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イベント情報 2022.08.17

見て、触れて、持ち帰る クリエイターの祝祭「NeosFesta4」がメタバース展示会の理想形である理由

8月31日(水)まで、ソーシャルVR「NeosVR」にて展示会イベントNeosFesta4が開催中です。有志運営による4回目の開催となる本イベントでは、様々なクリエイターの制作物が展示され、見るだけでなく実際に触れて楽しめます。

本記事では公式アンバサダーを務める筆者が、「NeosFesta4」の3つのポイントを紹介。「NeosVR」の自由度の高さと、クリエイターの創意工夫がフルに活かされた「メタバース展示会の理想形」とも言える本イベントの魅力をお伝えします。

ポイント①:出展ブースへ飛んで行ける!


「無限の空で、夢をカタチに」というキャッチコピーを掲げる「NeosFesta4」の舞台は、広大な空の世界。無数の浮島と、魔法のような力で空を駆ける飛行船が会場となります。

飛行船は会場の入口にあたり、出展ブースなどはありません。甲板にはスイッチがあります。押してみましょう。


すると、船が動き出し、出展ブースがある島へと到着! 「NeosFesta4」では、目的のブースへ自分の足で歩いて行くのでなく、飛行船に乗って飛んでいけます。特定のブースを指定した移動もできるので、広大な会場で道に迷う心配はありません。


出展はユーザーによるものが主ですが、VRアバターのU-Stella Inc. や、VRヘッドセット「VIVE」シリーズのHTC、高級キーボードのHHKBに、モバイルバッテリーでおなじみcheeroなど、企業による出展も一定数あります。また移動中には浮島などに企業広告が掲示されています。


アイテムなどの展示だけでなく、その場で体験できるアトラクションのようなものも出展されています。実際にさわって遊べるギミックが豊富なところは、モデリングもプログラミングもプラットフォーム内部でできる「NeosVR」ならでは。

広大な空の世界全体をイベント会場として、巨大な飛行船で飛び回る、VR展示イベントの中でも一味違った体験が味わえるのが、「NeosFesta4」の最初のポイントです。

ポイント②:ワールドがまるごと出展!

「NeosFesta4」に出展されているのは、露店型のブースだけではありません。大きな石造りの扉のようなブースもいくつか存在します。

触れると、なにやら古代遺跡のような模様が表面に浮かびます。導かれるように近づくと……

広大な水中カフェへ移動しました! 「NeosFesta4」では、「ユニバース」と呼ばれるワールド単位の出展も受け付けており、各展示ユニバースへ会場からシームレスに移動ができます。



ユニバースの出展は、スタイリッシュな店舗のような場所から、大型ロボットが鎮座するハンガーまで様々。中には、とても前衛的なアートが大々的に展示された空間もあります。


NPO法人バーチャルライツもこの方式で出展。紹介映像や2020年度の活動計算書などを見ることができます。

「空間そのものを出展する」というアプローチは、空間の制約が事実上存在しないVR空間ならでは。会場やブースのデザインや出展面積にとらわれず、クリエイターの自由な創造性をフルに活かした出展を見られるのが「NeosFesta4」の魅力です。

ポイント③:展示品は持ち帰りできる!?

そして、「NeosFesta4」最大の醍醐味は「出展アイテムの持ち帰りができる」ことでしょう。「NeosVR」には、ユーザーごとに「インベントリ」という概念が存在し、様々なアイテムをユーザーごとに自由に出し入れできます。「NeosFesta4」でも、出展アイテムの多くはその場で何個でも呼び出し、実際に触れるだけでなく、自分のインベントリへ保管できます。

この「NeosVR」の仕様を活かした、「その場で作ったものを持ち帰りできる」という出展もいくつか存在します。こちらの花屋さんのブースが好例なのでご紹介しましょう。


店内には、様々な花やブーケ、メッセージカードが置かれています。これらを自由に持ち出し、近くの台の上に組み合わせます。出来上がったら「Bake」と書かれたボタンを押してみます。

すると、花やブーケが全て合体し、「花束」という一つのアイテムが出来上がります! 自分の手でアレンジメントした、この世界に一つだけの花束も、自分のインベントリに保管可能です。

こちらは、額縁の中で立体的に見える写真を、その場で撮影できるギミックの展示ワールド。その場でアバターもポーズもエフェクトも自由に選択して撮影し、出力された写真をインベントリへ保管できます。

そして、会場の基点である飛行船には、観光地で見かけるような記念メダル打刻機が置いてあります。


アルファベットで名前を入力すると、日付付きで「NeosFesta4」の記念メダルが出てきます。無論、これも世界で一つだけのメダルです。


さらに、その場でメダルを台座に飾ったり、ケースに入れたり、キーチェーンにすることもできます。自宅ワールドに飾るオブジェにしたり、自分のアバターに身につけるアクセサリーにしたりと、思いのままです。

ちなみに、メダルは「NeosVR」の機能で複製できるので、全てのバリエーションを持ち帰ることもできます!

多くのVRイベントでは、会場ワールドは展示や体験ができるものの、展示品などを持ち帰れないことがほとんどです。イベントに参加した思い出などは、写真という形で残していくことが多いでしょう。

「NeosFesta4」は、優れたクリエイターたちの作品を自分でもその場で入手できるという、類を見ない特徴があります。様々な出展物をその場で試し、手軽に手に入れられる利便性だけでなく、「イベントに参加した思い出」を具体的な形として残すことができるのは、バーチャル展示イベントの理想形にして到達点と言えるでしょう。

見て、触れて、持ち帰り、そして「参加する」

以前、「NeosVR」上に作った自分のホームワールドに、「NeosFesta4」の戦利品を置いてみました。花束、立体写真、レーザービーム、イカした剣、そして記念メダル……旅先のお土産を広げたような心地です。形に残る思い出は、やはりいいものですね。

「NeosVR」は、数あるメタバースの中でも「つくる」ことにおいて右に出るものはいないほど、クリエイティブな機能が充実しています。そのため、「NeosVR」にはクリエイターや開発者が多く集まり、日夜驚くようなギミックやアイテムを作り出しています。そうした「NeosVR」に生きる人々の晴れ舞台となるのが「NeosFesta」です。

クリエイティブなあり方は、「NeosFesta4」の運営にも現れています。実は、「NeosFesta4」は会期中にも出展が受け付けられています。「NeosFesta4」を見て刺激を受けたクリエイターが、すぐに出展参加ができる体制となっているのです。

公式アンバサダーも非常に多くの人が就任しましたが、なんと会期中に二次募集が実施されました。あとから興味を持った人でもお祭りに参加できる点は、誰でも創造に参加できる「NeosVR」のあり方を示しているように思います。

つくったものに触れ、体験し、持ち帰り、そして自ら参加できる。多くの夢がカタチとなった無限の大空は、「メタバースの展示会」を最も具体的に創り上げています。

「NeosFesta4」に行ってみよう!

「NeosFesta4」は、8月31日(水)まで開催されます。会場は誰でも無料で入場可能で、5の倍数の日にはツアーも企画されています。


会場ワールドは、「ワールド」タブにて「NeosFesta4」または「NF4」と入力すれば一覧に表示されます。そのまま「セッション開始」をクリックすれば入場できます。すでに誰か入場済みのワールドがある場合は「参加」を押せば大丈夫です。

もし、自分や友人だけで会場を巡りたい場合は、右上の地球のようなマークをクリック後、「設定を変更してセッション開始」を選択し、「プライベート」や「フレンド」などを設定して「セッション開始」を押せばOKです。ここで設定したアクセス条件は、後から変更も可能です。

このほか、「NeosVR」のインストールや、会場の巡り方については、公式サイトにも整備されています。いまから行っても遅くありません。あらゆるクリエイティブの詰まったメタバース展示会をぜひ体験してみてください!

「NeosFesta4」公式サイトはこちら。
https://neos-festa.com/


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