人気ゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」原作の新作VRゲーム「The Walking Dead: Saints & Sinners」。かねてより予告されていたPlayStation VR（PSVR）版が5月6日、リリースとなりました。日本国内でのリリースは5月8日の執筆時点で行われていませんが、欧州PlayStation Storeの情報によれば、日本語にも対応しています。
1月24日よりSteam、Oculus StoreにてPCVR版が配信中の「The Walking Dead: Saints & Sinners」は、オープンワールドスタイルのVRサバイバルアクションアドベンチャー。ゾンビこと「ウォーカー」の発生から3年後のアメリカ・ニューオリンズを舞台に、多彩な武器を用い、生き延びるために戦います。対応ヘッドセットはValve Index、HTC VIVE、Oculus Rift、Oculus Rift S、Windows Mixed Reality。販売と開発はアメリカ・カリフォルニアに拠点を置く「Skydance Interactive」が担当しています。
プレイヤーはニューオリンズの街で活動する生存者グループへと参加し、ウォーカーとの戦いに挑みます。市民を守るために戦うか、妨害行為を働く人間を殺害し脅威を取り除くかなどの重大な決断を迫られる場面があり、選択によって物語も変化します。ルートによっては原作コミック、ドラマ版に関連したイベントも展開されます。広大なニューオリンズの街並み、総プレイ時間15時間以上に及ぶボリューム、戦闘を全体の3分の1程度に留めたアドベンチャー性重視のゲームデザインも見所です。3月21日にはローカライズアップデートも実施され、日本語で遊べるようになりました。
PSVR版は最新のアップデートを反映しているほか、PlayStation Moveモーションコントローラによる操作に対応。さらにPCVR版同様、通常版の「Standeard Edition」のほか、ゲーム内特典を複数同梱した「Tourist Edition」も用意されています。
当初は2020年第1四半期のリリース予定となっていましたが、新型コロナウィルスの影響があった模様で、多少遅れる形となりました。
Oculus Quest版は遅延？新DLC制作中の情報も
残るOculus Quest（Quest）版は2020年第3四半期リリース予定となっていますが、同様の影響は避けられない情勢とのこと。また、規模の大きなゲームのため、Questへの移植はPSVR以上の挑戦になるかもしれないと米メディアUploadVRは報じています。
さらにSkydance InteractiveがPSVR版発売後、Reddit上にて行ったセッションで、同社のデザイナーBen Fuhrmann氏は「チームは今、新しいコンテンツの制作に取り組んでいます」とコメント（ソース）。気になる詳細は開発段階のため、明かせないとのことですが、Fuhrmann氏いわく「とても楽しいゲームになる」とのことです。こちらの続報もQuest版の進捗とともに注目されます。
Oculus Rift版のレビューはこちら。
（参考）UploadVR
The Walking Dead: Saints & Sinners © 2018 Skydance Interactive, LLC in the United States of America and elsewhere; Skydance™ and the Skydance™ Logo are trademarks of Skydance Productions, LLC in the United States of America and elsewhere. All Rights Reserved., Skybound™ ©2018 Skybound LLC, The Walking Dead™ ©2018 Robert Kirkman, LLC
