ライブ配信サービス「SHOWROOM」を運営するSHOWROOM株式会社は、一体型VRデバイス「Oculus Go」対応のVR用プレイヤーを現在開発中であることを明らかにしました。
5月15日、同社のCTOである佐々木康伸氏がTwitterで開発中の画像を公開しています。Mogura VR編集部は佐々木氏にVR用のプレイヤーで可能となる体験や、今後の展開などについて伺いました。
開発進捗中 pic.twitter.com/rYRSGXvvd9
— yasunobu (@YasunobuSasaki) 2018年5月15日
SHOWROOM社が開発中のVR用動画プレイヤーは、配信者の番組を実際に客席にいるような目線で視聴できます。佐々木氏は「ユーザーの体験価値の向上と、新しいユーザーや配信者の獲得に繋げたい」と話しました。ライブの良さを活かすため、番組を見ながらユーザー同士でコミュニケーションできるような仕組みも検討中とのことです。
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SHOWROOMは、これまでにVRデバイスを活用したライブ配信をなどVR関連の取り組みを行っています。最近では「東雲めぐ」や「輝夜月」、バーチャル配信者グループ「にじさんじ」の配信も行われるなど、SHOWROOMは盛り上がりを見せています。
VR対応のプレイヤーについては「構想は元々あったものの、ハードの普及の点でリリースが難しい」という判断をしていたそうです。しかし、バーチャルYouTuberの盛り上がりに加え、手軽に使える一体型VRデバイスOculus Goが登場。これをきっかけに、VR対応プレイヤーの開発に着手しました。
佐々木氏はMogura VRの取材に対し「(VR対応プレイヤーは)バーチャルYouTuberとの相性が非常に良いので、コラボレーションや新しい機能が増えていくと思います」とコメント。開発者やコアユーザー向けに、アルファ版を6月中に予定しているとのことです。SHOWROOMでの配信を、VR内で間近に見ることができる日も近そうです。
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