「Apple Vision Pro」……じゃない！「CES 2024」で“そっくり”なデバイスが展示中と話題

現在開催中の「CES 2024」で、Apple Vision Proに“そっくり”なXRデバイスが注目を集めています。

画像のデバイスは、中国企業EmdoorVRが開発した「EM-AX162」と呼ばれる製品。搭載チップセットは「Qualcomm Snapdragon XR1」で、RAMは4GBと6GBのモデルを展開予定。ディスプレイ解像度は片目1,832×1,920です。

「EM-AX162」は、2023年8月に中国で行われた展示会Smart Vision Expoで初披露されたデバイス。「Apple Vision Pro」と見比べると、本体前面が非常に似通ったデザインになっていることが確認できます。一方で、後方のヘッドストラップは一般的なVRヘッドセットに近いデザインが採用されているようです。

（Apple Vision Proの本体画像）

EmdoorVRは以前から先行するVRヘッドセットに“インスパイア”された製品を展開していることで知られています。過去には、Oculus Goに似た「AX139」やPico 4に近いデザインを有する「A836」といったデバイスを展開してきました。

This isn’t what you think it is 🍎😳 #CES2024 pic.twitter.com/CdJ2bl6baX

— Cas and Chary XR (@CasandChary) January 10, 2024

ちなみに「Apple Vision Pro」は、Appleが2月2日にアメリカで販売予定の空間コンピューティングデバイスです。現実とバーチャルを融合したMR（Mixed Reality）の体験が可能です。片目4KのOLEDディスプレイ、多数のセンサーと2つのチップセットを内蔵したパワフルな処理能力、空間コンピューティングのUIUXデザインなどが特長です。価格は3,499ドル（約50万7,000円）と同種の一体型MRデバイスと比べてもプレミアムな位置づけとなります。