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話題 2021.08.18

講演中のCEOがいつの間にか3Dモデルに…!? NVIDIAの仕掛けが話題に

4月に行われた半導体大手NVIDIAのカンファレンス「GTC21」で、AIを活用した“ドッキリ”が行われていました。実は講演を行っていたCEO、Jensen Huang氏が一瞬、AI作成の3Dモデルに差し替えられていたのです。

“AIドッキリ”の事実は、先日NVIDIA公式ブログに投稿された記事から明らかになりました。発表によれば、下記の講演動画の1:02:41~1:02:55が、3Dモデルになっているとのこと。 Huang氏のモデル作成では、まず大量のDSLRカメラを使用して、同氏の顔と身体をスキャン。その後、AIがHuang氏特有のジェスチャーや動き方などを再現したとNVIDIAは説明しています。

この(AI)デモは、NVIDIAのディープラーニングとグラフィック研究チームが、他のエンジニアチームや社内のクリエイティブチームと協働するという、GTCの要点を示しています。

デジタルJensen(Huang氏)は、「Omniverse」に構築されたキッチン上に出現させました。視聴者を驚かせ、基調講演のどこまでが本物で、どの部分がレンダーされていたのか考えさせることが目的です。

ちなみに、ブログに掲載されていた「Omniverse」とは、NVIDIA開発の3Dシミュレーション&コラボレーションプラットフォームです。遠隔地にいるデザイナーやクリエイターがレンダリング等の作業をオンラインで共同編集できます。「GTC21」では、法人向けの「Omniverse Enterprise」も発表されました。

(参考)VRScout

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