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話題 2018.09.06

文字通り「次元が違う」。 VRで作られた四次元の“超立方体”がすごい

VR空間上では、普通は実現不可能な行動をしたり、まるで魔法のような事象を引き起こしたり、といったことが可能です。例えば空間に穴を開けて別の空間に移動したり3Dスキャンした自分自身を呼び出してみたり絵画の中に入り込んでみたり。シンプルなものから複雑な技術を用いたものまで、いずれも体験者に驚きを与えてくれます。

また、VRで実現できるのはこうした「体験」だけではありません。現実世界ではとうてい再現不可能な特殊な物体を作り出すこともできます。

2018年8月末、Twitterでとある動画が話題となりました。該当するツイートに添付された動画に映し出された、入れ子状の2つの立方体。よくある三次元の物体のように見えますが、動画を再生すると、外側の立方体が内側に入り、内側の立方体が外側に押し出され……まるでだまし絵を見ているような、正直言ってよくわからない動きをしています。

この物体は、一体なんなのでしょうか?

謎の物体の正体は?

それもそのはず、なんとこの物体、四次元の超立方体なのです。名前は正八胞体(Tesseract/テセラクト)。正確に言えば、四次元の物体を三次元空間上で表現することは不可能なので、「四次元の超立方体を三次元に投影した状態」とでも言えばいいでしょうか。動画の中では非常に複雑な動きをしています。

この超立方体はphi16(Twitter:@phi16_)さんによって作成され、BOOTHにて480円で販売されています。用途としては主にソーシャルVRアプリ「VRchat」でキャラクターのアクセサリーとして使われることを想定しており、BOOTHページの「使い方」によれば「3次元回転をすると同時にW軸も適当に回転するので、回りやすい場所に仕込むと面白い動きになると思います」とのこと。テセラクトをオシャレに使って、周りの人と「次元が違う」レベルの差をつけるのも面白いかもしれません。

(参考)BOOTH


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