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VTuber 2019.05.11

“究極のラーメン”は完成するのか!? 八王子ラーメンVTuber「玉メンマ」が超会議で挑んだ大波乱の2日間

平成の終わり、4月27日・28日に幕張メッセで開催されたリアルイベント「ニコニコ超会議2019」の「VTuber Fes Japan 2019」ブースでは、ミライアカリさんや電脳少女シロさんなど多数のVTuberが出演し、大盛況のうちに幕を閉じました。

さて、超会議期間中ではVTuber Fes Japan以外にも、「超料理ステージ」にて配信を行っていたVTuberがいたのはご存知でしょうか?

彼女の名前は「玉メンマ」。八王子ラーメン系美少女VTuberと名乗る玉メンマさんは、「三度の飯より八王子ラーメンが大好き」といった、ピンポイントな特徴を持つVTuberです。Twitterでは八王子のラーメン店を紹介したり、八王子経済新聞に取り上げられるなど、ご当地VTuberとして精力的に活動しています。

そんな彼女に舞い込んできたニコニコ超会議の超料理ステージへの出演オファー。しかもその内容は「VTuberと31時間煮込んで作る究極のラーメンスープ」という前代未聞の企画でした。今回の記事では、ニコニコ超会議で行われた放送からピックアップし、その内容を紹介していきます。

究極のラーメンを作ろう!仕込み編

今回玉メンマさんが出演した「超料理ステージ」は、さまざまなジャンルの出演者が料理企画に挑戦し、でき上がったものを自分たちで食べるステージです。その目玉企画のひとつ「究極のラーメンを作ろう!」は、2日間の出演者が協力してかつてない究極のラーメンを作るといった内容で、メインステージで仕込んだスープが煮込まれる様子を、超会議の期間中定点放送で映していきます。(※安全を配慮して夜は火を止めているとのこと)

玉メンマさんは相棒&父親の煮玉子大将さんと共に出演し、超料理ステージの舞台裏としてコメントをしながら、定点放送でラーメンスープの様子を実況していきます。玉メンマチームスタッフとともに八王子よりやってきたふたりでしたが、当日の部屋はコンクリートで囲まれて寒かった模様。開始早々、この企画を「頭がおかしい」と訴えながらも、日清食品ブースのカレーを煮込む企画に対抗意識を燃やしながら、頑張っていくことをアピールしました。

超料理ステージがスタートし、エロ漫画家であるMCのピクピクン☆さんとアシスタントMCのサトウキビさんに紹介されるふたり。超料理ステージの番組紹介が行われたあと、4人による「究極のラーメンを作ろう!仕込み編」がスタート。下茹ではすでに終わっており、MCのふたりがメンマさんたちの指示で鍋に材料を投入していきます。

骨をトンカチで砕くなど、慣れないラーメン作りにアタフタしながらも、コメントに助けられながら仕込みを完成させていきます。このあとは玉メンマチームにバトンタッチし、定点放送のもとに鍋が届けられます。この時点で定点放送の視聴人数は10,000人を突破します。

究極のラーメンを作ろう!1日目

(バーチャル労基法による)休憩をはさみつつ、アク取りやメインステージへのコメント、ピクピクン☆さんから大将への「有精卵にするぞ☆」のネタ、ときおりバグった動きなどを繰り返しながら、順調に煮込まれていくラーメン。

一方メインステージでは、筋肉アイドルの才木玲佳さんが素手で麺をこねたり、メインステージ出演者の4人娘による木綿豆腐とはちみつとプロテインで作った杏仁豆腐など、インパクトがある展開が繰り広げられます。サバイバル配信者のカメ五郎さんがラーメンスープの鍋に鹿の骨ずいをワイルドに投入したことで一時騒然となりましたが、玉メンマチームスタッフの活躍により、なんとか事なきを得ます。

1日目の最後に味見を行うこととなった玉メンマチームのふたり。恐る恐る口にしましたが、玉メンマさんは「舌にビリつきが残る」、大将さんはせき込みながらも「骨を煮た味がする」というコメントをしました。もし2日目に玉メンマチームが誰も来なかったら“察してください”という言葉を残し、第1日目を締めました。本当に完成するのでしょうか……?

夜は鍋の様子を配信し続け、究極のラーメン作りは次の日へと移ります。

究極のラーメンを作ろう!2日目

2日目に再び出演した玉メンマさんと大将さん。定点放送の累計視聴人数が10万人を突破した一方、メインステージではニコニコ料理カテゴリにて人気のパンツマンさんによるメンマ作りが始まりますが、機材トラブルで画面が緑色になってしまうなど、2日目も波乱の予感。

定点放送では、正午を前にパンツマンさんによる緊急企画が始まります。それは、1日目にカメ五郎さんが下ごしらえしたイノシシ肉をパンツマンさんがチャーシューに調理するというもの。燃え盛るフライパンで調理される肉に、あわや大炎上かと恐れおののく玉メンマさんと大将さん。それでもパンツマンさんの手際の良い調理で、15分ほどの予定が10分で終わります。

完成したチャーシューの美味しそうな匂いのおかげで、穏やかに進んでいく2日目。しかしここで玉メンマさんたちは謀反を決行することを明かします。

それはメインステージが料理に気取られているすきに、これまで作ってきたラーメンに刻みタマネギを乗せて「八王子ラーメン」にするというもの。玉メンマチームスタッフによりたまねぎが刻まれ、メインステージで呼ばれるギリギリで間に合わせます。

その後も、メンマさんの余計な一言によりメインステージで作られた謎のシュークリーム(わさび入り)と辛すぎるカレーを食べる羽目になったり、なぜかAV男優のしみけんさんやメイドカフェのメイドも登場したりと、混迷を極める定点放送。それでもスープや煮玉子が完成し、定点放送は終了してメインステージへバトンタッチします。

究極のラーメンを作ろう!完成編

メインステージでは最後の企画「究極のラーメンを作ろう!完成編」がスタート。長い時間をかけ煮込んだスープは、こす前ながら豚骨の風味とコクができており、期待十分。麺作りはドタバタしながらも、出演者総出で作り上げます。

さらに定点放送で用意した煮玉子、イノシシのチャーシュー、刻みタマネギ、背脂に加わえ、パンツマンさんのメンマも追加され、これまでのドタバタがウソのように美味しそうな具材が次々と並びます。麺はほぼすいとん化しながらも何とか仕上げ、ついに究極のラーメンが完成します。

肝心の味ですが、出演者は「めちゃめちゃ美味しい」と大絶賛。麺はコシはなかったもののモチモチで、とろみが出て今までにないものとなっていたとのこと。チャーシューも弾力があり、しっかりとした味となっていました。玉メンマさんも「今まで食べたことのない油の味がして、すごいまろやか」と評価しました。

とんでもない企画が目白押し、かつ長丁場でくたくたになりながらも、波乱に満ちた超料理ステージは無事終了しました。玉メンマさんは、最初こそこの企画に「何を考えているんだろう」と思ったものの、視聴者や出演者のおかげで「ラーメンを完成させることができてとっても嬉しい」と喜びを伝え、超料理ステージは幕を閉じました。

超会議終了後もビックカメラ八王子とコラボするなど、新たな展開も見せる玉メンマさん。八王子の看板を背負い、これからもバーチャル界に風を巻き起こしてくれるかもしれません。玉メンマさんのYouTubeチャンネルはこちら

(参考)ニコニコ超会議2019 超料理ステージ 定点放送メインステージDAY1DAY2玉メンマ 公式Twitter


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