ボカロPとして知られる音楽クリエイターのきくおさんが、VRChatワールド「よるとうげ -Yorutouge-」を公開しました。非常にクオリティの高いパーティクルライブとして注目を集めています。
きくおさんは、YouTubeで約1億回再生、Spotifyで約1.5億回再生を誇る代表曲「愛して愛して愛して」などを手掛ける人気ボカロPです。これまでにNHKの初音ミク特集番組への出演や、高校の音楽の教科書に楽曲が掲載された経歴を持っています。
お待たせしました!きくお曲とVRの融合、Kikuo VRChat World “よるとうげ” 公開です!!お楽しみください~!https://t.co/evxLf2QZRb#よるとうげ #yorutouge pic.twitter.com/leo45USmux
— きくお (@kikuo_sound) October 14, 2024
今回公開された「よるとうげ」は、ワールドディレクターの三日坊主さんなど、多数のクリエイターが制作に参加。「闇祭」など、きくおさんの楽曲のメドレーをパーティクルライブとして体験できます。
さっそく足を運んでみました。赤い月が照らす暗い細道を抜け、白い空間に落下。黒と白のコントラストと神々しい雰囲気で、もう世界観に飲み込まれ始めています。さらに降りると、クラブのフロアのような場所へと辿り着きました。
中央の球体に触るとカウントダウンが開始し、目の前のDJブースのような場所に光が集結。するとマスコットキャラ「星くん」が姿を表し、パーティクルライブがスタートしました。
かわいい。
しかし演出はかわいいなんてものではなく、波打つ光が常に変化し、異形の空間を作り上げます。きくおさんのどことなく恐ろしいサウンドとマッチし、頭の中をぐちゃぐちゃにかき回される感覚を覚えました。実際、音は周囲をぐるぐると回るように鳴っています。
特別なアレンジの入った楽曲の数々が次々と繋がる構成になっており、目まぐるしく変わる演出に思わず息を呑みました。言葉では形容しがたい場面が続くので、異世界、異次元に飛ばされたような気分になります。
終盤ではポップかつコースターに乗ったような演出も。とにかく視覚的に飽きない作りとなっており、気がつけば“終点”へと辿り着いていました。
とにかく「圧倒的」の一言に尽きる「よるとうげ」。VRChatでパーティクルライブを見るのが好きな人はもちろん、きくおさんの楽曲のファンは、ぜひ足を運んでみてください。
VRChatワールド「よるとうげ」のURLはこちら。
https://vrchat.com/home/world/wrld_8bbb6f61-61cf-4243-a58e-2000f2740e2b