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VRゲーム・アプリ 2023.05.07

VRサバイバルFPS「Into The Radius」の続編開発が発表―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(4月30日~5月6日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は4月30日~5月6日の関連ニュースが対象です。

目次

1. VRサバイバルFPS「Into The Radius」MOD対応アプデと続編の開発が告知
2. タイムリープシューター「We Are One」発売日が6月2日に決定、日本語にも対応
3. アメコミVRアクション「Crimen – Mercenary Tales」発売日が決定、PICOプラットフォーム向けにも発売
4. VRジグソーパズル「パズリングプレイス」PICOプラットフォーム向けアップデート配信

VRサバイバルFPS「Into The Radius」MOD対応アプデと続編の開発が告知

SteamMeta Quest Storeにて販売中のVRサバイバルFPS「Into The Radius」が、将来的な大型アップデートで公式MODに対応することが明らかになりました。さらにその直前にはストーリー、技術面の改善をメインとする大型アップデートを予定しているとのことです。

これは開発のCM Gamesによる、Steamコミュニティへの最新投稿「The Future of Into the Radius」と共に明らかになったものです。それによりますと、公式MODへの対応を目的とした「Update 2.8」で「Into The Radius」の開発は完了するとのこと。以降はバグの修正をメインとする小規模な更新が中心になっていくようです。

さらにこの投稿において、CM Gamesは「Into The Radius」の続編が開発中であることも明らかにしています。現在は準備期間で、今後、適切な時期が来たタイミングで詳細を発表する模様。また、販売形態は前作と同じ早期アクセス版になるようです。

なお、今回発表された2つの大型アップデートの配信時期は不明。また、MODへの対応についてはMeta Quest 2(Quest Pro)版も予定しているとのことですが、現時点では検討段階の模様。詳細は2023年後半にお知らせするとのことです。

(参考)UploadVRSteamコミュニティ

タイムリープシューター「We Are One」発売日が6月2日に決定、日本語にも対応

2021年に発表され、以降も開発が続けられていた新作VRゲーム「Help Yourself」こと「We Are One」の発売日が6月2日に決定しました。プラットフォームはPC(Steam)Meta Quest 2(Quest Pro)です。

「We Are One」はタイムリープと共に誕生するプレイヤーの分身と協力し、自然破壊を目論む機会の軍勢との戦いに身を投じるVRパズルシューター。”ひとりマルチプレイ”を実現させる革新的なゲームシステムが最大の特色で、2021年にPCゲーム配信サイト「itch.io」、Meta Questのサイトローディングアプリ「SideQuest」にて体験版が公開されました。

その後、2022年に「We Are One」へと改題し、無料のプロローグ版をSteam、Meta Quest Store(App Lab)向けに配信。同時に「Apex Construct」などのVRゲームで知られるFast Travel Gamesが製品版の販売を担当し、主要なVRプラットフォームすべてに供給されることも明かされました。

製品版には50を超えるステージとストーリーモード、エディット機能などの新規コンテンツが多数収録。さらにゲーム内言語が日本語にも対応することが、Steamストアページの更新とMeta Quest Storeのページ開設と共に判明しています。本稿執筆時点でもSteamストアページ、Meta Quest Store(App Lab)では無料体験版が配信中。売りであるゲームシステムに興味をお持ちの方はこの機会にお試しください。

(参考)UploadVR、Steam、Meta Quest Store

アメコミVRアクション「Crimen – Mercenary Tales」発売日が決定、PICOプラットフォーム向けにも発売

Meta Quest 2(Quest Pro)向け新作VRゲーム「Crimen – Mercenary Tales」の発売日が5月26日に決定しました。あわせてPICOプラットフォーム版の発売も発表されました。こちらもQuest版と同じ5月26日に発売されるとのことです。

「Crimen – Mercenary Tales」は、VR魔法アクションゲーム「The Wizards(ザ・ウィザーズ)」シリーズを代表作とするCarbon Studio開発による完全新作のVRアクションゲーム。17世紀のヨーロッパ地方を舞台に、個性豊かな8人のキャラクターそれぞれに用意されたストーリーを追体験しつつ、パズルあり、戦闘ありの多彩なイベントに挑んでいきます。

アメコミを意識したセル画調のグラフィック、スピーディでバイオレンスな戦闘シーンがセールスポイント。特に戦闘は「ザ・ウィザーズ」シリーズ、「Warhammer Age of Sigmar: Tempestfall」のノウハウを活かした、直感的かつ体力をも要する熱いものに仕上げられているとのことです。また、登場人物がエピソード単位で変わることによる、変化に富んだステージごとの構成も見所となっています。

(参考)UploadVR

VRジグソーパズル「パズリングプレイス」PICOプラットフォーム向けアップデート配信

VRジグソーパズル「Puzzling Places(パズリングプレイス)」のPICOプラットフォーム版向けにDLCパック、パススルー機能対応アップデートの配信が5月5日より開始となりました。

このアップデート適用により、Meta Questプラットフォーム版、PlayStation VR(PSVR)版向けに提供されている、すべてのダウンロードコンテンツがPICOプラットフォームでも購入・体験可能となります。また、Questプラットフォーム版独自のパススルーモードもPICOプラットフォームにて楽しめるようになりました。具体的にはPICO 4のヘッドセットであれば、現実側の風景がフルカラーになる「カラーパススルー」が体験可能。逆にPico Neo 3 Linkのヘッドセットはカラー非対応で、白黒に制限されます。仕組みとしては、Questプラットフォーム版とほぼ同等の設計になっているようです。

なお、今回のアップデート配信にあわせて、開発のRealities.ioは中国限定で販売されている「Pico 4 Pro」向けの「パズリングプレイス」を販売予定であることを発表。アイトラッキングを始めとする新機能を活用した、特別なバージョンになるとのことです。同じ機能を実装するアップデートがQuestプラットフォーム向けにも配信されるかは本稿執筆時点で不明となっています。

(参考)UploadVR「Puzzling Places」公式Twitter


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