、そのテクニックを学ぶためには、文章を読まないといけない……これがしんどい。
そこをうまくカバーしてくれそうな今回の動画。プレゼンテーション形式で、無駄なく解説。なにより意識しやすいポイント3つだけに絞っているのがとても見やすい。文章アレルギーの人にこそ向いている内容になっています。
このチャンネルではその他にも、社会、理科、情報と様々なジャンルの講座が開かれています。VTuberによる教育動画は、今後需要が増えていきそうです。

【肉の日】お肉ぅ!シロはお肉が食べたいんじゃぁぁぁ〜!!【衝撃の為】

(2月9日)

電脳少女シロはチャンネル登録者数60万人を突破。「バーチャルさんはみている」や「ガリベンガーV」など、地上波でも大活躍中。
ただし、自分のチャンネルの動画スタンスは一切変わらないまま、毎日投稿が続いています。ネタ動画や実況動画が多い彼女、時折ファンから「為動画」と呼ばれる、とらえどころがなさすぎて困惑する上級者向け動画を投稿します。今回はその最たるもの。2月9日「肉の日」に合わせて、肉のうんちくを語っているはず。

やたら撮影が面倒臭そうな、手のこんだ謎の動画になっているから、困る。全くシロを知らない人に見せたらどんな反応をするんだろう。これぞ為動画。
その他にも、60万人突破やバレンタインにあわせた企画が、よりにもよって「シーマン」「蚊」の実況というチョイス。ああ、これでこそ電脳少女シロ。シロちゃんの動画は為になるなあ!
センスが尖っているから人気、というのは間違いない。ただそれを手をゆるめず、やり続けていることこそが、彼女の魅力です。

【VCDR-0041】宮沢賢治(arrenged by Virtual Cat) / 星めぐりの歌 feat.雨森小夜

バーチャルねこが編曲した、宮沢賢治が作詞作曲した「星めぐりの歌」のアンビエントアレンジ。これをバーチャル文学少女の雨森小夜が歌う、という見事なコラボ。空に向かってふわっと広がるような音と、繊細な歌声を楽しもう。ヘッドホンで聞くと、左右でうねる音の波を味わえます。

【オリジナル曲MV】お風呂のシンデレラ【Full】

(2月12日)

花魁由宇霧の歌唱動画のタイトルはとても意味深で粋。癒やしを与える嬢たち。幸せな時間はタイマーのアラームで終わり、別れるシンデレラのような儚さを抱えているのを、直接的ではない言葉で表現しています。相手はいわゆる「神客」。苦みすらも安らぎになる、双方の大人の時間を描いた歌詞です。

ルーティン / かしこまり (MV short ver.)

(2月14日)

かしこまりが自身による作詞作曲のオリジナルソングを披露! 絵本のようなMVにあわせて歌うのは、情熱的でストレートな感情。だれか私を見つけてと泣いていた子供が、自ら走り出す様子が描かれます。メロディは、かしこまりの声質を生かして、一歩ずつ踏みしめるような力強いものになっています。バーチャルシンガーソングライターとして、フルバージョンを発表してくれるのが楽しみです。

花譜が好きすぎるAZKiによるガチカバー曲

upd8参加中のAZKiは、現在受験のため活動休止中の花譜の大ファン。動画があがるたび、コメント欄で限界化するほどのガチ勢。極まって発表されたのが、今回のカバー曲。概要欄が「AZKiの歌ってみたを聴いて花譜ちゃんのこともっと好きになってくれる人が増えるといいなぁ…」との熱狂っぷり。

と言ってもやはりバーチャルシンガーにしてアイドルの彼女。思春期の儚さが漂う花譜の歌い方に対し、ポジティブに愛を掲げる安定した表現手法で歌い上げています。それぞれの進むベクトルの違いが見えてくるので、是非比較して聞いてみてください。

[MV]【歌ってみた】チョコレイト・ディスコ – Perfume(Cover) / 奏天まひろ、燈舞りん、鈴鳴すばる[Vtuber]【踊ってみた】

(2月14日)

先日VRでのライブを大成功で終わらせた奏天まひろ。彼女のまりなすチャンネル【仮】にアップされたのは、メンバー4人のうち3人の「チョコレイト・ディスコ」のダンス動画。
まりなすメンバーはキュートな歌と、滑らかすぎるダンスが魅力。他の動画も含め、キレのある動きは必見です。どうやってトラッキングしているんだろう、とつい考えてしまう。
メンバー4人は既に姿を見せており、そのうち3人は歌とダンス披露済み。もう1人の登場と、4人編成のダンスが待ち遠しいです。

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