どうも、こんにちは衛星ライトです。動画投稿をメインに活動しているVTuberです。前回、VRChatのワールド作成方法を紹介してご好評頂いたようで。
今回はVRChatの市販アバターアップロード方法をご紹介したいと思います。実は衛星ライトは自分の身体をそのままVRChatに持ち込んでいたので、市販のアバターを購入したことがなかったのですが、今回を機にBOOTHでダウンロードした3DモデルをVRChatにアップロードしたいと思います。
※注意
アバターアップロードはVRChatのユーザートラストレベルが一番低いVisitorでは、アバターのアップロードが出来ません。Visitorの場合はトラストレベルが上がるまで、色んなワールドを探索すると良いかもしれません。VRChatを起動して放置するだけでもトラストレベルは上がります。
今回はかなリぁさんがBOOTHで公開しているハオラン-HAOLANを使わせて頂いて、アバタ―アップロードから、改変、着せ替えまでを試していきたいと思います。
目次
VCCとunityを立ち上げよう
Unityを恐れるな
アバターをUnityに入れてみよう
UnityからVRChatへアバターをアップロードしよう
VRChatを起動してアップロード出来ているか確認しよう!
見た目を微調整してみよう
アバターのパーツの色を変えてみよう
衣装変更&アクセサリー追加に挑戦
着せ替えに挑戦してみよう!
「Modular Avatar」で、着せ替えに挑戦してみよう!
VCCとUnityを立ち上げよう
※VCC、Unityがインストール済みであれば、こちらの手順は飛ばしても大丈夫です。
まず、VRChatのホームページからアカウントにログインして、VCC(VRChat Creator Companion)をダウンロードします。
開いたVCCからVRChat推奨バージョンのUnityをインストールします。
Settingを開くとUnityの推奨バージョンを確認することができます。
UnityHubがインストール済みであれば、[I have installed the Unity Hub]をクリックします。
VCCを立ち上げてUnityでアバターアップロードのためのプロジェクトを作成します。
「Unity 2022 Avatar Project」を選択して、プロジェクト名を決めて[Create Project]をクリックします。
[Open Project]をクリックしてUnityを起動します。Unityは開くのに結構時間が掛かるので辛抱強く待ちましょう。 今後もアバターをアップロードするためにUnityを起動する場合は、UnityHubからではなく、VCCから実行するようにしましょう。
Unityを恐れるな
いきなり、Unityに触るのは怖いかもしれませんが、大丈夫です!
Unityでは、Sceneビューの画面にオブジェクト(今回の場合はアバター)が表示されます。右クリックを押しながら[WASD]キーを使えば、視点操作することができます。右クリックを押しながらスクロールすると、視点操作の速度を変えることもできます。左上のHierarchyウィンドウか、Sceneビューでオブジェクトを選択した状態で、[F]キーを押すと、オブジェクトが視点の中心に移動してくれます。これが基本の操作となります。この時点では何も間違えることなどないので、まずは触って慣れてみましょう。
アバターをUnityに入れてみよう
VRChat用のアバターを購入する際は「BOOTH」がオススメです。
アバターを購入する際の注意点として、商品説明欄や利用規約は必ず確認するようにしましょう。利用規約はクリエイターや販売モデルごとにあるので規約違反にならないように必ず確認するようにしましょう。
また、販売されているアバターが明らかに著作権を侵害しているものは使用しないようにしましょう。
今回、BOOTHでかなリぁさんが公開しているハオラン-HAOLANを使わせて頂きたいと思います。
今回、使用させて頂く ハオラン-HAOLAN はかなリぁさんのクレジット表記をしていれば
改変や配布などが許可されております。ありがとうございます……!
ハオラン-HAOLAN をダウンロードして展開します。
[HAOLAN_PC]と[HAOLAN_Quest]というUnityパッケージがあります。この違いは「Meta QuestシリーズなどのVR機器をPCに繋げずに単体で遊ぶ」用にアバターが軽量化されているかの違いになります。
主にメッシュの数やテクスチャの解像度、シェーダーなどが軽量化されています。PCかQuestかは自分の用途にあったものを選択するようにしましょう。今回はPC版のUnityパッケージを開きます。
インポートされたHAOLANのファイルを開くと、必要なシェーダーが入っていないのでモデルが紫になっています。困りましたね……。
公式サイトに戻ってみると、「lilToon」というツールへのリンクが貼られていました。こういう見落としがよくあるので、商品説明欄は必ず確認するようにしましょう。
あらためて、lilToonシェーダーをBOOTHからダウンロードしてUnityにインポートしましょう。
[Phys_Haolan]のPrefabファイルをHierarchyウィンドウにドラッグアンドドロップして、SceneビューにHAOLANを表示させましょう。シェーダーが入り、アバターが紫色一色でないことを確認できれば大丈夫です。
UnityからVRChatへアバターをアップロードしよう
[VRChatSDK]タブから[Show Control Panel]をクリックして、VRChat SDKのウィンドウから、VRChatアカウントにログインします。
ログインができたら、Builderタブを押してアバタ―の情報を入力していきます。最低限、名前とサムネイルさえあれば、アップロードすることができます。
※注意
必ず[Visibility]が[Private]であることを確認しましょう。Publicにされていると誰でもそのアバターをコピー出来る状態になってしまいます。配布目的でない限りはPrivateであることを必ず確認しましょう。
アップロードをするアバターのステータスなどが表示されています。どういうことが書かれているのかというと「VRChatが推奨している揺れモノの数やメッシュオブジェクトが多いです」などの警告が書かれています。特に問題はなくアップロードできるので、コンテンツの権利関係などVRChatにアップロードしても大丈夫か、入力した情報は正しいかなどの確認のチェックボックスを押すと、[Build and Publish]を押すことができます。
もしも、ステータスの警告でアップロード出来ない場合は[Auto Fix]を押していけば
アップロード出来るようになるかもしれません。それでも出来ない場合はエラーの文章をネットで検索して、対処法を確認してみましょう。
VRChatを起動してアップロード出来ているか確認しよう!
VRChatのメニューを開いて[AVATARS]の[Uploaded]からアップロードしたアバターを確認することができます。
アバターの名前はハオランなのにホアランって設定しちゃってますね……うっかりですね。
嬉しいねぇ
だれか来たぞ……?
自分の色を出して見たくなりますよね!
というわけで改変していきましょう!
※注意
本当に改変などをしても良いアバターなのかちゃんと確認してから改変しましょう。改変内容によっては性的表現、暴力的表現などが許可されているかもちゃんと確認しておきましょう。過度な露出などのヌード表現はVRChatの規約違反になるので注意しましょう。
見た目を微調整してみよう
ブレンドシェイプの値を変えてみよう
販売されているアバターによってはブレンドシェイプなどで見た目を調整することが出来る
モーフ(オブジェクトの変形機能)が用意されています。
bodyオブジェクトに顔のオプションモーフが設定されていました。各パーツの数値をいじってみると、ちょっと大人っぽくなりましたね。また、他のオブジェクトにもブレンドシェイプが設定されているので確認してみるといいかもしれません。
ハオランの場合は「えっこんなところにもブレンドシェイプが入ってる……!?ホェ~」という気持ちになりました。
アバターのパーツの色を変えてみよう
次は、マテリアルの色を変えてみます。HAOLANのフォルダからマテリアルを選択して、パーツごとにマテリアルのメインカラーを変えることができます。右下あたりにある「色設定」のパラメーターを調整してみましょう。試しに、服装と髪型を赤っぽくして少し肌を焦がしてみました。
衣装変更&アクセサリー追加に挑戦
より細かく色変えなどをしたい場合は、テクスチャをペイントソフトや「Photoshop」などを使って変えると、より個性が出ると思います。ハオランはPSDファイルが付属されているので、レイヤー毎に簡単に色調を変えることが出来ます。
簡単とはいっても、色変えについては、「Photoshop」などのペイントツールの基礎知識と、最低限のお絵描きの技術が必要です。ちょっと自信がないという方は、上記のUnity上での色調整に切り替えても良いかもしれません。
Unityに色変えしたPSDファイルを入れ、テクスチャ変更するオブジェクトを選択して
マテリアルのメインカラーのテクスチャと入れ替えることで変更できます。これを色変えしたいオブジェクト分やっていきましょう。
次に、アクセサリーパーツを付けてみよう! 衛星ライトの普段つけているヘルメットを貸してあげちゃいます。Sceneビューから移動ツールなどを使ってアクセサリーを配置しましょう。右のtransformからも座標、角度、スケールを変更することができます。
ヘルメットは頭に追従するのでArmatureのHeadの中にヘルメットのオブジェクトを入れて位置を調整してあげましょう。
アクセサリーを付けたい部位の中にオブジェクトを入れて上げるとその部位に追従いたします。
Armatureの部位に入ってないと追従してくれないので注意しましょう
ここまで完了したら、VRChatにアップロードして確認してみよう!
わお!!
Modular Avatarで、着せ替えに挑戦してみよう!
ハオランなどの人気アバターは着せ替え用のモデルがBOOTHで販売されています。
今回は1つ衣装を買ってみて着せ替えさせてみようと思います。どれか1つ選ぶために8
時間ぐらいかかったのですが、今回は、はるんちさんの少年Alice服を着せてみたいと思います。注意点として、アバターと衣装の組み合わせは自由ではなく、身長や体格などによっては、うまく着せられないものもあります。あらかじめ、自分のアバターがその衣装を身に着けられるのか、概要欄などから確認してみましょう。
※当たり前ですが3D衣装にも利用規約がありますのでちゃんと確認するようにしましょう。
少年Alice服【ハオラン】を購入させて頂きました。
今回はModular Avatar(モジュラーアバター)というアバター部品の配布補助ツールを使って着せ替えさせてみたいと思います。モジュラーアバターはダウンロード(VCC経由)を押すと導入手順が表示されるのでそれに従って導入します。
少年Alice服をインポートしてprefabファイルをハオランのオブジェクトの中にドラッグアンドドロップします。
衣装オブジェクトを右クリックして[Modular Avatar]→[Setup Outfit]を選択します。
これで着せ替え完了です。
簡単過ぎてめちゃくちゃ驚きました。
少年Alice服はマテリアルでカラーバリエーションが用意されている衣装なので、衣装のオブジェクトを選択してマテリアルを変えて自分好みの色に変えてみました。
VRChatにアップロードして確認してみよう!
いいねぇ……
という感じで今回はBOOTHで販売されているアバターを使用してアップロードから、着せ替えをするところまで簡単にご紹介させていただきました!
ぜひ皆さんも個性あるアバターをアップロードしてみてください!
◆使用アセット
・かなリぁ オリジナル3Dモデル】-ハオラン-HAOLAN
https://kanalia.booth.pm/items/3818504・lil 【無料】lilToon
https://lilxyzw.booth.pm/items/3087170・はるんち 少年Alice服【16アバター対応 コラボ衣装】
https://ery0604.booth.pm/items/4951768・Modular Avatar(モジュラーアバター)
https://modular-avatar.nadena.dev/ja