Meta Questストアにて、VRカードゲーム「Project: JUDGE VISIONS」が無料リリースされました。ひとり用のVRカードゲームというあまり見られないジャンルですが、短編ながら見どころある作品となっています。
こちらのタイトルはバンダイナムコスタジオの若手社員育成の一環として開発された経緯があり、実際に遊んでみると、かなりの意欲作であることが分かりました。この記事ではそんな本作を紹介します。
ゲームを開始すると、特にオープニングや世界観などもなく、即ゲームがはじまります。プレイヤーの目の前には大型の敵がおり、腕には何やらカードゲームでよく見るアレが装着されています。早速もう片方の手でドローすると……。
手札が現れました。手札の中にはモンスター召喚カードもあります。どうやら魔力(コスト)を消費して、攻撃カードやモンスター召喚を行うようです。
早速モンスターを召喚!!かなり大柄で、一緒に戦ってくれる頼もしさを感じます。
もう一体召喚しました。こっちは可愛い。これで魔力を使い切ったので、ターン終了です。
次は敵の攻撃! 本作、召喚したモンスターではなくプレイヤーを最優先で狙ってくるタイプのゲームなので、敵の攻撃エフェクトがこちらに直接飛んできます。よくカードゲームアニメで攻撃される側って、こんなボコボコにされる気持ちになるんでしょうか……?
気を取り直して次のターン。一度召喚したモンスターはノーコストで攻撃可能ですので、魔力は手札に回せます。カードは攻撃やブロック(数値分のダメージ軽減)があるだけでなく、アーマーブレイク後にチャージショットを使うと魔力を回復するというようなコンボも狙えます。
とりあえず、難なく最初のデュエルは終了! 終了後には、新たなモンスターカードが引けます。全3戦用意されているようですが、次の相手はどうでしょうか。
2戦目。今度は中央の敵が味方全体にブロックを張ってサポートするという、連携を生かした編成です。
とは言え、狙う敵を考えてコンボすれば、けっして負ける相手ではありません。ただし残りHPは前の戦いから回復しないので、ブロックをしっかり考えて使う必要があります。
そして3戦目。これまでと比べてもHPが高い強敵です!
しかし今回はあらたな召喚モンスターもいます。強力なモンスターはコスト的に1ターンで2体同時に出せないので、ちゃんとペース配分しながら戦いましょう!
さて、3戦プレイし終えた感想ですが、実験作なため有料ゲームのようなボリューム感やストーリー性はないものの、しっかりカードゲームしているなという印象です。カードの種類や複雑なコンボが少ない分、初見のカードビギナーでも分かりやすく、ミニゲーム感覚でサクッと遊べます。
それでいてホビーアニメに入り込めたような空気感があり、相棒と一緒に戦っている感覚を味わえるのが醍醐味です。こちらを振り向いてくれるドラゴンには愛着も感じます。今回は3戦のみでしたが、これが本格的なデッキ構築ゲームになったらどうなるか、対戦ができたらどうなるか等、想像が膨らみますね。
Meta Questのストアでは無料でプレイできるので、気になったらダウンロードしてみてください。シューティングやホラー、リズム系が人気のVRゲームですが、こういったタイプのゲームも今後増えていくかもしれません。
「Project: JUDGE VISIONS」の配信先はこちら。
https://www.meta.com/ja-jp/experiences/26338845225706870/
©︎Bandai Namco Studios Inc.