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VRゲーム・アプリ 2023.03.26

怪獣映画ファンの破壊衝動を刺激する新作VRゲームが近日発売―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(3月19日~3月25日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は3月19日~3月25日の関連ニュースが対象です。

目次

1. 怪獣ファンの破壊欲と食欲を刺激する新作VRゲーム「Block Buster」近日発売
2. サバイバル要素も備えたVRマルチプレイFPS「Ghosts of Tabor」早期アクセス版が販売開始
3. 「脱出アドベンチャーシリーズ」開発元が送る新作VRゲーム「Super Death Game SHOW! VR」発表
4. プロパガンダシミュレーション「Not For Broadcast」VR版が発売
5. クモ撃退アクション「Kill It With Fire」VR版の発売日が決定、初代PSVR版も発表
6. VR脱出アドベンチャー「Genotype」2023年後半にQuest 2向けに発売

怪獣ファンの破壊欲と食欲を刺激する新作VRゲーム「Block Buster」近日発売

Meta Quest 2(Quest Pro)向け新作VRゲーム「Block Buster」の発売日が3月31日に決定しました。Meta Quest Storeのストアページも開設されており、それによりますと、日本語には未対応とのことです。

「Block Buster」は怪獣映画に着想を得たVRアーケードアクションゲーム。プレイヤーはズバリ怪獣となって、ビルを始めとする建造物を叩き壊し、戦車や戦闘機をチギって投げ飛ばして爆散させ、逃げまどう人間たちをつかんで食べてはしゃぶる破壊と暴虐の限りを尽くしていきます。

操作可能な怪獣は5体。強力な光線を口から放つ放射性巨大トカゲ、高層ビルが好きそうなゴリラのキング、禍々しさと毒々しさホトばしるチョウチョ、怒り狂いしエビ、そして自立型巨大殺戮機動ロボです。

破壊に徹するのみならず、隠されたアイテム、秘密のルートを発見するといった探索・収集要素も用意。アイテムの中には怪獣を模様替えするコスチュームもあり、プレイヤー好みの見た目にアレンジできます。また過激な題材とは裏腹にグラフィックはボクセル調で生々しさは皆無。楽曲もチップチューンメインで、コミカルチックに描かれています。

発売後にも新たな怪獣、都市、プレイモードの追加を予定しているとのこと。これらはダウンロードコンテンツとして提供されるようですが、配信形態は本稿執筆時点で不明。有料か無料か、今後の公式発表が待たれます。

(参考)UploadVR、Meta Quest Store

サバイバル要素も備えたVRマルチプレイFPS「Ghosts of Tabor」早期アクセス版が販売開始

3月21日よりSteamMeta Quest Store(App Lab)で新作VRゲーム「Ghosts of Tabor」の早期アクセス版が販売開始となりました。価格はSteamが税込3,090円、Meta Quest Storeが税込2,208円です。いずれも日本語には未対応となります。

「Ghosts of Tabor」は広大なマップを舞台にしたマルチプレイ特化型のVRFPS。プレイヤーはマップを探索しながら、同じくどこかで行動を取っている相手を見つけ出し、戦闘を仕掛けながら長く生き延びることを目指します。

サバイバル要素の存在が大きな特徴で、探索および戦闘中には空腹や渇きも発生。適切な対応を取らなければ体調が悪化し、最悪行き倒れてしまうため、常に状況を注視しながら立ち回ることが求められてきます。戦闘も正面からの突撃のほか、背後を狙った不意打ちの戦術双方に対応。早期アクセス期間は主要な機能が実装される限り続くとのことです。

また、将来的にはPlayStation VR2(PSVR2)版の販売も予定しているようです。

ソフトウェア概要

タイトル

Ghosts of Tabor

発売・開発元

Beyond Frames、Combat Waffle Studios

プレイ人数

1人(オンライン時:4人以上)

価格(税込)

3,090円(Steam)、2,208円(Meta Quest Store

(参考)Steam、Meta Quest Store(App Lab)

「脱出アドベンチャー」シリーズ開発元が送る新作VRゲーム「Super Death Game SHOW! VR」発表

ニンテンドー3DS向けダウンロードソフト「脱出アドベンチャーシリーズ」などで知られるインテンス開発の新作VRゲーム、「Super Death Game SHOW! VR」が発表されました。4月5日にSteamで発売予定で、価格は税込1,300円です。

「Super Death Game SHOW! VR」はその名が物語る通りのVRデスゲームシミュレーター。プレイヤーは多額の賞金が得られる未来のテレビショー番組「スーパーデスゲームSHOW」の出演者となり、10個のミッション攻略に挑みます。

ミッションは「射的」、「積み木」、「ひよこのオスメス鑑定」など、いずれも簡単なものが中心。しかし、1回でもミスすればその時点でミッション失敗となり、しかるべき処罰が下されてしまいます。そんな一瞬の気の緩みが許されない、情け無用の作りが大きな特色。また、ミッションの多くは移動を伴わないほか、操作も直感的なものに限定されているため、VRゲーム初心者にも親しみやすい設計になっています。

(参考)インテンス公式サイト、Steam

プロパガンダシミュレーション「Not For Broadcast」VR版が発売

新作VRゲーム「Not For Broadcast VR」がSteamMeta Quest Storeで3月24日より販売開始となりました。価格はSteamが税込2,800円、Meta Quest Storeが税込2,490円です。双方、ゲーム内言語は日本語未対応となります。

「Not For Broadcast VR」は2022年1月より、PC版がSteamで販売中のプロパガンダシミュレーションゲーム「Not For Broadcast」のVR版です。基本的な内容はオリジナル版と同じで、舞台となるのは強権的な政権に支配された架空の1980年代イギリス。プレイヤーはテレビ局の編集スタッフとして、国民の洗脳と世論操作をこなしていきます。

映像切り替え、コマーシャルを挿入、放送禁止用語に「ピー音」を重ねるなどの仕事をリアルタイムでこなす慌ただしい作りが特徴。VR版は一連の動作を直感的な操作で実施可能になったほか、編集室内の装置類を間近で見られるようになり、主人公と一体になった感覚を味わえる作りに一新されています。

なお、SteamのPCVR版はオリジナル版とは別の独立した新作としての扱いになります。オリジナル版を持っていても別途、購入の必要が生じますのでご注意ください。

ソフトウェア概要

タイトル

Not For Broadcast VR

発売・開発元

tinyBuild、NotGames, Babaroga

プレイ人数

1人

価格(税込)

2,800円(Steam)、2,490円(Meta Quest Store

(参考)Steam、Meta Quest Store

クモ撃退アクション「Kill It With Fire」VR版の発売日が決定、初代PSVR版も発表

クモ撃退アクションゲームのVR版「Kill It With Fire VR」の発売日が4月13日に決定しました。当日に発売されるのはPC(Steam)、Meta Quest 2(Quest Pro)版で、PlayStation VR2(PSVR2)版は2023年後半になるとのこと。また、新たに初代PlayStation VR(PSVR)版の発売も決定しました。こちらもPSVR2版同様、2023年内後半の発売を予定している模様です。

「Kill It With Fire VR」はPC(Steam)、スマートフォン、家庭用ゲーム機向けに発売された1人称視点のクモ撃退アクションゲーム「Kill It With Fire」のVRリメイク版。プレイヤーは原理不明のクモ探知レーダーを活用し、家屋内の本棚、デスク上に置かれたものを動かして彼らを見つけ出し、手持ちの武器を用いて撃退していきます。

物理演算を活用したリアルな挙動、銃火器にダイナマイト、火炎放射器などの明らかにクモに対して使うものではない武器を駆使して戦うハチャメチャなプレイスタイルが売りです。

VR版はこの一連のクモ退治をVR特有の直感的な操作で楽しめるように一新。さらにクモたちもほぼ現実さながらの大きさで描写され、いろんな意味で生理的嫌悪感を煽るものへとパワーアップしているとのことです。

(参考)UploadVR

VR脱出アドベンチャー「Genotype」2023年後半にQuest 2向けに発売

Meta Quest 2(Quest Pro)向け新作VRゲーム「Genotype」が2023年後半に発売予定であることが発表されました。あわせて本作の公式サイトでは、ベータテストの参加者募集が開始されています。テスト実施期間は春ごろを予定しているとのことです。

「Genotype」は南極大陸の廃墟と化した科学施設の探索に挑む、VRダンジョン脱出アドベンチャーゲーム。子猫の姿をした残忍なエイリアンたちの撃退に挑むVRタワーディフェンスゲーム「Kittypocalypse」を代表作とするデンマークのBolverk Games開発の新作です。

Bolverk Gamesとしては過去作とは全く異なる作風の作品で、いわく全編にわたって”ゾッとするような体験”が満載とのこと。基本的にはパズル、謎解きを主体としていますが、ハイテクな手袋を活用しての戦闘、プレイヤーの道徳心を試す残酷な選択が随所で提示される内容にまとめられているようです。

(参考)UploadVR


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