9月15日から18日に開催されている「東京ゲームショウ2016」。毎年リアルなイケメンをブースで起用してきたボルテージが今年はついに「VR」!ということで体験してまいりました。合わせて行った突撃インタビューの様子も合わせてレポートします。
拘束されているところにドSな俺様がやってきて……!?
冒頭は殺風景な小部屋。ブースと同じ赤地のベロアの椅子にVRでも座っています。後ろから何やら固い靴音とチャリ、チャリという音が聞こえて振り向くと、ちょうどスーツのイケメンが入ってきました。
ゆっくりとこちらを観察しながら入ってきて、足を止めたと思ったら……しばらく動かない。
次はどうなるのか、とドキドキしていると急に耳元でささやいてきます。突然のことで半ばパニックになりながら近い近い、と思わず体をよけてしまいました。
部屋が動き始めたり、この後もキスされたり、とリアルだとできないシチュエーションが短い中につまっています。お楽しみな最後のシーンは「さすがボルテージだな」と思わせるものでした。
体験スペースは外に背を向けて座るため、にやけても大丈夫なつくりになっています。また、小さな鏡が中の左の壁についているので乱れた髪型などを確認しましょう。
椅子ドンVRを担当した執行役員の玉井氏に直撃!
体験後、ボルテージの執行役員で、VRを担当している玉井謙介氏に突撃インタビューを行い、女子向けのコンテンツ制作の裏話や今後の展開を伺いました。
――制作で大変だった、苦労した点はありますか?
- 玉井:
- サウンド周りですね。サウンド専門の人間がいなかったので、細かいささやきがささやきに聞こえないなど、表現や音量の大きさの調整する作業が課題となりました。
――エレベータの映り込みや鍵の音が真後ろでなっているのは、後ろを気になって振り返るように誘導されていて、VRをうまく使った演出だと感じました。
- 玉井:
- (その演出についていうと、このコンテンツを)1つのシチュエーションでやりたかったんです。後姿も正面もユーザーさんは見たいでしょうし、シチュエーションを凝縮してインとアウトを入れました。真後ろから入ってくることで、正面だけでなく後姿も見せています。
――今までのゲームショウではボルテージさんはリアル路線でしたが、今回VRを選んだのはなぜでしょうか?
- 玉井:
- 市場的にも(VR)元年ということでどこかで試したかったです。商品化するにはまだまだ先ですので、イベントでは、技術デモとしてコンテンツを出しやすいので今回出してみた、という理由になります。
――スマホ向けのVRをはじめ、Oculus RiftやHTC Viveでの今後の展開はお考えですか?
- 玉井:
- 具体的には決まっていませんが、やっていきたいです。例えば今回のやったデモをベースに。色々と模索していきたいなと考えています。
――お忙しい中ありがとうございました。