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ホロライブ 2020.02.24

「あさココ」から始まる伝説──ホロライブ4期生の魅力を徹底解剖!

総勢27人の女性ライバーが所属するVtuberグループ「ホロライブ」が、今VTuber界隈に激震をもたらしています。なかでも台風の目となっているのが、昨年末から今年頭にかけてデビューしたホロライブ4期生。活動開始からわずか7週間でYouTube登録者数が20万人を突破した桐生ココさんをはじめとして、彼女たちの勢いはとどまるところを知りません。

今回は強烈な個性をもつホロライブ4期生のメンバーを1人ずつ紹介し、その魅力に迫っていきます。

目次

1.何もかも規格外なドラゴン娘・桐生ココ
2.不憫すぎる“イジられ系天使”天音かなた
3.ちょっとポンコツな癒し系VTuber・角巻わため
4.“げぼかわ”プリンセス・姫森ルーナ
5.メンヘラキャラにして貴重なイケボ枠・常闇トワ

1.何もかも規格外なドラゴン娘・桐生ココ

ホロライブ4代目会長こと桐生ココさんの名を一躍世に知らしめたのは、平日朝6時に定期配信している「あさココLIVEニュース!」。他ライバーの失態を取り上げる「クソザコ速報」やきわどいネタを盛り込んだCMコーナーなど、濃密すぎる企画が20分という短い時間のなかに詰め込まれています。

桐生ココさんの最大の武器は、リスナーの心を掴んで離さないトークスキル。たとえば1月15日のあさココでは、大阪・西成区で1泊1,500円の“タコ部屋”に宿泊した際のエピソードを披露しています。宿泊施設までの道のりでおじさんが大量に寝ているのを見た彼女は、受付にいた“西成有識ジジイ”にそのことを質問したそう。すると「アレ半分はもう死んでんで」と衝撃の言葉を告げられてしまい、戦々恐々としながら一夜を過ごすことに──。

他にも桐生ココさんはマネージャーとの裏でのやりとりを暴露してネタにしたり、「とまらないホロライブ」ならぬ「#とめてみろホロライブ」というハッシュタグを生み出して運営に宣戦布告(?)したりと、まさにやりたい放題。

その一方で彼女には、アイドルとしての素質も十二分に備わっているようです。初めて行った“歌枠”では歌は苦手だと断りつつ、「アナと雪の女王」の主題歌「Let It Go」などの英語曲に挑戦。コメント欄には美しい歌声に魅了される人が続出し、「西成の歌姫」や「飛田新地のエルサ」といったパワーワードが誕生していました。

2.不憫すぎる“イジられ系天使”天音かなた

天音かなたさんは4期生のなかでも屈指のイジられキャラ。初配信で自己紹介を行うためになぜかパワーポイントを使用していたことから、PP天使という異名でも知られています。彼女が作成したスライドショーはどこかノスタルジーを感じさせる素朴な出来で、後日あさココで取り上げられた際には「あまりにもクソダサなパワーポイント」と評されたほど。

イジられ芸はやがて同期の枠組みを超えて、ホロライブの先輩ライバーにも普及していくことに。2月1日には他ライバーからの通話を待ち続ける“凸待ち配信”を行ったのですが、大々的に募集をかけたにも関わらず凸者0人のまま終了。配信中にはコメント欄に現れた赤井はあとさんが「え、、、お通夜みたいな空気」と書き残していったり、Twitter上で直接声をかけた星街すいせいさんに「いまとんこつ醤油ラーメン食べてる」と凸を拒否されたりと、数々の珍事件が生まれています。

とはいえただ受け身でイジられるだけでなく、それを自らネタに昇華できるのが彼女の強み。DA PUMPのヒット曲「U.S.A.」を替え歌にした「P.P.T」という動画では、パワーポイントから“凸0人”まであらゆる黒歴史を歌詞に盛り込んで熱唱。また「コラボ相手の発言をオウム返ししている」という厳しい意見を受けた際にも、持ち前の芸人気質を発揮して「オウムになったら即終了」という企画配信に挑み、あえなく2分で配信終了するというオチまでつけていました。

3.ちょっとポンコツな癒し系VTuber・角巻わため

角巻わためさんは方言交じりのおっとりとした口調が特徴的な“羊”の女の子。活動初期には配信中にネットが切断してしまうトラブルが頻繁に発生し、あさココで「クソザコ回線」扱いされたことで一躍有名に。回線切断の謝罪動画では「わためは悪くないよねぇ?」という名ゼリフを放ち、リスナーに大きなインパクトを与えました。

彼女は試行錯誤を繰り返し、デビューから約1カ月後の配信ではついに回線工事によってクソザコ回線からの卒業に成功します。しかし肝心のネット接続を設定し忘れるというまさかのミスによって配信に遅刻し、あらためてポンコツっぷりを露呈することに…。
https://www.youtube.com/watch?v=wPbu_YHu4Bw

また“歌が大好き”というのも角巻わためさんの大きな個性。「ひつじのかぞえうた」などのキャラクター性を活かした楽曲を投稿したり、疾走感のある「わためラップ」を披露したりと幅広いパフォーマンスでリスナーを虜にしています。平日の5時45分には「わためのうた」と題した歌動画を定期投稿しているので、キュートな歌声に癒されたい人におすすめです。

4.“げぼかわ”プリンセス・姫森ルーナ

次に紹介するのは、一度聞いたら耳から離れない幼女のような声質や「なのら」という語尾でお馴染みの姫森ルーナさん。「んなあああ」というかけ声を発しながらゲームに打ち込む姿は中毒性抜群で、“お菓子の国のお姫様”というプロフィール通りの独創的な世界観を展開しています。

https://www.youtube.com/watch?v=me5cHdPlGNc

姫森ルーナさんは4期生の中でもとくにアイドルらしいアイドルですが、時には他のメンバーに負けないほどの爆発力を発揮することも。デビュー1カ月記念の歌枠では、かわいらしいアニメソングに交えてヴィジュアル系バンド・PENICILLINの「ロマンス」を選曲。「ルーナを嫌いにならないで」「絶対嫌いになっちゃ駄目なのらよ」と前置きしつつまるで別人のようなねっとりとした歌声で原曲を再現し、リスナーの度肝を抜いていました。

またあさココでは、過激なスラングを笑顔で読み上げる「げぼかわLunaの英語教室」というレギュラーコーナーを担当。初代“ホロライブのやべーやつ”こと夏色まつりさんとのコラボ配信ではセンシティブなネタのフリを見事さばき続けるなど、その実力はまだまだ底知れません。

5.メンヘラキャラにして貴重なイケボ枠・常闇トワ

小悪魔VTuber・常闇トワさんのチャームポイントは何といっても、パンクな見た目から繰り出されるハスキーな低音ボイスにあります。度々行っている「アカペラ歌枠」では“イケボ”を存分に活かした歌声を披露しているので、クールなアイドルが好きな人にはぜひチェックしてみてほしいところ。

https://www.youtube.com/watch?v=neOdOb-U4Ho

その一方、彼女は同期のタレコミが発端となり“メンヘラ”キャラとしても有名に。1月5日のあさココによると、リスナーの反応を気にして心を病んだ常闇トワさんは配信外で桐生ココさんに通話をかけたそう。放送ではこっそり録音された会話内容が晒された上、その様子を「突然夜中に通話をかけてきて、そしてメンヘラの状態をさらしまくるめんどくさい彼女」とぶった切られています。

さらに2月1日に行われた「明るいメンヘラ組」コラボでは、ほとんど話したことがない大空スバルさんに一瞬で本性を見抜かれてしまったよう。「君メンヘラの才能あるよ」と太鼓判を押され、本人もそのレッテルを受けいれていました。

個性派ぞろいのホロライブ4期生ですが、どのライバーもまだ活動を始めたばかり。2月頭には先輩ライバーとのコラボも解禁され、サバイバルゲーム「ARK:Survival Evolved」のマルチプレイなどで盛んに交流が行われています。今後彼女たちの魅力がどんな風に開花していくのか、期待しましょう。

執筆:大沢雪乃


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