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VRゲーム・アプリ 2022.08.28

航空機の地上支援に着目した本格VRシミュレーター発売など―今週の気になるVRゲームニュースまとめ(8月21日~8月27日)

「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は8月21日~8月27日の関連ニュースが対象です。

目次

1. App Labで販売されていたVRゴッドゲーム「Deisim」公式アプリに昇格
2. 「The Walking Dead: Saints & Sinners」続編の新要素を紹介する映像が公開
3. ナーフガンを題材にした対戦型VRFPS「NERF Ultimate Championship」発売
4. 航空機の支援事業に焦点を当てた本格派VRシミュ「Airport Ground Handling Simulator VR」早期アクセス版が発売

App Labで販売されていたVRゴッドゲーム「Deisim」公式アプリに昇格

2021年初頭よりMeta Quest Store(App Lab)で販売されていたVRゲーム「Deisim」の公式アプリ昇格が発表されました。11月に発売予定とのことです。

「Deisim」は草原や林を配置した後、自動的に生活し始める原始人たちの様子を見届けていくVRシミュレーションゲーム。俗にゴッドゲームとも言われる内容で、プレイヤーは神様として、大地の創造から住民たちへの救済、果ては天罰を下しながら世界が徐々に発展する様子を眺めていきます。街づくりの要素はほぼ皆無で、気の向くままに遊べる手軽さが売りのひとつです。

元はSteamOculus Rift Storeにて早期アクセス版が販売中のタイトル。Quest版はRift版とのクロスバイにも対応していて、どちらかを購入すれば片方を無料でダウンロード可能となっています。公式アプリ昇格後もクロスバイは継続され、価格も変更されないとのこと。また、公式アプリの昇格に合わせ、新たに「海賊」を追加するアップデートも予定されているようです。

(参考)UploadVR、Meta Quest Store

「The Walking Dead: Saints & Sinners」続編の新要素を紹介する映像が公開

2022年末発売予定の「ザ・ウォーキング・デッド」原作のVRサバイバルホラー続編、「The Walking Dead: Saints & Sinners – Chapter 2」の最新映像(※暴力的な表現が多々含まれます)が公開。新機能、舞台の追加といった新情報がお披露目されました。

新情報の中で特に大きなものは「Sonny’s Pawn Shop」なる店舗の追加。ミッションのタスク更新、物資の交換などが行える場所で、店主との取り引き次第では、(武器やアイテムなどを生み出す)クラフトの選択肢を拡張できます。ちなみに開発のSkydanceによれば、今回のクラフトは前作にも増して拡張されているとのこと。

また、夜間の街中を探索するに当たって便利な「懐中電灯」と「照明弾」、サブマシンガンにチェーンソーといった新アイテムと武器の登場も明らかになっています。さらに新たなエリアとしてニューオリンズの地区のひとつ、「フレンチ・クオーター」も登場。映像によれば、近辺には強力な衛兵が巡回しているようで、探索するに当たっては警戒が必要とのこと。その分、新たなアイテムを獲得できるチャンスも得られるようで、腕に自信のあるプレイヤーには挑み甲斐のある場所になっているようです。

(参考)UploadVR

ナーフガンを題材にした対戦型VRFPS「NERF Ultimate Championship」発売

新作VRゲーム「NERF Ultimate Championship」が8月26日より、Meta Quest Storeにて販売開始となりました。価格は税込1,490円。対応ヘッドセットはMeta Quest 2で初代Meta Questには非対応です。また、ゲーム内言語は英語のみとなります。

「NERF Ultimate Championship」は、アメリカの玩具メーカー「ハズブロ」が製造・販売中の銃型の玩具「ナーフガン」を題材にしたマルチプレイ特化型のVRFPSです。実在の「ナーフガン」を用いた競技を再現した試合を始め、拠点制圧、チーム戦からなる3種類のゲームモードを収録。登場する「ナーフガン」は10種類あり、いずれも本物さながらの物理法則に基づく弾道を描く仕組みになっています。

また、本作は無料のシーズンパスも配信中。適用することにより、カスタマイズ用のスキンや「ナーフガン」の総数を増やすといったことが可能です。さらに今後、シーズンイベントの開催も予定。アップデートも定期的に実施していくようで、新たな「ナーフガン」、マップの追加などが検討されているようです。全体的なゲームスピードが早めで、VR酔い耐性のない場合は注意が必要となりますが、一風変わったマルチプレイ型FPSを探しているプレイヤーには注目の1本です。

ソフトウェア概要

タイトル

NERF Ultimate Championship

発売・開発元

SecretLocation

対応ヘッドセット

Meta Quest 2(※初代Meta Questには非対応)

プレイ人数

1~4人

価格(税込)

1,490円(Meta Quest Store

(参考)VRScout、Meta Quest Store

航空機の支援事業に焦点を当てた本格派VRシミュ「Airport Ground Handling Simulator VR」早期アクセス版が発売

新作VRゲーム「Airport Ground Handling Simulator VR」の早期アクセス版が8月26日より、Steamで販売開始となりました。価格は税込3,500円。Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Realityのヘッドセットに対応しています。ゲーム内言語は英語のみで、日本語には未対応です。

「Airport Ground Handling Simulator VR」は、航空機の地上支援業務に焦点を当てたVRシミュレーションゲーム。プレイヤーは空港のグランドクルーになり、航空機を所定の時間に離着陸させるなどのサポート業務「グランドハンドリング」をこなしていきます。

元は発売・開発元のAVIARが最大手の空港などへ提供しているVRトレーニングソフトで、本作はそれを家庭用PC向けにアレンジした(事実上の)リメイク版に当たります。本編は課題を設けたシナリオに沿って進む構成で、ランプチェックや地上支援機器の接続といった計5つの業務を体験できます。
また、今後のアップデートでシナリオは随時追加されていくとのことです。

早期アクセス期間は半年(6ヶ月)を予定。普段は見えづらい空港の裏方作業に関心のある方には要チェックの新作です。

ソフトウェア概要

タイトル

Airport Ground Handling Simulator VR

発売・開発元

AVIAR

対応ヘッドセット

Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift(Rift S)、Windows Mixed Reality

プレイ人数

1人

価格(税込)

3,500円(Steam

(参考)Steam


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