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VTuber 2020.03.11

【VTuber音楽特集】オリジナル楽曲20選まとめて紹介その⑩

このまとめはVTuberのオリジナル曲を集めたものです。一般的なアーティストとはちがい、キャラクターソング的な雰囲気の曲が多く、MVではリアルアーティストにはできないような表現も見られます。どれも魅力的な曲ばかりですが、VTuberの数が増え続けるのと比例してオリジナル曲も増加。全体を把握するのは難しくなっているのが現状でしょう。

だからこそこの連載を通して、読者により多くの楽曲を知ってくれるとうれしいです。きっとあなた好みの曲が見つかるはずだから。それでは今回の20名を見ていきましょう!

※この記事は「VTuber オリジナル楽曲まとめ⑩」を元に再構成しています。

目次

1. 星宮とと
2. 言ノ葉キリヤ
3. 綴目日傘
4. さつまい
5. 赤坂まさか
6. 鹿仲茉菜
7. シーラカンス
8. がたひめ
9. オワリカナ
10. バーチャルサボテン
11. 霊界ラジオ
12. 泡沫こまり
13. NoWorld
14. はかりかんな
15. アカトアオト
16. YUI F-022
17. Legacy
18. 水彩るり
19. 鷹森ツヅル
20. 望桃ちも

1.星宮とと

TEMPLIMEさんとのコラボが多い星宮ととさん。「ネオンライト」という楽曲が有名で、Vtuber楽曲オンリーのDJイベントでは、この曲を流すのがもはや恒例行事となっています。(イベントでは「行け行け行け行け!!リワインドしろリワインド!」というコールが定番)。上記「純粋」や「リンクロット」をはじめ、スマホ用にMVが制作された「tokiwa」やダンスが魅力的な「Booo!」など、さまざまなタイプの楽曲が充実しています。DJイベント現場に出演することもあるので、スケジュールを要チェックです。

2.言ノ葉キリヤ

「ボクの言葉 今 届いていますか? あなたは分け隔てなく ボクを見てくれる」という歌詞が心に残る言ノ葉キリヤさんの歌。普段は歌メインの活動ではなく、普ゲーム実況や雑談などの配信が多めです。しかし「StarDustDance」という美しい楽曲を発表されることも。また「おちゃめ機能」のカバーからも癒やされる歌声であることが分かるでしょう。ちなみに言ノ葉ルスカさんという妹VTuberも活動しています。(チャンネルはこちら

3.綴目日傘

https://www.youtube.com/watch?v=aPKLwVkwL_U

ちゅこらら」というVTuberグループに所属されている方で魔女VTuberです。現在、上記の「PARADOXiCAL DRiVE」の他に「COLORLESS -ME and MY SHADOW-」と「snow noise」が公開されています。冬コミのちゅこららブースにて「HIGASACTiON-01」というCDも発売されました。サブスク解禁はされていませんが、FANBOXにて音源を購入できます。どれもDJクラブの雰囲気が感じられる曲です。本人のチャンネルには雑談などのパーソナリティが分かるコンテンツが見当たりませんが、ちゅこららでの箱雑談などに出演しています。

4.さつまい

「あなたは芋推し? 米推し?」という紅芋さつまさん十六穀米子さんの2人組です。MVはクラウドファンディングの支援で完成したもので、得意のダンスが良く映える仕上がりとなっています。『える!える!える!〜LIVE!LIVE!LIVE!〜』というリアルアイドルとバーチャルアイドルが一緒に参加するライブでは、ダンスと歌の素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれます。普段から生放送もしており、雑談やゲームなども見られます。

5.赤坂まさか

七草くりむさんとのコラボ作品です。まさかさんのソロでは「#おバズり申し上げますっ☆」などの電波曲から「不透明な月曜日」などのボカロでのラップなど幅広くこなしています。「DOGMA」や「Sweet Devil (colate remix) 」などの歌ってみたも充実しており、生配信ではアコースティックの弾き語りもやっていました。「あそ部」や「ばんぷろ」、「CRY-SIS」などのショートアニメシリーズもあり、そちらにも主題歌が用意されています。

6.鹿仲茉菜

雪永さくらさん作曲の元気をもらえる一曲です。作詞は茉菜さん本人によるもので「まだ知らないこと たくさんあるから おしえて きみのあたらしい世界!」と優しさにあふれた歌詞に仕上がっています。活動自体が音楽メインではないので、現在のところ「ドレミファロンド」などの数曲のみが視聴できます。しかし、新美南吉の「手袋を買いに」や、宮沢賢治の「やまなし」「銀河鉄道の夜」といった名作の読み聞かせをしたり、「ヤンデレASMR」「甘々ロリボ」などのシチュエーションボイスを発表したりと、声を活かした活動がよく見られます。

7.シーラカンス

ボーカルは繊月緋色(歌声合成ソフト『UTAU』の音声ライブラリの一つ)ですが、音源もMVもイラストもシーラカンスさんが手掛けています。ゾクゾクと迫りくるようなベースと早口なボーカルの相性がポイントです。MVも一見一枚絵に歌詞を出してるだけに見えますが、曲の展開に合わせて色を反転させたり、文字を出現や色を工夫したりと見ごたえあり。「Blaspheme」や「farewell」など全く毛色の違う楽曲もあるので、その多彩さに驚かされます。

8.がたひめ

越後、つまり新潟県のご当地VTuberです。PR活動を積極的に展開しており、新潟の美しい景色の動画にアテレコしてみたり、一緒にデートしてみたりといった活動が見られます。新潟ではテレビCMにも出演されています。オリジナル楽曲第2弾「GATAHIME CHECK IT NOW⭐︎」も発表されており、ダンスミュージック的な曲となっています。他にも「魔法使いサリー」や「Lはラブリー」、「STARLIGHTにキスして」など魔法少女が好きな方々にハマりそうな歌ってみたもあげています。

9.オワリカナ

動画の終わりにエンディングテーマを入れるVTuberさんは多いですが、歌をループさせて動画にしてる人は珍しいのではないでしょうか? 5分間も「チャンネル登録してよね」と言われたら自然とチャンネル登録してしまうかも。もちろんネタ曲だけでなく「アスノヨゾラ哨戒班」や「ハッピーシンセサイザ」の歌ってみたや歌枠、ハロウィンにはDTMで作曲放送なども発表しました。また「アニラブガチャガチャ」というラジオの5期OPである「Designing New World」を歌っています(この回で試聴できます)。サブスク配信などはありませんが、今後通販で購入できる予定です。

10.バーチャルサボテン

日常のちょっとしたことを歌にして、弾き語りしたり、DTMで曲を作って歌ったりしているサボテンさん。「サバクのグルメ」では今年食べたものについて振り返ったり、「単一電池切れ」では電池を切らしていたので買いに行く話だったりと、日常的な歌が多く、コミカルな歌詞と心落ち着く弾き語りに聴き入ってしまいます。他にもサザンオールスターズの「シャ・ラ・ラ」の弾き語りカバーや「サボわざ講座シリーズ」といった短編動画もあります。

11.霊界ラジオ

修行中の霊媒師である地獄川ブルーさんと、ひょんなことから悪霊になってしまった朧家ブランコさんの2人でラジオやラップを投稿しています。HIP HOPが好きな人はまず上記の「R.I.P」がおすすめ。「なんてこったい」というコミカルな曲も聴き応えがあります。金曜の夜は生配信で「都市伝説の生き物を倒す方法を考える」や大喜利などを披露しています。

12.泡沫こまり

甘くてぽわぽわした声のこまりさん。デビュー時、最初にPVを準備するなど、映像や音楽へのこだわりを強く感じます。また、シチュエーションボイス動画朗読などに挑戦するなど、演技力もすごく高いです。一つひとつの作品を丁寧に作り上げており、今後の動きにも注目していきたいところ。そんなこまりさんの初オリジナルソングは、とろけてしまうような歌詞が特徴です。

13.NoWorld

サウンドまわりのNoiR(のわーる)さん、歌は白黒黒白(しらくらあやめ)さん、サポートのハイズミさんたちで活動しています。世界観を大切にしているグループであり、「Rain」のような落ち着くピアノバラードから、上記の「in Lost world」のようなゲームタイアップ曲までこなします(エンディングテーマの「Story teller」、そして「新約 帽子世界」というゲームも注目です)。コラボ曲として、やっすんさんとの「last answer」やバーチャルねこさんとの「Utsushimi」もあります。「秒針を噛む」などカバー曲もある他、生配信も行っています。

14.はかりかんな

元々「星空学園」の「H(アッシュ)」の1人でしたが、今は個人勢として活躍されています。中国語も話せるので、配信内容はかなりグローバルになっています。ちなみにMVに出てくる「加油」は中国語で「がんばれ!」という意味。ダンスの可愛らしさも注目です。歌もダンスもやっている「惑星ループ」もよくできているので見てほしいです。不定期ですが生配信もやっています。

15.アカトアオト

ひま食堂が開催した「メンズVtuberコンビ大集合!」にて結成された青道アカトさんと藍兎らびさんのアカトアオトというコンビです。誰もが「ネタ動画かな?」と思った矢先、想像のはるか上を行くクオリティが出てきました。この動画だけ見てもすごく面白いのですが、企画の配信も見ておくとさらに楽しめます。青道アカトさんは音楽よりもトークメインで活動されていて、勢いのあるトークが素敵です。藍兎らびさんは動画が多く「紅蓮華」などを高い歌唱力と映像美に魅了されます。

16.YUI F-022

地球征服の為に作られた戦闘用サイボーグ……ですが、ネジが外れてしまって、今は声優アーティストを目指しているとのこと。普段のトークでは、ゆるいテンションですが、歌となるとギャップに驚きます。上記の「そんな歌」は諭すような淡い歌声で、ダウナーとロックが入り混じったようなテイストの歌詞が刺さります。サンホラが好きな人は「運命ニ抗ウ者タチ」がオススメ。カイジが好きな人は「詐欺師」を聴いてほしいです。「なう。さん」とコラボして歌い上げた「ネガイゴト」はしっとり系でいて元気をもらえる曲になっています。

17.Legacy

Legacyとは、いわゆるバーチャルアイドルに扱いが近いもので、もともとクリエイティブなことをしていたyoutuberなどが声をあてて歌として発表するという企画です(キャストも公開されています)。「Momo Nakamura」「Sumiko Hayashi」など、日本の名前を意識していたり、公式Twitterも日本語が少し混じっていたりと、日本のカルチャーに近い位置にあります。基本的には英語ですが、音楽はミュージカル調の楽しい楽曲となっています。各種音楽サービスでも視聴可能です。

18.水彩るり

ちゅーがくせい13歳の天使である水彩るりさん。「水彩るりのディスコ天国」のようなディスコ調の曲から「愛はとこしえ?」のようなASMR HOPなどユニークなジャンルの曲を発表しています。「ドキドキの先を推考する」のようなセリフ調をうまく使った歌も面白く、るりさんのキュートな声と曲調が相まって脳が溶けそうになります。普段は鬼作というエロゲ―を実況したりおじさんフェチとして映画レビューをしたり、お昼放送をして癒しを提供してくれたりします。

19.鷹森ツヅル

自己紹介の歌は発表当時、多くの人達から注目を集め、「歌唱力や演奏技術がすごい!」「2Dなのに色々な表現ができていてすごい!」といった感想が飛び交いました。それ以降の活動も精力的を続けており、「夏空と残響」や「FACE // FACE」と新曲のリリースをMV付きで公開し、コミケでもCDを販売し、スパチャDJというイベントでもライブを行い……と勢いを増しています。ちなみに女声の鷹森Aツヅルさんと、男声の鷹森Bツヅルさんの2面性をもっています(気になる方はFANBOXの記事をチェック)。

20.望桃ちも

引退されチャンネルも消去済みですが、BOOTHのみ残っているのでリンクを残しておきます。HIP HOPに対する造詣が深く、オールドスクールなどキーワードの解説をしてくれたり、MCバトル用のビートを作ったりと、手広く活動していました。アルバムでは、VTuber界隈のラップをチェックしていたら知っていると思われるメンバーとコラボしている曲が多く、今からでも聴いてほしいです。

執筆:ひかげつきみ
参照記事:VTuber オリジナル楽曲まとめ⑩


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