8月4日(木)Valveのポータブルゲーム機「Steam Deck」が、2022年末から日本を含むアジア圏で提供が開始されることが発表されました。販売は株式会社Komodoが担当し、すでに同社の公式サイトで予約受付が開始されています(価格は税込59,800円から)。
「Steam Deck」は、Valveが発表したゲーミングPC級のスペックを有するゲーム機です。Nintendo Switchを彷彿とさせる携帯ゲーム機のようなデザインながら、Steamアカウントでログインすることで、Steamにて配信されている様々なPC向けゲームを遊ぶことができます。
現在Komodo社が実施している「Steam Deck」の予約受付では、注文時に1,000円を先払いする必要があります。公式サイトによると「在庫が確保された際に、お客様に秩序ある公正な注文プロセスを提供するため」とのこと。予約料金は「Steam Deck」の購入代金から差し引かれ、仮に注文をキャンセルした場合、予約のために支払った料金は返金されます。
アジア圏での販売を担当するKomodo社は、VALVE INDEX(バルブ・インデックス)を国内で販売する株式会社Degicaのゲーム部門が独立した新会社。同社のCEO,
リッキー・ウーイ氏は、今回の発表について以下のようにコメントしています。
アジアのゲーマーにSteam Deckを提供できることを大変光栄に思っていますし、今週末の京都と来月の東京ゲームショウで「Steam Deck」、そして初の自社開発ゲームを紹介することを楽しみにしています。
#VRChat is running @OnDeck!#SteamDeck owners can try it right now, and we have improvements planned for future updates! pic.twitter.com/XRRzuXaEAc
— VRChat (@VRChat) March 2, 2022
「Steam Deck」は、Valveから「技術的にはPC用のVRヘッドセットを接続することは可能ですが、Steam DeckはPC VR体験用に最適化されていません」とアナウンスされているものの、VRゲームの起動自体は可能です。3月にはVRSNS「VRChat」が、公式Twitterで同作の動作を確認したことを報告しました。
なおKomodo社は、Steam向けのゲームの開発・パブリッシングも手掛けています。今週(8月第1週末)に開催されるBitSummit および、9月の東京ゲームショウで、「Steam Deck」での初の自社制作作品を公開する予定とのことです。
Komodo社の「Steam Deck」ページはこちら
https://steamdeck.komodo.jp/product/steam-deck/
(参考)プレスリリース