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Meta Quest 2019.02.12

Oculus Quest、コントローラーも審査通過 発売に向けてさらに前進

2019年春に発売が予定されている、新型一体型VRヘッドセットOculus Questの専用ハンドコントローラーが、アメリカの連邦通信委員会(FCC)の審査を通過しました。アメリカ国内で無線機器を内蔵したデバイスを販売するには、FCCの審査と承認が必要です。Oculus Quest本体は、2018年12月にすでにFCCの審査を通過しており、今回の承認は、Oculus Questの発売が更に近づいたことを示しています。

Oculus Questとは

Oculus Questは、Facebookが開発を進めている一体型VRヘッドセットです。同じFacebookの一体型VRヘッドセットのOculus Goと比較すると、6DoF(※)のトラッキング機能が実装されており、体を動かしたり手を動かすことができます。予定価格は64GBモデルが399ドル(約45,000円)です。日本での発売は未定ですが、日本語の公式サイトはすでに開設されており、国内でも発売される可能性は高いと推測されます。

(※6DoF:回転だけでなく、上下左右の動きに対応したトラッキング)

Questという名称は使用されず

FCCのウェブサイトに掲載された出願書類では「(Oculus)Quest」という名称は使用されていません。書類に掲載されたハンドコントローラーのイメージ画像は、以前からOculusの公式サイトなどで確認できる、Oculus Questの専用ハンドコントローラーの形状と一致します。

出願書類によると、専用ハンドコントローラーの名称は「Oculus Touch Controller」です。右手用のコントローラーは「XH01」左手用コントローラーは「XH02」というモデルナンバーで登録されています。

出願書類内のテストレポートから「Oculus Touch Controller」は、無線通信に2.4Ghz帯を使用することが確認できます。通信規格には、Bluetoothを使用すると推測されます。

まだ未公開の情報も

今回公開された出願書類には、180日間の一時的な機密指定が施されています。この機密指定は、Facebookからの要請によりFCCが行いました。2019年2月現在、説明書、(イメージではない)ハンドコントローラーの写真、テスト中の写真などが未公開となっています。

(参考)Road to VR

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