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中国発VRアニメに注目せよ! – VR映像プロデューサー・待場勝利の「VR映画の夜明け前」第15回

VRアニメ制作会社はアメリカのPenrose StudiosBaobab Studiosなどが有名ですが、これらのスタジオと同じくらい中国のPinta Studiosが注目されています。Pinta Studiosは、2017年の「The Dream Collector」でベネチア映画祭を筆頭に数々のイベントで賞を獲得。これまでに合計4本のVRアニメ作品を制作しており、いずれも世界各国の映画祭で高い評価を得ています。

そのPinta Studiosが制作した「烈山氏VR / Shennong:Taste of Illusion」と出会ったのは2018年、筆者がSiggraph Asia 2018でVRシアターの審査員を務めた時です。当時この作品はすでにベネチアやレインダンスの映画祭で話題になっており、私もとてもワクワクさせられたことを覚えています。

本記事では、この中国発VRアニメ「烈山氏VR / Shennong:Taste of Illusion」をご紹介します。

中国神話の世界をVR映像に

本作は「神農(炎帝神農、薬王大抵とも呼ばれる)」という、古代中国の伝承に登場する人物が主人公になっています。神農は農耕を人々に教え、薬となる植物を人々に示したとか。以下、見所の解説です。

待場の見所①:気持ちの良い自然表現

映像は、様々な生き物の鳴き声が聞こえる森の中から始まります。この音と雰囲気は非常に心地が良く、何も起こらなくてもその空間に居続けたい気持ちになるほど。VRはゲームを中心にやや派手なコンテンツが思い浮かぶことが多く、すぐに刺激が欲しくなるかもしれませんが、VR空間に身を委ねるような作品も良いな、と再確認させられます。

しばらくすると、上半身裸で甲羅を背負った不思議な男がこちらに向かってきます。男は森の中に生えている葉っぱやキノコを探して食べているようです。その男の動きや表情はコミカルで、ついその行動を追ってしまいます。男は植物を食べているだけではなく、背負っている甲羅にも時折植物を投げ入れて、収集しています。

待場の見所②:迫力の360度全天球アクションシーン

男は葉っぱやキノコを食べていくうちに、怪しい植物を食べてしまい、幻覚に襲われます。やがて大きな麒麟のような生き物が突然空から現れて男を痛めつけ、男は気を失ってしまいます。この麒麟のような生物をVR空間で見た時の大きさ、質量感が与えるインパクトの凄まじいこと。かなり驚かされます。

さて、男を気を失ってしまいましたが、麒麟はそれでも執拗に男を攻撃します。すると男の手に巻いてあるヒモが光って動き出し、よく見ると実はヒモではなく蛇。その蛇が男に噛み付くと体が光り出し、全身が炎に包まれます。まるでスーパーサイヤ人に変身する時のような演出の後、この作品の見所である大迫力のアクションシーンがやってきます。

炎に包まれた男は空を飛び、圧倒的なスピードと力で麒麟をあっと言う間に倒します。この一連のアクションシーンは空間全体を360度使っており、スクリーン映画では表現できない、派手なアクションシーンが体験できます。

待場の見所③:シンプルでわかりやすいストーリー

テキストで書くとごくシンプルな映像体験のようですが、実際はかなり複雑です。というのも、映像を体験する環境がスクリーンからVR空間に変わるだけでも戸惑うお客さんは多々いらっしゃいます。これに加えてストーリーまで複雑だと、途中で挫折してしまう人たちが出てきてしまうほどです(そして筆者は、そんな状況を何度も見てきました)。平面のスクリーンに映す映画は、「見るべき場所」があらかじめ監督らによって取捨選択されているわけです。

しかしこの作品はVR初心者や様々な世代、国、環境の人たちが見ても分かりやすく、楽しめるストーリーだと思います。冒険あり、アクションありで男子は絶対に好きな作品でしょう。VR映画作品の多くは、今までのスクリーン用の映像表現ではうまくいかないこともあり、実験的なアート作品になりがちです。しかしこの作品はきちんとしたエンターテイメントに仕上がっており、多くのユーザーが満足する作品ではないかと思います。

まとめ:シンプルで分かりやすく、しかし楽しい映像体験

Pinta Studiosが制作するVRアニメーション作品は、どれも心地よい絵柄でシンプルなストーリーが特徴です。例えば「Dream Collector」では“見捨てられた夢の名残”を拾ってきて、その夢を生き返らせようとするハートウォーミングな話に仕上がっていますし、「Ello」は小さな星に住むエイリアンがいつ現れるか分からない友達をずっと待っているという少し切ない話。そして「烈山氏VR」はシンプルに冒険とアクションを取り扱った作品……と、複雑すぎず、しかし面白い・楽しい・興味深い映像体験として仕上がっています。

それを証明するかように、私が体験した3作品はどれも“セリフが無くても内容がきちんと理解できる”ものでした。セリフなしで内容を理解させるのは相当大変な作業だと思いますが、彼らは果敢にそこに挑戦し続けています。あらゆるユーザーに体験してもらいたい、という気持ちと配慮がにじみ出ているかのようで、今後も世界中の多くの人たちがVR映画を体験するキッカケになる、そんな作品を作り続けていくことを期待したいです。

余談ですが、これまで各プラットフォームで提供されているVR映画作品は無料のものが大半を占めていました。しかし、2019年現在は(少しずつではあるものの)有料販売作品も増えてきています。

有料の作品はやはり無料の作品よりも良い作品が多い気がします。作者やスタジオも、これだけ無料のVR映像コンテンツがあふれている中で有料販売するわけですから、それなりの自信があるのでしょう。私自身もお金を払って作品を体験するので、何かを得ようと一生懸命作品に集中します。作る側も体験する側も、作品との向き合い方は大事なんだな、と改めて気づかされました。
 
今回紹介した「烈山氏VR / Shennong:Taste of Illusion」はGearVR、Oculus Goで購入可能です。作品に関する詳細情報は下記の公式サイトをご覧ください。

http://www.pintastudios.com/
 
※本記事の内容はあくまで私見に基づくものです。ご了承ください。





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