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話題 2022.08.03

ヴェネチア国際映画祭のXR部門のノミネート作品一覧が公開 有名ドラマのVRコンテンツも

第79回(2022年度)ヴェネチア国際映画祭のXR部門「Venice Immersive」のノミネート作品を発表されました。「Space Explorers: The ISS Experience」「The Soloist VR」のほか、人気海外ドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」のVRコンテンツ「Peaky Blinders: The King’s Ransom」も含まれます。

2022年のヴェネチア国際映画祭は8月31日(水)から9月10日(土)まで開催。過去2年間とは異なり、今回は”対面形式”で実施されます。これまではVR部門「Venice VRExpanded」を設け、VRコンテンツを取り扱ってきましたが、今年は「Venice Immersive」に改名。(ARなども含めた)XR全体を扱うカテゴリーとなっています。

「Venice Immersive」には、43種類のプロジェクトと32のワールドがノミネートされています。そのうち30のプロジェクトが、審査員によって「最優秀体験賞」「大陪審賞」「特別審査員賞」に選出される作品が、それぞれ選ばれます。

会場ではHTCとMeta社が技術サポートを提供し、また発表によると、VRSNS「VRChat」に、会場に設置される「Immersive Island」のバーチャル版が設置される予定とのこと。

ノミネートされた「Space Explorers: The ISS Experience」は、国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士の生活をVRカメラで記録している作品。100時間以上にわたって、8人の宇宙飛行士たちのステーションでの生活やミッションを果たす状況が記録されています。

「The Soloist VR」は、プロのロッククライマー、アレックス・オノルド氏がアルプス山脈を登る様子をVRで体験できる2部構成のドキュメンタリーです。撮影には10K360度カメラ「Insta360 Titan」が使用されました。

なお「Venice Immersive」には、日本人クリエイターの伊東ケイスケ氏が手掛けるVR演劇「Typeman」もノミネートされています。本作は、メタバース空間で演者がリアルタイムに実演する演劇型のコンテンツ。Typemanを演じる演者と複数の体験者がひとつのバーチャルワールドに入り、間近で実演を鑑賞したり、コミュニケーションをとったりしながらストーリーを楽しむ作品です。

第79回ヴェネチア国際映画祭「Venice Immersive」作品一覧はこちら
https://www.labiennale.org/en/news/official-line-venice-immersive-2022

(参考)UploadVR

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