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VIVE 2021.03.19

HTCの「VIVEフェイシャルトラッカー」、他VRヘッドセットでも“非公式に”使えると判明

日本では2021年4月9日に発売される、HTCの表情トラッキングデバイス「VIVEフェイシャルトラッカー」。本デバイスが、VALVE INDEX(バルブ・インデックス)でも使用可能であることが判明しました。

「VIVEフェイシャルトラッカー」は、唇、頬などの変化に応じて38種類の顔の動き(ブレンドシェイプ)をシームレスにトラッキングする新デバイス。VRで顔の下部のほぼ全体を正確にリアルタイムで描写することができます。2つのカメラと赤外線センサーを備え、6msの低遅延でトラッキングが可能。“公式の”対応デバイスは、VIVE Proシリーズ(VIVE Pro、VIVE Pro Eye)です。

同デバイスがVALVE INDEXでも動作するという事実は、海外のYouTuberチャンネルVirtual Reality Oasisが発見しました。Twitterに投稿された映像からは、同VRヘッドセットに接続された「VIVEフェイシャルトラッカー」が、顔の動きを認識している様子が確認できます。

Virtual Reality Oasisのホスト、マイク氏によれば、理論的には「VIVEフェイシャルトラッカー」を固定さえできれば、どのようなPC向けVRヘッドセットでも、同デバイスを使用できるとのこと。米メディアRoad to VRは、VIVE ProのようにUSBポートを標準装備していないヘッドセットの場合、アダプターが必要になると解説しています。

なお、HTCは「VIVEフェイシャルトラッカー」の対応VRヘッドセット以外での動作を保証していません。同社のハードウェア・プロダクトでシニアディレクターShen Ye氏は「デバイスのカメラのコンピュータービジョンは、VIVE Proをベースに学習させており、他ヘッドセットに装着することは、トラッキング性能に影響を及ぼす可能性がある」と説明しています。

(参考)Road to VR

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