Oculusは太平洋時間9月26日（日本時間27日）から開催される開発者会議Oculus Connect 5（OC5）のVR向けライブストリーミングを行うことを発表しました。アプリ「Oculus Venues」で配信され、対象は基調講演やeスポーツ大会などの一部プログラムとされています。一体型VRヘッドセットOculus GoとモバイルVRヘッドセットGear VRユーザーは、アプリを使って大人数で視聴することが可能です。
基調講演やVRゲーム決勝戦など
Oculus ConnectはOculusが主催するVRに関する開発者会議で、毎年秋に開催されます。毎回新製品の発表など大きなニュースが発表されるこのイベントは、2018年で5回目の開催となります。
今回「Oculus Venues」で視聴できるのは下記のプログラムです（表記は日本時間）。
◆9月27日
・2:00～ 基調講演
・4:00～9:00 eスポーツ大会
・10:00～14:00 VRゲーム「Onward」eスポーツ大会決勝戦
◆9月28日
・2:00～ Oculus CTO、ジョン・カーマック氏基調講演
・4:00～8:00 VRゲーム「Echo Arena」eスポーツ大会決勝戦
過去最高の臨場感を期待
「Oculus Venues」は大人数の他のユーザーと同時に、同じVR空間に入り、ライブ中継を視聴できるアプリです。講演やゲームを視聴する他のユーザーと、会話をすることも可能です。
ライブ中継を手がけるSupersphereは、「このように臨場感のある環境に視聴者が身を置くのは初めてのことです。我々はフェイスブックやOculusと緊密に連携し、完璧に没入できる空間を作りました」と話しています。
この発言からは、今回のストリーミング中継がこれまでのOculus Connectの報道で最も先進的で、作り込まれたものであるとうかがえます。これまでもOculusはOculus ConnectのVR中継を行ってきましたが、大人数での視聴や基調講演以外の放送はありませんでした。
Oculus Riftユーザーは対象外
「Oculus Venues」が対応していないPC向けVRヘッドセットOculus Riftのユーザーは、この体験ができません。OculusはRift利用者に対して「Oculus Home」で他のユーザーと一緒に、VR中継ではない通常の中継を視聴することを勧めています。
Oculus Connect 5は日本時間の9月27日、28日の2日間、カリフォルニア州サンノゼで開催されます。
（参考）Road to VR
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