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Pico 4 2024.11.07

PICO OSがアップデート PICOデバイス上でスマホを操作可能に PICO Motion Trackerで座ったり横になったりした時の姿勢追跡が改善

VR/MRヘッドセット「PICO」シリーズに搭載されているPICO OSの最新バージョン5.12.0がリリースされました。

今回のアップデートではマルチデバイス接続が進化し、スマートフォンの画面ミラーリング機能により、PICOデバイス上でAndroidとiOS搭載するスマホの画面をリアルタイムで映し出し、操作できるようになります。スマホとパソコンとも同時に連携できるため、スムーズにデバイスを大画面で同時接続できるようになります。

パノラマスクリーンのマルチウィンドウ機能がさらに最適化され、ウィンドウ内の文字がより鮮明に表示されるようになりました。また、コントロールバーを押しながらジョイスティックを操作し、画面の距離を調整できるようになります。

動画プレーヤーも新たに透過モードに対応し、動画視聴中のウィンドウを自由にサイズ変更や位置調整が行えるように。さらに、プレーヤーのコントロールバーや設定ページのデザインも一新。ブラウザもマルチウィンドウ機能を搭載し、複数のウィンドウを同時に開きながらスムーズに操作できるようになります。

アルバム機能が強化され、写真や動画を没入モードで閲覧する際、よりリアルな視覚効果を楽しめるようになり、コンテンツを切り替える際のアニメーションも改善。VST(仮想デスクトップ)も、極近距離での歪みが大幅に軽減され、明るい屋外での地面の揺れや画面のちらつきが抑えられるなど、視覚的な精度が向上しています。

インタラクション体験も大幅に向上。トラッキング精度が高まり、遅延が減少し、素早い操作に対する反応もさらに正確になります。特に「PICO Motion Tracker」は、座ったり横になった状態での姿勢追跡がより正確になり、長時間の使用でもスリープモードに入ることなく操作を続けることが可能になります。また、多くのユーザーから要望があった「VRChatでの寝落ち(V眠)」にも対応するとのこと。

ジェスチャー操作の追跡速度も向上し、指の動きやポインターの精度が大幅に強化され、誤操作の発生率が低減。さらに、Bluetoothアクセサリの対応が拡大し、ホームスペースではBluetoothキーボードやマウスが利用できるようになり、より幅広い操作性が提供されます。

今回のアップデートではMRエコシステムが拡充し、さらに多くの新しいMR対応コンテンツが提供開始になりました。

Synth Riders:音楽に合わせて体を動かすダンス&リズムアクションゲームです。
Racket Club:「PICO Motion Tracker」を装着することで、よりリアルなラケットゲームのMR体験が可能です。
Death Horizon: Reloaded:武器を手に取り、現実と仮想の間を行き来しながら、サバイバルアクションを楽しむことができます。
Toy Monsters:ハンドトラッキングとMRパススルーを駆使し、おもちゃのユニットで多彩な敵を防衛する、ミックスドリアリティ型のタワーディフェンス・テーブルトップゲームです。
Assembly Battle!:自分の車両を組み立て、MRモードでの白熱したバトルを楽しむことができます。

開発者向けのツールも大幅に強化。Sense Packの環境感知能力がさらに進化し、MR開発を強力にサポートします。また、新たに導入されたPICO Simulator Betaにより、物理デバイスを使わずに開発が可能となり、開発の柔軟性が向上しました。Unity Editorツールもアップデートされ、MR、インタラクション、体感トラッキング、AR Foundationなど、多様な開発者向けサンプルを活用して、開発プロジェクトの構成効率を高めています。

(参考)プレスリリース


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