ソーシャルSNS「VRChat」内にて、防災意識を学ぶ試みとして「VR避難訓練」が行われました。訓練の様子は、VR応援VTuber(バーチャルユーチューバー)のおきゅたんbotさんのYouTubeチャンネルにて公開されています。
今回の企画はVR蕎麦屋タナベさんが主催し、ゲストとしてねこますさんなど数名が参加しています。訓練では緊急地震速報の警報が鳴るとともに、参加者たちがいたマンションのワンルームで地震が発生。部屋が大きく揺れ、設置された家具が落ちるなど、地震時に起こることがVRで再現されました。
屋外では巻き立つホコリや隆起する地面など、災害後の様子も再現。参加者たちは、震災後の津波で水没した場合どのくらい沈むものなのかや、火災旋風が起きた際の規模などを体験しています。
#VR避難訓練 の余韻がすごくて放心状態。今日はいろんな災害があったけれど、これをVRでみんなと体験してお伝えすることができて本当によかったと思いますっ ありがとうございました!!>< まだの方はぜひアーカイブを
📺https://t.co/O73aSsiJej pic.twitter.com/sLXCroJ0Az— おきゅたんbot🏝️⭐️VR応援VTuber (@OculusTan) 2020年2月19日
VR蕎麦屋タナベさんは、阪神淡路大震災や熊本地震では家具による負傷者や死者が多かったことなど、震災で起きた事例を解説。参加者たちも自分が体験した震災の話を語るなど、企画を通して防災への考え方を共有できたようです。
今回の避難訓練が行われたワールド「VR-Hinankunren」は、コミュニティーラボに上げられているとのこと。VR蕎麦屋タナベさんは、災害が起きてもお互い助け合えるよう役に立てばいいなと思い、このワールドを作ったと説明しています。
参加者の感想はTwitterのハッシュタグ「#VR避難訓練」でも確認できます。