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VTuber 2019.05.16

VRライブ「瑠璃色艶舞」から見えてきた、朝ノ瑠璃の“3つの魅力”


5月4日、VRプラットフォーム「VARK」でライブ「瑠璃色艶舞」が開催されました。このイベントは、忍者系VTuber「朝ノ姉妹ぷろじぇくと」の長女である朝ノ瑠璃さんの活動1周年を記念したもの。ライブの模様はVR空間はもちろん、YouTubeやニコニコ生放送でも放送されました。イベントが始まるや否や、各プラットフォームには多くの視聴者が集合。ハッシュタグ「#朝ノ瑠璃1周年VRライブ」がTwitterトレンド入りを果たすなど、大きな盛り上がりとなりました。

今回、記者がこのライブに「VARK」のVR会場から参加。実際にライブを体感して見えてきた朝ノ瑠璃さんの魅力を3つに分けて紹介します。

これまでの積み重ねから生まれた、抜群の歌唱力


朝ノ瑠璃さんは今回約1時間のライブで5曲を熱唱。自身のオリジナル曲「泡沫夢幻(うたかたむげん)」や「あさがおの詩」などを披露し、その高い歌唱力で多くのファンを魅了しました。

今回特に印象に残ったのが、得意とする音楽の幅広さです。LiSAの「ROCK-mode」や「Rising Hope」といったアップテンポな曲を熱唱する一方で、椎名林檎の「丸ノ内サディスティック」をムーディに歌い上げ、その実力を惜しみなく発揮させました。

以前、彼女はYouTube生放送で「朝ノ瑠璃、生歌100曲チャレンジ」という企画を決行し、さまざまなジャンルの曲を長時間に渡って歌いきった経験があります。また単発の「歌ってみた」動画の投稿でも、和のテイストの強い「拍手喝采歌合」やキュートさが際立つ「イヤイヤちゃんのうた」など、さまざまな曲調の歌にチャレンジしてきました。

このVRライブは、まさに彼女の歌での活動の集大成。多彩なジャンルの曲を安定的に歌いこなす姿からは、並々ならぬ音楽への情熱が伝わってくるようでした。

ファンを常に気づかう“お姉ちゃん”としての包容力


本場開始直前、朝ノ瑠璃さんはTwitter上でお知らせを連投。VR空間への入場方法やニコニコ生放送の告知をギリギリの時間まで告知して、ファンがスムーズにライブに参加できるよう誘導していました。

ライブ中のMC中も「YouTubeで見られない人は、MCで時間を繋ぐから、その間にニコニコ生放送に移動してくださいね!」「ヘッドマウントディスプレイが熱くなっている人は冷やすといいらしいですよ!」と、常にファンのことを気にかけており、彼女の細やかな気配りが発揮されていました。

朝ノ瑠璃さんは、日頃からファンの間で“お姉ちゃん”的な包容力のある存在として親しまれています。それは単に”朝ノ姉妹プロジェクト”の長女というばかりでなく、どんな人とも積極的に絡んでいける人当たりの良さと、ファンのことを考えたサービス精神があるからこそ。熱狂的なファンからは「一緒に同居したい(していると思いたい)」という声が上がることがあり、内面の魅力に惹かれている人も多いようです。

そういった彼女の人となりがよく分かる番組が、芸人のアメリカザリガニの平井善之さんと行っている「ひらい・瑠璃のVtuberさんようこそ!」。さまざまなVTuberのゲストを招いたトーク番組ですが、お茶目な姿を見せつつ、しっかりと場を回すトークスキルが光っています。こうした番組での経験も、ライブで充分に活かされたといえます。

視聴者の感情を限界化させる、艶やかで可憐な立ち振る舞い


VRライブで何よりも話題となったのが、ラストの「あさがおの詩」でのパフォーマンスです。突然忍法を使いだしたと思うと、会場が風情ある水辺のある景色に様変わり。ふと横を見ると、目の前にこちらに向かって微笑んでいる朝ノ瑠璃さんの姿。ふたりだけの空間で、こちらに向かって歌ってくれる演出に、ファンの感情は限界化。結果、「瑠璃姉のお顔はとっても綺麗でドキドキした」「ライブに来たと思ったらデートだった」「エモすぎて泣いている」など、数多くの感想が集まりました。

朝ノ瑠璃さんの身長は142cm。小柄な彼女が身体を揺らしながら歌う姿は色っぽさと可愛らしさが混交しており、VR越しで見るとより際立ちます。これまでのVTuberのライブでも本人がファンに近寄って歌うという演出はありましたが、今回のライブでは彼女本来の立ち振る舞いと演出が相乗効果を発揮して、より見栄えのするものになっていました。

ライブ終了後のファンミーティング「朝ノ衆一揆」では、後半にくノ一ならではのお色気シーンがあり、参加者たちが「直視するのが恥ずかしかった」とドギマギする展開も。最後まで、VRだからこその感動があるイベントだったといえます。

ライブの一部はYouTubeのチャンネルで視聴可能です。また、朝ノ瑠璃さんは執筆時現在2日に1本ペースで動画を投稿しており、すでに新動画が30本ほど控えているとのこと。今後もどんな活躍を私たちに見せてくれるのか、期待しましょう!


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