米国のプロアメリカンフットボールリーグNFL(ナショナルフットボールリーグ)は、写真共有アプリ「Snapchat(スナップチャット)」のARを有効活用しています。
ロゴをスキャンしてハイライトを視聴
2019-2020シーズンは、NFLシーズン100周年となる大きな年です。その100周年を記念し、2019年9月5日にはシカゴベアーズと、グリーンベイ・パッカーズの対戦でシーズン開幕のキックオフと同時にスナップチャットのAR機能を使ってキャンペーンが開催されました。
ARレンズを活用した新サービスは、シカゴに住むスナップチャットユーザーが、NFL100周年オリジナルロゴをスキャンすると、シカゴベアーズとグリーンベイ・パッカーズの過去シーズンのハイライト映像を視聴することができるというもの。
視聴者数毎週200万超えのストーリー配信
2018年、同リーグは継続中のスナップチャットを運営するSnapとの契約をさらに2年間延長することを発表しています。昨年開始した「Sunday Publisher Story」は、リアルタイムでフットボールの試合を配信するシリーズで、毎週200万人の視聴者がこのストーリーを再生したと関係者はコメントしています。
NFLのデジタルビジネス開発部門のバイスプレジデントであるBlake Stuchin氏は、スナップチャットの可能性について次のように語っています。
「スナップチャットには、エンゲージメントの深さがあります。例えば、第53回スーパーボウルが開催される1週間前に、期間限定プロモーションとしてスナップチャットで2チームのARフィルターを作成しました。このARフィルターは3億300万回以上視聴されています。」
Stuchin氏によれば、今後もARレンズを活用したサービスを拡大させ、スーパーボウルや他チームなどコンテンツを配信することを計画しているようです。
(参考)VRScout
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