5月15日(土)芸術家の村田勇気さんが、「VRヘッドセットを被った人」の木彫像をSNSで公開しました。現在、富山県のギャラリー無量(むりょう)で開催中の「CIRCUM-SCRIBE」で展示中です(5月31日まで)。
村田さんのTwitterによれば、この彫像は実際の木で作成されており、VRヘッドセット「HTC VIVE」をモデルにしているそうです。コントローラはもちろん、PCと接続するコードまで忠実に再現されています。Instagramでは制作過程も投稿されていました。
Twitterでは「教科書に載りそう」「現代の運慶」といった感想が寄せられており、該当ツイートは、5万件以上の「いいね」を獲得しています。
多分ですけど私は人類で初めてVRデバイスを木で彫りました pic.twitter.com/dB2t65b5ka
— 村田勇気/Murata Yuki (@murataart) May 15, 2021
作者の村田勇気さんは、自身が伝統工芸「高岡漆器」彫刻師の家系であることから、伝統技法による具象木彫を活かした芸術を制作しており、これまで「岡本太郎現代芸術賞」入選や、「アートアワードトーキョー丸の内」グランプリなどを受賞しています。
実物の作品が公開されているギャラリーの詳細は公式サイトを確認ください。
(参考)Twitter