360度カメラで撮影したものをそのまますぐにVRで体験することが出来たら非常に便利です。それを可能にするアプリがGear VR向けに配信された『RICOH THETA S VR』です。
12月18日、製品版のGear VRが発売されると同時に配信を開始した日本製のアプリです。
このアプリを使用する際は、当然ですがRICOH THETA Sが必要となります。RICOH THETA Sは、4万円強で購入できる比較的手軽な360度カメラです。静止画の画質は、5376×2688と5K相当と高く、VRで見ていてもかなりくっきりと表示されます。
使い方は以下の通り。
1.RICOH THETA Sをどこかへ設置します。何かの中心になるような場所、開けている場所が良いですね。接地面が平面であれば立ちますが、ネジでの取り付けも可能なので、三脚を使うと便利です。
2.RICOH THETA Sとスマートフォン(Galaxy S6/S6 Edge)をWi-Fiで接続します。(画面はAndroid版RICOH THETA Sアプリ)
3.その状態でGear VRを装着し、『RICOH THETA S VR』アプリを起動します。アプリを起動すると非常にシンプルなメニュー画面です。
浮いている球体にはサンプルの360度静止画が収められており、目線を合わせると全天周で体験することができます。
4.真ん中にあるボタンに目線を合わせ、Gear VRの側面のタッチパッドをタップするとシャッターを切り、撮影が可能です。
5.そのまま転送され、撮影したばかりの写真を全天球で見ることができます。
数秒前の自分がいた空間を別視点で見る不思議な感覚です…
旅行先で使うもよし、家族が集まったときに使うもよし、VRでの体験を組み合わせることで360度撮影がさらに面白くなることは間違いありません。
こちらの記事でこれまで取り上げたようなシーンもぜひVRで体験してみたいものですね。今後ライブビューや動画への対応、過去に撮影したライブラリからの再生にも期待したいところです。
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また、RICOH THETA Sで撮影した360度動画もFacebook経由でGear VRで見ることができます。
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<ソフトウェア情報>
「TEHTA S VR」
【メーカー】XVI.Inc
【開発者】XVI.Inc
【対応ハードウェア】 Gear VR(RICOH THETA Sが必要)
【価格】 無料
【操作】タッチパッド
【リリース日】 2015年12月18日
【入手方法】Oculus Storeよりダウンロード
【言語】英語(英語が分からなくても使用には問題なし)
<Mogura VR的評価>
【オススメ度】★★★★★(RICOH THETA Sユーザー限定)
【快適さ】★★★★★
【操作性】★★★★★