2020年のトップVRゲーム・アプリは？ フェイスブックが発表

2020年12月12日、フェイスブックはOculusの公式ブログで、2020年に注目を集めたOculus Quest（オキュラス クエスト）向けゲーム・アプリのリストを公開しました。リストは「トップアクションゲーム」や「最も購入額が多かったアプリ」などが記載されており、項目別に該当するVRゲーム・アプリがピックアップされています。

2020年、最も課金額が多かったアプリ：「Beat Saber」

「Beat Saber」は両手に持った光る剣を駆使して、楽曲に合わせて迫り来るブロックを斬っていく爽快なプレイスタイルが特徴のVRリズムゲーム。全世界で200万本以上の売上を記録した大ヒット作です。11月には、韓国の男性ヒップホップグループ「BTS」をテーマにした楽曲パックが追加されました。

2020年のトップ・フリーアプリ：「Echo VR」

無重力環境下でAIや他プレイヤーとチームを組み対戦するマルチプレイヤー形式の作品。なお、Quest版の「Echo VR」には、Rift版では含まれていた「Echo Arena」が入っていないことに注意（2020年12月時点）。

トップアクションゲーム：「Onward」

リアルさを追求した、ハードコアな仕様が特徴のミリタリーFPS。銃弾の装填時はポーチからマガジン（弾倉）を取り出し、差し込み、ボルトをリリースしたのちコッキング……といった、現実の戦場さながらのゲームプレイが楽しめるタイトルです。クロスプラットフォームでのマルチプレイにも対応しています。

トップインタラクティブストーリー：「ダウン・ザ・ラビットホール」

「不思議の国のアリス」を題材にしたアドベンチャーゲーム。不思議の国へと迷い込んだ少女を手助けしながら、行方不明のペットを探し出すことが目的です。ジオラマを覗き込むようにしてパズルを解きつつ、ストーリーを追っていくタイトルになっています。

トップアーケードゲーム：「Blaston」

1960年代に放映されたテレビドラマ「ワイルド・ウエスト」の銃撃戦に着想を経て作られた、1対1形式のVR決闘ゲーム。移動方法は一切無しで、相手からの攻撃は上半身を使った回避・防御でしのぐ、というガチンコな試合が楽しめます。

トップホラーゲーム：「Five Nights at Freddy’s: Help Wanted」

「Five Nights at Freddy’s : Help Wanted」は、人気ホラーゲーム「Five Nights At Freddy’s」のVRスピンオフ。ピザ屋の夜間警備員になったプレイヤーは、機械人形の襲撃を潜り抜け、朝まで生き延びることを目指します。過去シリーズの名場面をVR化したクラシックモード、機械人形の整備に挑む戦慄の新モードが収録されています。

トップエンターテイメント：「Youtube VR」

お気に入りの YouTube チャンネルや動画をVRで楽しめるアプリ。通常の動画を大画面で見れるほか、360度動画を臨場感たっぷりに楽しめます。2020年12月、Quest向けのハンドトラッキング対応も導入されました。

トップクリエイティブツール：「Tilt Brush」

「Tilt Brush」は、さまざまなペンツールで空中に絵を描き、鑑賞することができるVRお絵描きアプリです。両手に持ったコントローラーがパレットや筆になり、さまざまな色やブラシを使って、VR空間上で自由に絵を描けます。

トップアドレナリンラッシュ：「The Climb」

「The Climb」は、2016年にOculus Rift向けにリリースされたロッククライミングゲームです。2017年7月には「Oculus Storeで最も売れたタイトル」にランクインしていたヒット作。壮大な大自然を舞台に、反り立つ岩壁をよじ登っていくスリリングな体験が楽しめます。

トップスポーツゲーム：「Eleven Table Tennis」

「Eleven Table Tennis VR」は、その名の通り卓球＝Table Tennisを楽しめるVRゲーム。シングルプレイヤーのほか、オンラインのマルチプレイヤー対戦も楽しめます。

ブロックバスター・フェイバリット：「Vader Immortal: Episode I」

人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズを題材にしたVRゲーム。全3部作構成で、灼熱の惑星「ムスタファー」を舞台にしています。タイトル通り、シスの暗黒卿ダース・ベイダーも登場。ストーリーモードのほか、ライトセーバーを使ったバトルに特化した「Lightsaber Dojo」モードが存在します。

最もウィッシュリストに登録されたゲーム：「The Walking Dead: Saints & Sinners」

人気ゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」を原作としたVRFPS。プレイヤーは生存者として、銃火器や近接武器でゾンビと戦い、日々を生き延びていきます。オープンワールドスタイルならではの広大なニューオリンズの街を散策できるのが特徴で、プレイヤーの取った選択によってストーリーが変化する要素も。

トップフィットネスアプリ：「FitXR」

「FitXR」は、奥から飛んでくる球体をジャブ、フック、アッパーでテンポよく殴っていくボクシング・エクササイズを題材にしたVRフィットネスゲームです。PC向けには「BoxVR」の名前でSteam、Oculus Store（Rift）、Viveportでリリースされています。

トップリズムゲーム：「ピストルウィップ/Pistol Whip」

「Pistol Whip」は、音楽に合わせて現れる敵を銃で撃破していくリズムゲーム。楽曲にノッてスタイリッシュに敵を撃ち、アクション映画の主人公になったような気分を味わえます。2020年12月に、大型アップデートが無料配信され、全5章のストーリーモードも実装されています。

トップロールプレイングゲーム：「神々の旅（JOURNEY OF THE GODS）」

「神々の旅（JOURNEY OF THE GODS）」は剣と盾、ボウガンで敵と戦ったり、謎を解きながら広大な世界を旅するVRアクションアドベンチャー。直接的な操作で各種武器を扱うスタイルでプレイでき、剣と盾を持った勇者になった気持ちで冒険できるのが魅力です。

トップマルチプレイヤーゲーム：「ポピュレーション：ワン」

「ポピュレーション: ワン」はVR版の「フォートナイト」といった趣きのバトルロイヤル系のFPS。プレイヤーは障害物用の壁を建造したり、建物の壁をよじ登ったりといった多彩なアクションを駆使し、最大18人が入り混じるチーム戦での勝利を目指します。

トップアドベンチャーゲーム：「The Room VR: A Dark Matter」

脱出ゲームでも有名な「The Room」シリーズの最新作。本作はVRに特化した作品で、舞台となるのは1908年のロンドン・英国考古学研究所。古代エジプト研究の関係者が失踪する謎の事件が発生し、プレイヤーは事件との繋がりがあるとされる研究所の深部を探索します。

トップコメディ体験：「Trover Saves the Universe」

海外アニメ「Rick and Morty」のクリエイターと共同制作された3Dアクションアドベンチャー。物語は宇宙の破壊を目論む狂人「Glorkon」に愛犬を誘拐されたところから始まります。プレイヤーは全身紫の奇妙な生き物「Trover」の両目（？）になって「Glorkon」打倒に向かいます。戦闘あり、パズルありの多彩なステージが本作の魅力のひとつです。

トップパズルゲーム：「テトリス エフェクト」

「テトリス エフェクト」は、「Rez Infinite」や「ルミネス」を手掛けたメンバーによる、「全く新しいテトリス」。2018年11月にPlayStation 4（PS4） / PlayStation VR（PSVR）版、2019年7月にはOculus Rift、HTC Viveのヘッドセット、並びに4K以上の解像度に対応したPC（Windows）版がEpic Gamesストアにてリリースされました。ゲームファン、並びに批評家からは“新たな一歩を刻んだゲーム”として絶大な支持を獲得。世界中の主要なメディア各社から60以上のノミネート及び賞を獲得しています。

最も没入的なビジュアルの作品：「UNTIL YOU FALL」

「Until You Fall」はアーケードゲームにインスパイアされた、VRハックアンドスラッシュのローグライトタイトル。プレイヤーは「ロカール王国」に迫り来る侵略者を撃退するため、騎士となって激しい戦いに身を投じます。プレイする度に地形が変化し、敗北すれば拠点へと強制送還されるなど、シビアかつ奥深いゲーム体験が特徴です。

（※本記事内の税込価格表示は、すべてOculus Storeでの販売価格です）

（参考）Oculus 公式ブログ