「気になるVRゲームニュースまとめ」では、一週間の内に報じられたVRゲーム関連ニュースの中から気になる新作、アップデート情報などをまとめてお届けします。今回は2月13日～2月19日の関連ニュースが対象です。
目次
1. 海外SFドラマ「スタートレック」原作のVRゲームが全プラットフォームで販売終了
2. VRFPS「After the Fall」大型アプデが2月中に実施
3. Quest向け新作VRリズム”悪魔退治”アクション「Drums Rock」発売
4. 「一日を変え、宇宙の法則を乱すカクテルを！？」突飛な設定のバーテンダーVRゲーム発表
5. VRロボアクション「Vox Machinae」Quest版が3月3日に発売決定
海外SFドラマ「スタートレック」原作のVRゲームが全プラットフォームで販売終了
海外SFドラマ「スタートレック（Star Trek）」原作のVRシミュレーションゲーム「Star Trek: Bridge Crew」が全プラットフォームで販売終了となりました。
本稿執筆現在、Steam、Oculus Store、PlayStation Store、そして販売元のユービーアイソフト公式ストア（UBISOFT STORE）の全てで購入ができなくなっており、Steamのストアページでは「パブリッシャーからのリクエストにより、Star Trek: Bridge CrewのSteamでの販売は終了しました。」とのお知らせが明記されています。
配信終了の経緯は公にされていません。しかしながら、本作が「スタートレック」原作の版権作品であることから、ライセンス契約の失効に伴って販売を終了した可能性が米メディアUploadVRにて報じられています。
なお、ゲームを既に所有している人は、各プラットフォーム上から削除した後でも再ダウンロードが可能とのこと。マルチプレイも楽しめるとのことですが、UploadVRの報道によれば、いずれも将来的にはできなくなる可能性が高い模様です。
「Star Trek: Bridge Crew」は原作のドラマ版にも登場する「エンタープライズ号」の同型艦「イージス号（U.S.S. Aegis）」の乗組員になり、未知なる宙域の探索ミッションに挑むシミュレーションゲーム。ミッションは艦長、操舵手、参謀、エンジニアに4人それぞれが分担する形で実施され、役職に応じた行動を取りながら遂行していきます。PC（Steam、Oculus Store、UBISOFT STORE）、PlayStation VR（PSVR）向けに発売。2019年にはMeta Quest（Quest 2）版も発売されています。
（参考）UploadVR
VRFPS「After the Fall」大型アプデが2月中に実施
VRFPS「After the Fall（アフター・ザ・フォール）」の最新アップデートが2月中に実施予定であることが発表されました。海外PlayStation Blogの投稿によれば、4つの新マップ、新モード、新しい武器と敵が追加される模様。PC（Steam）、Meta Quest 2、PlayStation VR（PSVR）の全プラットフォームを対象としているとのことです。
数ある追加要素の中で、特に大きなものでは「ホードモード」。最大4人のプレイヤーが四方から押し寄せる「スノーブリード」たちの迎撃に応じ、最後まで生き延びることを目指します。戦闘はエンドレス形式で、プレイヤーが最後のひとりになるまで継続。また、今後のアップデートでエンドレス形式ではないタイプの追加も予定されており、将来的には様々なルール下での戦闘が楽しめる内容へと進歩するようです。
他の追加要素にも4つのマップには対戦に特化した種類が含まれるなど、それぞれに興味深い特徴が備わっているとのこと。既にゲーム本編をやり尽くしたプレイヤーには必見のアップデートで、配信開始の時が待たれるところです。
「アフター・ザ・フォール」は架空の1980年代アメリカを舞台に、突然変異型ゾンビ「スノーブリード」たちとの壮絶な戦いを繰り広げるVRアクションシューティングゲーム。2021年12月よりPC（Steam）、Meta Quest 2版が発売中。2022年3月25日にはPlayStation VR（PSVR）版がパッケージ、ダウンロード共に発売予定となっています。
（参考）UploadVR、PlayStation Blog（海外）
Quest向け新作VRリズム”悪魔退治”アクション「Drums Rock」発売
Meta Quest（Quest 2）向け新作VRゲーム「Drums Rock」が2月18日、Oculus Storeにて「App Lab」経由で販売開始となりました。価格は税込2,208円。日本語には未対応です。
「Drums Rock」は、画面奥より続々とやってくる悪魔たちをドラム演奏で退治していくVRリズムアクションゲーム。基本は「Beat Saber」に象徴されるVRリズムアクションの定型に則っていますが、リズムノーツが敵の悪魔に置き換えられていて、文字通りドラム演奏で彼らを撃退する手応えが得られる作りになっています。悪魔には色も設定されており、それぞれ色と一致するドラム、シンバルを叩いて対応といった状況に応じた判断も求められてきます。
楽曲はクラシックなロックミュージックが主体。一部、著名な楽曲も収録されています。また、ゲームモードは「キャンペーン」、「アーケード」の2種類で、前者にはボス戦も用意されています。他にカスタマイズ用アイテムも豊富で、各モードを攻略したり、それらとは別に設けられた「ショップ」にてゲーム内通貨を払うことで獲得できるとのことです。
ソフトウェア概要
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タイトル |
Drums Rock |
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発売・開発元 |
Garage51 |
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対応ヘッドセット |
Meta Quest（Quest 2） |
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プレイ人数 |
1人 |
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価格（税込） |
2,208円（Oculus Store） |
（参考）UploadVR、Oculus Store
「一日を変え、宇宙の法則を乱すカクテルを！？」突飛な設定のバーテンダーVRゲーム発表
新作VRゲーム「Startenders」が3月17日に発売されることが発表されました。対応ヘッドセットはMeta Quest（Quest 2）、PlayStation VR（PSVR）。他にOculus Rift（Rift S）対応のPC版もSteamで発売予定ですが、後発となる模様です。また、Steamストアページの情報によれば、日本語を含む6言語に対応するとのことです。
「Startenders」はバーテンダーとカクテルを題材にしたVRアクションシミュレーションゲーム。プレイヤーは「宇宙バーテンダーアカデミー」へと無理矢理入学させられた主人公になり、様々な怪しい機械と材料を用いてカクテルを作って、客であるエイリアンたちに提供していきます。
舞台とお客の設定が物語る通り、作成できるカクテルは非現実的なものが中心。材料も露骨に怪しい宇宙的な果実からロケットの燃料まで実に30種類以上が用意されていて、10万種類以上のオリジナルブレンドを作れるようになっているとのことです。また、Quest版はハンドトラッキングに完全対応。実際にカクテルを作る時と同じ感覚でカクテルシェイカーを振るなど、いかにも”それっぽい”操作も楽しめるようになっているようです。
ゲームモードは本編のキャンペーンのほか、毎日課題が更新されるデイリープレイを収録。将来的には複数人参加可能なマルチプレイヤーモードもアップデートで追加されるとのことです。また、キャンペーンでは訪れるエイリアンたちに焦点を当てたストーリーも描かれる模様。サイバーパンクなバーテンダーのゲームを遊んだことのある人にも必見の内容……かどうかは執筆時点で不明です。
（参考）UploadVR、Steam
VRロボアクション「Vox Machinae」Quest版が3月3日に発売決定
VRロボットアクションゲーム「Vox Machinae」のMeta Quest（Quest 2）版が発表されました。3月3日に発売予定とのことです。
「Vox Machinae」は2018年よりSteam、Oculus Storeにて早期アクセス版が発売中のVRロボットアクションゲーム。二足歩行型ロボットを操縦し、敵対勢力との戦闘を繰り広げていくというもので、ロボット特有の重みが表現された挙動と、豊富な計器類をいじり倒す操作スタイルを売りとしています。早期アクセス版を遊んだプレイヤーからは、Xboxで発売されたロボットアクションゲーム「鉄騎」のVR版との評価も獲得しています。
これまではマルチプレイ主体の内容でしたが、2022年2月上旬、新たにシングルプレイヤーキャンペーンモードを追加する大型アップデートの実施が発表。様々な乗組員たちの活躍が描かれる専用のストーリーが用意され、それと共に敵対勢力との戦いが楽しめるようになる内容面の強化が図られることになりました。
また、このモードの追加と同時に製品版への移行も行われるようです。
Quest版はこのシングルプレイヤーキャンペーンを追加した、最新バージョンとして提供されるとのこと。さらに3月3日がPC版の早期アクセス終了日になる模様。約1週間半後ということで、今後の推移と配信開始に向けた動向が注目されます。
（参考）UploadVR、Road to VR
