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VR体験施設 2019.02.01

ユニバーサル・スタジオ、テーマパークでのVR/AR運用の特許出願

テーマパーク運営で知られるユニバーサル・スタジオ(Universal City Studios)が、2017年7月に、体験施設での使用を想定したVR/AR体験システムの特許を、米国特許商標庁に出願していたことが判明しました。この特許は、2019年1月24日、特許公開されました。

2種類のシステムが掲載

出願書には2種類のVR/AR体験システムが掲載されています。1つは、VR/ARヘッドセットと利用者が身に纏うハーネスによって構成されます。ハーネスは、VR体験施設の天井部分から伸びたケーブルによって、施設側と有線接続されており、所定の動作(前後移動等)以外の利用者の動きを、制限する仕組みとなっています。

もう1つのVR体験システムは、VR/ARヘッドセット単体で構成されます。こちらの体験システムもVR/ARヘッドセットは、体験施設の天井部分から伸びたケーブルによって、施設側と有線接続されています。

米メディアUploadVRは、今回出願が判明した特許を使用し、ユニバーサル・スタジオが、ロシアのスタートアップ企業が運営するVR体験施設「VOID」のような、体験施設のオープンを検討している可能性があると推測しています。

以前にもVR/AR関連の特許を出願

ユニバーサル・スタジオは、過去にもVR/AR関連の特許を米国特許商標庁に出願しています。2017年にはテーマパークでの使用を想定したARデバイスを、2018年には「VRモバイルポッド(virtual reality mobile pod)用システム」を特許出願しました。

(参考)UploadVR


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