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Meta Quest 2019.05.31

Oculus Questで予定されている新機能3つが判明、リフレッシュレート変更や3DoFモードなど

VRヘッドセットOculus Questにおいて、追加が予定されている新機能が複数判明しました。これはOculusのCTOであるジョン・カーマック氏が自身のTwitterで明かしたものです。

カーマック氏によると、「3DoF(※)モード」「ハンドコントローラーの同時認識機能」「リフレッシュレートの変更機能(60hz化)」の3つが実装予定とのこと。これらの機能は、ソフトウェアアップデートによる導入を予定しています。

(※3DoF:デバイスの向き(回転)のみを認識するトラッキング。向きと位置情報の両方を認識するトラッキング=6DoF)

3DoFモード:Goと同じく「回転だけ」できるように

3DoFモードは、Oculus Questを、3DoFのみで動作させるモードです。ヘッドセットは回転のみをVRに反映し、現実での移動がVRで反映されなくなります。これは一部のユーザーから「照明を消した状態でQuestを使用したい」という要望や「夜間に寝転んだ状態で映画鑑賞などを行いたい」といった要望があったためです。

Questはヘッドセットに搭載された4つのカメラを使って空間を認識し、6DoFのトラッキングを実現しています。しかし部屋が暗い状態ではカメラが機能しないため、部屋を明るくするよう警告が出るようになっていました。3DoFモードはこれを解決し、暗い部屋でも、3DoFであれば使用できるようにするものです。

また、Questのハンドコントローラーは、(暗闇でも機能に支障がない)赤外線ライトで6DoFトラッキングを行っていますが、ヘッドセット側で3DoFモードを起動した際、コントローラーにどのような影響が出るのかは明らかとなっていません。

ハンドコントローラーの同時認識機能

2019年5月30日現在、Questではメインメニュー画面などで操作を行う際、一度に使用できるハンドコントローラーが、左右のどちらか1つに限定されるシステムとなっています。同時認識機能はこの制限を解消するアップデートです。カーマック氏によると、同時認識機能の実装によって、バーチャルキーボードを使用する際などに、“多大な効率化”が行われるとのこと。

リフレッシュレートの変更機能

Questのリフレッシュレートは、デフォルトでは72Hzに固定されています。しかしVR動画を含む多くの映像作品は30Hzか60Hzで撮影されており、Questのこの仕様はフレーム数の不一致による映像の画質低下などを招くケースがありました。

リフレッシュレートの変更機能は、この問題に対する解決策です。予定では72Hzをデフォルト設定としたまま、60Hzへの切り替え機能が実装されるとのことです。

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(参考)UploadVR


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