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話題 2021.12.12

VIVE Artsが、アーティスト支援目的のデジタル取引プラットフォームを発表 ミュシャの代表作をNFTとして販売

HTC社傘下の「VIVE Arts」が、デジタルアート取引プラットフォームをリリースしました。そのオープンを記念してミュシャ財団と提携し、アルフォンス・ミュシャの代表作をNFTとして販売すると発表しています。

今回発表されたデジタルアート取引プラットフォームは、アーティストやクリエイターへの支援を強化する目的ではじめられたもので、ブロックチェーン技術を活用して個々人が権利を行使できるシステムづくりを目指していくとのこと。直観的で使いやすいデザインのプラットフォームとなっており、アートファンやコレクターなどが多様ななデジタル作品に出会える場となるそうです。

またVR、AR、MRといった様々なデジタルアート作品を取り扱う予定で、クリエイターはNFTエディションの数と販売形式を規定できます。支払い手段は、通常の通貨と暗号通貨の両方に対応しているとのこと。今後は、プラットフォームのメタバースへの統合を進め、バーチャル空間で作品を探したりできるようになると説明されています。

オープンを記念して、12月17日(金)から、アルフォンス・ミュシャの名作をNFTとして発売。台湾の台北で行われる展示会「Mucha to Manga – The Magic of the Line(ミュシャからマンガへ ― 線の魔術)」の開始とともにはじまり、展示会の期間中、月ごとに新しいNFTシリーズが公開され、最終月にはスペシャルオークションが実施される予定です。

今回のNFT販売について、ミュシャ財団のエグゼクティブ・ディレクター、マーカス・ミュシャ氏は「私の祖父、アルフォンス・ミュシャは真のイノベーターでした。本当の世界的なデザイン運動という意味で歴史上初であったアールヌーヴォーを生み出しただけでなく、生涯を通じてアートとテクノロジーが交わる分野に関わり、パリのスタジオでは映画に関するリュミエール兄弟の初期の実験の面倒も見ていました。VIVE Artsとの提携を継続し、先見の明のあるチームと協力できることを喜ばしく思います。この協働により、祖父の遺したアートを新しい芸術のかたちで存続させられます。この可能性に彼は間違いなくわくわくしているでるでしょう」とコメントしています。

(参考)プレスリリース


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