11月13日、Meta Quest対応のVRゲーム『Vampire Survivors VR』が発売された。言わずと知れた人気ゲーム『Vampire Survivors』のVR移植版。バーチャル空間のなかでヴァンサバを楽しめるということで、早速プレイしてみた。
未プレイの方に説明すると、原作の『Vampire Survivors』は、ドットデザインのキャラクターを操作して、周囲に群がる敵キャラクターを倒していくゲームだ。敵を倒すほど、経験値や宝物が手に入り、自分自身を強化していけるが、時間が経つにつれて敵の数がどんどん増加していく。状況に応じた強化方法を選んでいきながら、できるだけ長く生き延びることが目標となっている。
著者もプレイした経験があるが、サクッと何度でも遊べるため、恐ろしく中毒性のあるゲームで、特に宝箱を解放したときの演出を見るときの喜びと言ったら無い。詳しくは、下記の月ノ美兎さんのリアクション動画を見て欲しい。多くの人はこうなる。
さて、VR版だが……プレイして、早々笑ってしまった。メニュー画面を進むと、とても見慣れたヴァンサバのフィールドが出現。チュートリアルも何もなく、いきなり戦闘が始まる。
キャラクターも音楽も、すべて原作と一緒。操作はスティックのみで、他のボタンはほぼ不要。フィールド全体がボードゲーム風の盤面になっていて、オブジェクトに少し立体感があるが、原作との違いはその程度。「いつものVampire Survivorsじゃないか!!」と突っ込みを入れたくなってしまった。
唯一のVRゲームらしいところは、レベルアップや宝箱が解放されたときの演出だ。巨大な宝箱が眼前に出現し、キラキラとした光を放ちながら何かしらのアイテムが出てくる演出となっているが、この光がバーチャル空間全体に広がる。このゲームを遊んでいて一番嬉しいポイント“のみ”をピンポイントでVR化していると言っても過言ではない。また周囲の風景はポリゴンデザインを3D風景として再現した可愛らしいものになっており、ちょっとだけ嬉しい。

(周囲の背景をよく見ると、敵キャラのコウモリやガイコツが見えることも。ただし、ゲームに集中していると、この演出にはほぼ気づかない)
VR要素が薄いからといって、本作についてガッカリしたわけではない。確かに既プレイヤーがわざわざVRヘッドセットを購入してプレイすべきかと問われれば、絶対に違うのだが、サクッと遊べるVRゲームが1個増えたと考えると、これはこれでアリだと思う。そもそも、このゲームをVR移植するとは言っても、一人称視点で周りを怪物に囲まれる体験にしてしまったら、それはVRホラー作品にしかならない。ゲーム全体の魅力を損なうことなく、ほんのちょっとだけ味を足す……そんなVR移植があってもいい。
特に今まで『Vampire Survivors』をプレイしたことないVRユーザーの方は、この機会に気軽に遊んでみて欲しい。なにせ、このゲーム自体がとても良くできた名作なのだから。
販売サイトはこちら:https://www.meta.com/ja-jp/experiences/vampire-survivors-vr/7991347610955592/




