2021年7月16日、Valveはポータブルゲーム機「Steam Deck」を発表しました。携帯型ながら、2021年現在のAAA級ゲームが十分にプレイ可能なスペックを有しているのが特長です。では、このSteam DeckでVRゲームは動作するのでしょうか?
公式からは明言されず、Valveの開発者の回答は?
2021年7月現在、「Steam Deck」のVRゲーム対応について、Valveは情報公開を行っていません。他方、Valveの開発者であるPierre-Loup Griffais氏は、メディアIGNのインタビューに「我々は、それ(=VR)に対して、パフォーマンスを最適化していません」と回答。VRゲームを遊べるだけのスペックを保持していることは否定しなかった一方で、快適性に欠ける可能性があることを示唆しています。
米メディアVRScoutは、Griffais氏のコメントから「『Beat Saber(ビートセイバー)』や『SUPERHOT VR』といった比較的軽いVRゲームはプレイできる可能性があるものの、『Half-Life: Alyx』などのハイエンドな作品は難しいのではないか」と推測しています。
「Steam Deck」は、ストレージの容量(64GB、256GB、512GB)が異なる3つのモデルが発売予定、価格は399ドル(約44,000円)から。12月にアメリカと欧米向けに出荷が開始され、日本を含む、その他の地域へは2022年に出荷が始まる予定です。
Steam Deckのスペック
・CPU: Zen 2
・GPU: 8 RDNA 2 CUs
・RAM: 16 GB LPDDR5
・ストレージ: 64 GB, 256 GB, 512 GB
・操作システム: Gamepad and 6-Axis IMU gyrscopic
・ハプティック: HD Haptics
・解像度: 1280 x 800px (アスペクト比16:10)
・ディスプレイのサイズ: 対角7インチ
・リフレッシュレート: 60Hz
・接続: Bluetooth 5.0、デュアルバンドWi-Fiラジオ (2.4GHz and 5GHz)
・オーディオ: ステレオ
・マイク: デュアルマイクアレイ
・ヘッドフォン: 3.5mm ステレオヘッドフォン/ヘッドフォンジャック
・インプット: 45W USB Type-C PD3.0
・バッテリー: 40Whrバッテリー 2時間~8時間のゲームプレイが可能
・エクスパンション: UHS-I supports SD、 SDXC、 SDHC
(参考)VRScout
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