VRの大きな利点の一つに、通常は行くことのできない場所の体験を当事者の視点で体験できることが挙げられます。その一例としては「宇宙へ行く」体験が挙げられます。
国際宇宙ステーションという人類でもごくわずかな人間しか体験することのできない場所を体験できるコンテンツが配信されています。
OculusはNASA、欧州宇宙機関、カナダ宇宙庁とコラボしたリアルシミュレーション『Mission:ISS』をリリースしました。国際宇宙ステーション(ISS)を体験できるこのVRシミュレーションは、現在OculusStoreにて無料公開されています。
本ソフトは、NASAの宇宙ステーションモデル、ジョンソン宇宙センターのVR研究所宇宙飛行士自身からのフィードバックを活用して、ISSをできる限り正確に再現するために作成されました。
『Mission:ISS』において、プレイヤーは到着する貨物カプセルのドッキング、宇宙遊泳などISSの基幹業務を体験します。また、ISSの18年の歴史について学び、宇宙飛行士の体験談を聞くことができます。
ISSでOculus Rifrtの体験も
今後、Oculusは、フランス宇宙局(CNES)との提携によりOculus RiftをISSに送る予定です。そして、ヨーロッパの宇宙飛行士、トーマス・ペスケ氏がOculus Riftと宇宙機関が開発したソフトウェアを使用して、無重力が人間の空間認識とバランス感覚に与える影響をテストするとのこと。
(参考)
Become an Astronaut as Mission:ISS Launches onto Oculus Rift(英語)
Become an Astronaut as Mission:ISS Launches onto Oculus Rift
※Mogura VR は、VRFocusとパートナーシップを結んでいます。