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話題 2022.04.26

VRChatに首里城を再現したワールドが登場 在りし日の姿をバーチャルで観光

ソーシャルVR「VRChat」にオープン中の「バーチャルOKINAWA」に、新たに「首里城エリア」がオープンしました。「バーチャルOKINAWA」は現在パブリックで公開されており、誰でも無料で入場できます。

「バーチャルOKINAWA」は、株式会社あしびかんぱにーが開発・運営を行うVRChatワールドで、これまでは沖縄の国際通りを中心に「VRChat」上に再現し、様々なイベントやキャンペーンを展開してきました。

今回新設された「首里城エリア」は、2019年10月31日に火災によって焼失した首里城を、一般財団法人沖縄美ら島財団監修のもとVR空間上に再現したものとなります。

「首里城エリア」はワールド入口から向かうことができます。バスに乗って出発です!

一瞬で到着しました!

まずは首里城公園にある守礼門がお出迎え。ここから順路に沿って首里城へ向かいます。

道中には「i」と記されたマークが点在しています。クリックすると、各スポットの解説が表示される仕掛けです。実際の沖縄観光のように、名所の知識も知りながら歩くことができます。

国際通り商店街の公式オンラインショップへのリンクも見られます。このコロナ禍で苦境に立たされている国際通り。支援する意味でも、沖縄ご当地商品を買ってみるのもよいでしょう。


道中にはセリフを発する人の姿もあります。1人でめぐっている最中でも、実際の観光地のようなにぎやかさを感じられそうです。

首里城の中を進んでいきます。VR空間でもかなり広大に感じられます! 筆者も過去数回訪れたことはありますが、混在してない首里城を歩くのは初めてということもあり、なおさら広大に感じました。過去訪れた人も新たな発見がありそうです。

ドローンによる空撮映像を見られるコーナーもあります。ここでは、首里城復興までの過程を空から眺められます。首里城の再建は、現在2026年を目標に進行中。少しずつここに動画が増えていくと思うと、また訪れてみたくなります。

奉神門を抜ければ、そこにはあの首里城正殿が! 在りし日の赤々とした姿が、こうして眼前で再び見られるとは……!

このほか、寄り道できる場所もいくつかあり、沖縄の街を一望できるスポットもあったりします。実際の観光のように複数人でワイワイと歩いてみると面白そうです。

ちなみに、このエリアは常に風が吹いているようで、「PhysBones」ないし「Dynamic Bone」が設定されている箇所がゆらゆらとたなびきます(筆者アバターは髪などが揺れていました)。沖縄のさわやかな風を感じられそうです!

継続的なアップデートも予定。5月にはスマートフォン版も

「首里城エリア」のオープンを記念して、沖縄のご当地バーチャルタレント・根間ういさんによる、記念生配信が予定されています。今回は視聴者参加型配信とのことで、根間ういさんがバーチャル観光ガイドとして各所のスポットを紹介するとのことです。

「首里城エリア」は今後も継続的なアップデートが予定されています。城郭ライトアップやプロジェクションマッピング、花火大会、観光ガイドツアー、沖縄の伝統芸能・エイサーイベントやエンタメフェスなど、様々なイベントが開催されるとのことで、最新情報は「バーチャルOKINAWA」の公式Twitterにて発信予定です。

また「バーチャルOKINAWA」のWEBブラウザ版(簡易体験版)が5月下旬に公開予定とのことです。ハイスペックPCがなくとも、将来的にはスマートフォンから「バーチャルOKINAWA」へアクセスできるようになるため、多くのユーザーがVR上に復元された首里城と対面することができるでしょう。

積極的な更新が続く「バーチャルOKINAWA」の今後にも注目です。

ワールドへのアクセスはこちら(PC接続型VRヘッドセット、および高スペックPCが必要です)。
https://vrch.at/7ds5arsz

(参考)プレスリリース


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